どこまで出来る?「軽やかに楽しく」ゼロ・ウェイスト #私の3つのルール
ベア・ジョンソン著「ゼロ・ウェイスト・ホーム」を読み始めて最初に感じた印象は、
「ナンジャコリャーー!!厳しいっ!難しい!!」
著者ベアが本の中で推奨しているのが5Rと言われるもの。日本では3R(リデュース、リユース、リサイクル)が有名だけれど、それらに2つが追加されている。
①リフューズ(不必要なものは断る)
②リデュース(必要なものを減らす)
③リユース(買ったものは繰り返し使う)
④リサイクル(①②③ができないものはリサイクルする)
⑤ロット(残りはすべて堆肥化)
①から順に実践していくことが大切で、④と⑤は最終手段。
でもスタートの①から厳しい!
外から持ち込まれるゴミは全て断って行きましょうというスタンスは、レジ袋なんて当たり前。ストローだって、ノベルティ・景品だって断るし、ダイレクトメールも届かないように対処する。友人から持ち込まれる包装紙やプレゼントも断る。
この「断る」という行為にハードルを感じる。
前に近所のスーパーで買い物をした際、店員さんが商品一つ一つを小さなビニール袋に入れていく。
「いやいや・・・それやっちゃったらレジ袋有料化の意味ないじゃん!」
って思っても、「結構です!」って言えない自分。店員さんの好意を無下にできない。
結局、パックに入った肉もビニールに包装された野菜もお菓子も、ご丁寧に再度、ビニール袋に入れられた・・・あぁ!!なんで「NO!!」と言えなかったの私・・・
本によると、肉や調味料の量り売りの店でも包装を防げため、瓶や自家製の布袋を持参して、店員さんに商品を入れてもらう。
ビニール袋も断れないチキンな私が、「この容器に商品を入れてください!」って言えるのか?
いや。言わないと。
「ビニール袋は要りません。」
「この容器に入れてください。」
もっと言うと、
「我が家に遊びに来る際には、なるべくゴミの出ない食材を持ってきてください。」
「ノベルティは要りません。」
「名刺は要りません。」
言えるのか?出来るのか?
後半戦は、より難易度高くない?!
あぁ・・・量り売りのお店がもっと増えて、そこでは容器持参が当たり前になって、企業はノベルティも名刺も配らない社会に明日にでもなってくれたら良いのに・・・と空を仰ぐ私・・・
「いやいや。そんな未来は当分来ないぞ。私から少しずつ始めないと変わらないぞ。」
教育でも、森林問題でも、ゴミ問題でも、もっと社会がこうだったら良いのに。国が対策してくれたら良いのに。ってクダを巻くだけで、何もしないを止めたいんだ。出来ることからやって行くって決めるんだ。その中でも、ゴミ問題は、身近なことから始められるんだから、むしろラッキーなんだ。
心理的ハードルが高過ぎてストレスに感じるようなものは、活動に慣れてきたら実践していこう。
まずはお店で無駄なプラスチックゴミを受け取らない努力をして行こう。
読み進めながら、私のゼロ・ウェイスト3つのルールを決める。
①プラごみ減らす
海洋ゴミ問題は私にとって最重要課題だし、プラの製造、リサイクルで排出される温室効果ガスによる温暖化防止対策も重要。
②原理主義にならない
今の日本でゼロ・ウェイストにチャレンジするのは難しい。他者に否定的にならないように注意する。
③ゲームのように軽やかに楽しむ
難しめのゲームに家族でチャレンジしているんだと思って、工夫を楽しむ!!
我が家のような未就学児のいる家庭は、ゼロ・ウェイストに取り組むのが難しい。子どもはお菓子が大好きだし、プラで出来た騒々しいおもちゃにも目がない。親の主張ばかりを押し付けて我慢を強いるのも可哀想だ。
はっきり言って著者のようにゴミを限りなく0(ゼロ)にするのは無理(現状では)。
それは著者も100も承知で、各家族のベストを模索することが大切と繰り返している。
難易度が高いからって止めちゃダメだよね。
子どもには頑張っている親の背中を見せて、ゆくゆくは賛同して貰えるようにしたら良いよね。
幸運にも旦那さんは、ゼロ・ウェイストやる気満々!
「制限が多い分、ゲーム性が高くて面白い!」らしい・・・
本の通り、まずは台所周りから整理を始めよう!
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