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イケメン高身長に勝つ方法『イケメン・高身長とは「大きくて白い皿」である』

YUKAKU の黒田です。
前回までの講座⑷ではやっと具体的なアイテム紹介と提案をさせてもらいました。
細かな部分は追って講座で説明したいのですが、とりあえず、大まかな概要の部分は完了しました!
今はまだ教科書通りに着ていただいて、基本のスタイルに慣れていただければと思います。
ということで今回は少し肩の力を抜いて、休憩的なノリでお届けしたいと思います!
その内容はタイトル通りズバリ、「イケメン高身長とどう戦うか」、です。

イケメン高身長=大きくて白い皿

イケメンで高身長。
女性でも美人でスタイルが良い、なんていうのはファッションだけに留まらず、恋愛や社会的な場面でも"有利"であったり、羨望の対象となっている場合が多いですよね。
ではこのイケメン・美女や高身長・スタイルな人達とどう戦えばいいのか、黒田なりに解説していきたいと思います。

まずはいつも通り、料理でイケメン・高身長を例えます。
イケメン=白さ
高身長=大きな皿
イケメン高身長=大きくて白い皿
です。

よくわからないと思うので解説していきましょう。
まずいわゆるイケメンというのは、一般的に整っている顔のこと。
"端正な顔立ち"なんて言い回しがあるように、整っていると綺麗に見えるということです。
端正=行儀や姿などが整っていて立派なこと、乱れた所がなく見事なこと。

最近の流行りで言えば韓流のアイドルの方々なんて、ものすごく顔を整えていますよね。
でもどうでしょう、もちろんアイドルの方々にも個人差はあるのですが、特別興味のない人間から見れば、似通っていて見分けがつかないということが往々にしてあるんじゃないでしょうか。
そう、つまりは整えば整うほど、個性は薄くなっていってるんです。(あくまで顔のみの話ね)
これをお皿の色に例えると、”白”です。真っ白で、あらゆる料理を映えさせる、最高のキャンバスです。


大きな皿にはとにかく料理が置きやすい

次いで高身長とは、お皿で例えるとその大きさと言えます。こちらはイメージしやすいですね。
例えば同じハンバーグ。一般的なお皿のサイズと、ふた周りも大きく余白も広いお皿。
同じ量の料理を盛った時にも、その余白により窮屈な印象を与えず、その大きさから料理も盛りやすいといった特徴があります。(余白の美についてはまた別の機会に)
料理を服としてみると、様々な服を、それぞれの特性を存分に活かしながら無理なく配置することができるわけです。


小さな皿には同じ量の料理が置きづらく、美しく見えない

まとめると、大きくて白いお皿には、料理も盛り付けやすく、映えやすいということ。イケメン・高身長というのは、ファッションにおいて間違いなく最強に使いやすい下地だと言えます。

配られたカードで戦うしかない

ところがです。生まれながらにしてイケメン高身長の人なんて、一体どのくらいいるんでしょうか。幸運にも2つ揃った人なんて、1割、いやそれ以下でしょう。
タラタラと偉そうに講釈をしている私も、163〜4cmの人権がない(某ゲーマー発言)身長で、顔面も松本清張似のサルみが強い顔です。
もし私がお皿だったら、グレーで小さめの皿といったところでしょうか…。
真っ白でも小さな皿、大きくてもくすんだ色の皿、余計な柄がついていたり、皿が欠けていたり、必要以上に底が深かったり…皆様々です。
完璧に整った人なんてほとんどいないのです。
それではどうすればいいのか…

整形でもしない限り、早々に元の皿の色形なんて変えられませんよね。
つまりは配られたカードでなんとか勝つ方法を探すしかないのです。
生まれ持った色形と見つめ合い、その皿と料理が活きるような組み合わせを探し、極めることが大切です。

イケメン高身長=大きくて白い皿。
誰もが羨むスペックです。
なぜならお洒落になることが実にイージーだから。
それに近づくために最低限"皿を綺麗にしておきましょう"というのは講座⑵でもした話。
お皿の色も形も変えられない。それならせめて綺麗に保っておきましょうよ、と。

とまぁ清潔さは大切なことに変わりないのですが、世の価値観が変わってきている、そんな気配も感じます。
みなさんはお笑い芸人の"ぼる塾" を知っているでしょうか?
テレビで見かけることも多い3人組(育休1人)のグループなのですが、注目してほしいのは彼女たちの"お皿"の活かし方なのです。
ぼる塾の内二人は非常に恰幅が良く、まん丸としたフォルム。顔立ちも和やかですが、決してこれまで話してきたような"イケメン高身長"的なものはありません。
しかしどうでしょう、彼女たちのスタイリストが用意している衣装は、どれも彼女たちの個性を活かすものばかり。細く見せよう、背を高く見せようという配慮は感じられず、彼女たち自身の個性を増幅する、彼女たちの色形の良さを120%引き出しているのです。
ぼる塾だけではありません。おかずクラブや渡辺直美さんまで、"不利"だと思われてきた色形の個性を見事に昇華し、魅力的なキャラクターにしています。
抱かれたくない男として殿堂入りさえしていた出川さんでさえ、今やカワイイ、高好感度を持つタレントとして扱われています。


大きくて白い皿にはない個性を活かす



確かに"大きくて白い皿"は使いやすくて万能です。しかし色や形に個性があるなら、それを活かすことで"大きくて白い皿"にはない唯一無二の魅力を出すことが可能なのです。

知らぬ間に囚われている呪縛

"大きくて白い皿"信仰はとても強くて根強いものです。
SNSが浸透し、より多くの情報や目に晒されることになった昨今、大勢の方がその信仰によって傷ついたり、自分の価値を低く評価してしまっている事かと思います。
特に、マスの層に近づけば近づくほど強くなっていると感じますが、ファッションの最先端である海外のコレクションですら、恰幅の良いモデルや背の小さなモデルはほとんど見かけません。

しかしファッションを楽しむ人たちの中には、その"大きくて白い皿"の呪縛を受けていない、解放されたような人たちが散見されるのも確かです。
日本人全員が個性的な格好を目指すべき!とは思いませんが、少なくともこのノートによって、"大きくて白い皿"の呪縛から解き放つことができればなと日々考えています。

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