鶏肉のオレンジジュース煮~啓蟄
春は目覚めの季節ですが、いくら目覚めと言っても、唐辛子のような刺激はかえって疲れてしまうとのこと。優しい、でも、力のある香味野菜の力を借りて、冬眠から目覚めるごとく春を迎えましょう。
啓蟄の簡単な説明
二十四節気の一つで、冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃。啓蟄って「虫」という漢字が入っていてちょっとぞくぞくします(笑)
啓蟄のメニュー
鶏肉のオレンジジュース煮。名前も春らしいでしょう?
1 ソースを作る。フライパンにオリーブ油とニンニクを入れ、香りが出てきたら薄切りにしたタマネギを入れ、しんなりするまで炒める。次ににんじん、セロリの薄切り、ケッパー、ワインビネガー、オレンジジュース、レモン果汁を投入。
2 鶏肉を焼く。フライパンに油をしかずに鶏肉を皮を下にして焼く。焼けると勝手に剥がれるので、それからひっくり返す。その時に油を丁寧に拭き取る。この作業がとにかく鶏肉を美味しく焼くコツ。蓋をして蒸し焼きにし、中に火を通す。
3 2を食べやすい大きさに切り、1に投入。少し煮詰めたらできあがり。肉を盛り付け、その上に香味野菜を乗せ、ソースをかける。
4 何か緑のものを散らすとおしゃれ。完成!
何か緑のもの
家庭料理とお店の料理と、見た目で大きく違うのが、この「何か緑のもの」じゃないかと、私は思うんです(笑) 確かに微量で、味にも栄養価にも影響が少ないかもしれませんが、見た目は大きくランクアップしますよね?
トムヤムクンにパクチー
炊き込みご飯にすだち
海鮮丼にシソ
麻婆丼に小松菜
冷やし中華に枝豆
カブと厚切りベーコンの素焼きに大根の葉
お好み焼きに青のり(笑)
そして……
私が一番利用するのがこの子たち。スナップエンドウです。開くと、交互に豆が入っていて、とてもかわいい。これ、筋を切ってからゆでると手でさいて作れるのでとっても便利。
この子たちを
へたの付いていない方にまず包丁を差し込み、そこで包丁は固定。左手で持っているさやの方を持ち上げると綺麗に筋が取れます。
こんな感じ。まだ切り離しちゃいけませんよ。
そのままくるっと回転させて、今度は反対側。まずはへたを切り落とす直前で止めます。そしてさっきと同じように包丁は固定でさやの方を上に持ち上げると、へたごと両方の筋が取れるというわけ。
気持ちいい!(笑)
筋を取ったエンドウは、塩を少し入れたお湯でさっと湯がきます。もしくはレンチン。レンチンの場合は「野菜を煮る」設定よりかなり短めに。
ぴかぴかー☆☆☆
この子たち、上の方をつまむと二つにかぱっと裂くことができます。ゆっくり裂けば、豆は左右に分かれていきます。感動ですよ^^
新じゃがの炒めた物に添えたり
ちらし寿司に散らしたり。
スナップエンドウもぷっくら膨れる春。優しくて美味しいものをいただきませう。
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