みらい
昨日、友だちが亡くなった。
嘘なのかもしれない。
って、何回も思う。
今朝の時点で、彼女が亡くなったのを知ったのは、彼女の友達の中では、私しかいなかったので、連絡係のような役になった。
ありがとうね。私に役目をくれて。ありがとう。
メッセージが届くと返信をする。電話でも応える。LINEでも応える。今日は一日中、ずっとそれを繰り返していた。
そのたびに、ああ、これが嘘だったら、私、相当大掛かりな嘘つきだわって思った。
私、嘘つきになってもいいから、これ、嘘にならないかな。
明るく、よく笑う、太陽のような、その日だまりのような女性だった。笑顔も、怒った顔も、困った顔も、みんな素敵だった。
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