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ひとことの魔法。

日常生活のなかで、無意識のうちに顔がこわばっていることが、ある。

たぶん、今日の私が、そう。

久しぶりの遠方でのお仕事。

内容としても慣れているはずなのに、どうも緊張してしまう。

そんな様子で、仕事場に向かう途中、駅構内のスタバに入店。

オンライン上のスタバカードがうまく起動せず(たぶん私のデバイスの問題)バタバタしながらも財布を取り出して、お会計。

ふと、店員さんが話しかけてくれた。

『そのお財布、かわいいですね♫』

そんなふとした一言だけでも、なんだか緊張がほぐれた。

週末の早朝、まだ店舗も混雑していない。

すると彼女が続ける。

「今小さいお財布を探していて。でも、お札と小銭入れは別々に持ちたくなくて。しかも、お札もあまり折り曲げたくない。

お客様の、とっても素敵ですね!」

もぅ♡

別に自分のことを褒められたわけでもないのに、私、
『惚れてまうやろー』状態に。笑

何よりも嬉しかったのが、財布の細かいデザインにまで触れてくれたこと。

私のお気に入りの財布、外側が黒で内側が赤いのだ。

この色遣いとデザインに心惹かれて、1年前に夫からプレゼントしてもらったもの。

それを褒めてもらえると、やっぱり嬉しい。

見ていると、他のお客さんに対しても
「最近急に冷え込むようになりましたねー」
と言った話もしている。

コミュニケーションを楽しんでいる印象だった。

こういう場面に遭遇すると、自分のこれまでを振り返ることばかり。

私、楽しみ方が足りないかも。

うん、なんか、かたい。

なんでも楽しんだもん勝ち。

仕事だろうが、PTAだろうが、楽しんだもの勝ちなのだ。

うん。私も楽しもう!!

そんなことを感じた、週末の朝なのでした。

あ、これを書いたのは帰りの電車なのだけど。笑

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