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【オススメ観戦】今週末はジャパラ水泳!

パラスポーツ大好き女子のまえゆかです。

思いがけずフォロワーさんが増えてびっくりしておりますが、せっかくパラスポーツに関心を持ってくださった方がたくさんいらっしゃるので、まえゆか的オススメ大会をご紹介させていただきます☆

今週末(9/21~23)はジャパンパラ水泳

横浜国際プールで開催されるジャパンパラ水泳競技大会

先週末まで開催されていたパラ水泳の世界水泳に出場していた日本代表選手はもちろんのこと、日本のトップ選手が集結するだけでなく、海外からの強豪選手も出場するんですー!

観戦難易度はちょい高め

個人的にパラ水泳は観戦の難易度が高めです。

水泳の経験者にとっては問題ないと思うのですが、パラスポーツ全般に興味をもって水泳を観る場合、”同じレース”が何度もあるように見えると思います。

というのも、パラ水泳はS1~14と障がいの程度別に14個のクラスに分かれています。
つまり、100m自由形のレースが14個あるということ。

健常者の試合だとあっても男子と女子だけですが、パラ水泳の場合は男子と女子と合わせてさらにクラスが14個に分かれるので、つまりは28個のレースがあるということ!!

とはいえ、国内に同じクラスの選手がたくさんいるわけではなく、クラスによっては2,3人しかいないケースもあったりします。
そのため、例えば、S6~S9とかがまとめて一斉にレースがスタートすることもあるんです。

だからレースを見て「3レーンは2番」と思っても、1着でゴールした人と2着でゴールした人のクラスが違う場合、両方1位になるんです。(レースは異なるものだから)

ざっくりのクラス説明

S1~S14と言われてもなんだかわからん!と思うと思うので、ざっくり説明します。

水泳のクラス分けには3パターンあります。

S → 自由形・背泳ぎ・バタフライ
SB → 平泳ぎ
SM → メドレー

一人の選手が全部の種目に出場する場合、その障がいの程度によって泳法にどれくらい影響があるかで細かくクラス分けがされます。

通常クラスは【S1】とか【SB3】とか【SM11】という形で必ず数字とセットなります。

この右側の数字が障がいの程度を表します。
数字が小さいほど障がいが重いです。これはパラスポーツ全般的に共通事項。

数字を見るとざっくりとした障がいがわかります。

S1~S10  ⇒ 肢体不自由
S11~S13⇒ 視覚障害
S14     ⇒ 知的障害
S15     ⇒ 聴覚障害※パラリンピック対象ではない
S20     ⇒ S10,S13に満たない軽い障がい※パラリンピック対象ではない

とはいえ、水泳は陸上よりもクラス分けがわかりにくい。
陸上は、上肢切断や下腿切断、脳性麻痺、低身長など、障がいの部位でクラスが明確に分かれています。

しかし水泳の肢体不自由のクラスは、泳法にどの程度影響があるかでクラスがわかれるため、例えば低身長の選手と、片麻痺の選手と両手に障害のある(両脚は健足)選手が同じクラスだったりする。

まあ、この辺りは「次に泳ぐのは視覚障害なんだな」、と思って観てもらえたらよいかなと思います。

勝手に注目選手&レース

今回は海外の選手もいるので、面白いレース展開も期待できますが、一人でもよいので目当ての選手を見つけておくとレースは面白く観戦できます。

①S9クラス

今回海外勢から参加するS9クラスのスペイン2選手

Nuria Marques Soto リオパラリンピック金メダリスト
Sarai Gascon Moreno リオパラリンピック銀メダリスト

出場予定種目に書かれていませんが、先週開催されていた世界パラ水泳で200m個人メドレーでNuria選手が金、Sarai選手が銀メダルのワンツーフィニッシュ。

このクラスは日本でも人気の高い一ノ瀬メイ選手の出場クラスでもあるので可愛い&世界トップの力を観るチャンスです!

ちなみに一ノ瀬メイちゃんは本当にとってもかわいい♡
Instagramのフォローをオススメします!

男性のS9クラスにもイケメン王子、山田拓朗選手が・・・♡
DoCoMo所属の塩顔系イケメンです。

②男子100mバタフライ S11クラス

先日の世界パラ水泳で日本人選手がワンツーフィニッシュした男子100mバタフライS11クラス
日本の木村敬一選手、富田宇宙選手は要チェックです!!
試合は9月23日の9:00~予選、15:00~決勝です。

ちなみに私は23日の15時~の決勝を観戦する予定(^-^)

S11クラスは視覚障害の中でも全盲クラス。
全盲と言っても見え方に差があるのですが、ブラックゴーグルという真っ黒に塗られたゴーグルをつけて何も見えない状態で泳ぎます。

そのため、壁やターンのタイミングを知らせるタッパーと呼ばれるコーチが付きます。

このタッパーとの相性がS11の要でして!!
タイミングがずれると選手が壁にぶつかっちゃったり、ターンのタイミングがずれちゃったりするので、見ているこっちもハラハラ…

タッパーとの息の合わせ方にぜひ注目していただきつつ、木村&富田のライバル対決もぜひご注目を。

③辻内彩野ちゃん S13クラス

他にもS13クラスの世界パラ水泳で銅メダルを獲得した辻内彩野ちゃんも注目!!
Instagram&Twitterフォローおすすめします。プーさん好きな子♡

超個人的な話ですが、私の通っているジムのトレーナーが彼女の大学の同級生らしく。笑
勝手に親近感を抱いて勝手に応援しています。笑

④S14クラス

知的障がいのクラスのS14。パラスポーツの中でも知的障がいの選手はなかなか注目が集まらない…
というのも、見た目でパラスポーツであることがわかりにくいこと(広告に使われにくい)、選手本人が自分の言葉で伝えるのがあまり得意ではないこと(インタビューの仕方にももうちょっと工夫が必要だと思う)などがあって。

なかなかメディアで注目されないのですが、日本男子勢はメキメキと実力を伸ばしておりまして!!

先日の世界パラ水泳が国際大家デビューでいきなり金メダルを獲得した山口尚秀選手や200m個人メドレーで金メダルを獲得した東海林大(とうかいりんだい)選手。
他にもリオパラリンピックで銅メダルを獲得した津川拓也選手、中島啓智(けいち)選手、ロンドンパラリンピックで金メダルを獲得した田中康大選手などなど、国内での競争が苛烈しているのがS14クラスなんです!

海外からは男女それぞれS14クラスのトップ選手が来日しますので、ぜひこの知的障がいのクラスのレースにも注目してください☆


マニアックな見どころポイントはスタート

最後に超マニアックな見どころポイントなのですが、パラ水泳の面白さの一つがスタートです。

通常、水泳は飛び込み台の上に構えてスタートの合図とともに飛び込むと思うのですが、パラ水泳は選手に障害があるため入水方法が選手によって異なります。

下肢に障害のある選手などは入水した状態でスタートします。
背泳ぎのスタートはみんな入水した状態でスターティンググリップを握りますが、握力がない選手や腕を切断している選手などは補助具を使ったり。
選手によってはコーチが体を押さえてたりもします!

ダイバーシティなところを目の当たりにできるのがスタートなので、ぜひチェックしてみてください(^-^)

詳細はパラ水泳のかんたんガイドのP6~書いてあります♪


サクッと書こうと思ったけど、書きだすと気合が入ってしまった。。笑
途中で息切れしないように不定期更新していきます。

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