提出物を期限ギリギリに出す

 1月30日(火)17時にやっと修士論文を必要な体裁を整えて出せた。期限は31日の21時までだったのでギリギリでした。
 この1年間、何をするにしても、この修士論文のことばかり頭の中にありました。やっと解放されたと晴れ晴れすると思っていましたが、案外そうでもありません。これで良かったのか、後半は量も多いので読み返しをしていません。一抹の不安がよぎります。しかし、身体は正直でその晩はよく眠れました。ここのところずっと睡眠不足であったのでスッキリしました。

 4月からの1年を振り返ってみると、色々な段階があって書き上げました。
 4月から6月はリサーチクエッションが明確に打ち出せなくて、迷いながら、でも、恐らくここはブレないだろうというところを見つけて、執筆を始めました。しかし、書いては手が止まってを繰り返し、なかなか前に進みませんでした。とりあえず、書けそうなところから書きなさいという先生の教えのもと、なんとか1500字ほどの一つの項を2週間で書きました。その後も、2週間ほどで1500字のペースで、二つの項を書き上げました。

 この時から、自分の文章作成にかかる時間と書いた分量に割が合わないと感じ始めていました。
 そうなると、なかなか論文執筆に向き合うことができなくなってしまい、ついに一文字も書くことをせず夏休みを終えてしまいました。
 夏休み中はイベントも多くて楽しみましたが、楽しんでる最中に、ふと脳裏に論文のことが浮かび、現実に帰ると言いますか、悲壮感が押し寄せてくる感覚がありました。

 しかし、今思い返せばこうしたら良かったという反省があります。
 「5分だけでもいいから手をつける」
 このメンタリティでいたら、沢山の量を書けなかったとしても、「今日の目標の5分は向き合ったから上々!」と思えたからです。

 書き終えて思うことは、
「私自身の文章生産力は、追い詰められたとしても、一日に500字程度しかない」
という現実を受け止めて、高望みをしてはいけないということでした。

 実際、9月末から慌てて書き始めましたが、1日の内で、書く時間を5.6時間取っても、多くて500字程度でした。1文字も増えない日もありました。
 1月からは仕事が終わって、帰宅してからの執筆でしたが、5分だけでもいいからの精神で、翌朝4時頃までPCの前で、悪戦苦闘していました。

 私は出来の良い生徒ではなかったし、計画性のある生徒でもない、深い考察力などもってのほかの平々凡々の生徒です。そんな私が40000字以上の文字数を要求された修士論文を書き上げることができたのは、家族の応援と励ましがあったことと、5分だけでもの精神を毎日繰り返せたからだと思います。

改めて、この内容に深い考察もないし、書き上げるのに3日かかった。


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