私は小さなタスクをコツコツ派。
ふと自分の特性というものに気付いた。
大きなタスクをドーン派、ではなく、小さなタスクをコツコツ派であると。
イタリアへの8日間から戻って、いつの間にか平常運転。
涙ながらに分かれた友人に、帰ってからも毎日連絡するね!なんて言いながらぽつぽつとしか連絡していない。
日常の中に「イタリア」を残すのはなかなか難しい。
平常運転に戻ったとはいえ、私は今、業務制限がかかっている。
平日9時~17時、残業と土日出勤は原則なし、という内容。
とはいえ、たまに1,2時間の残業はするけどね。
でも、以前よりは確実に任される仕事量は減った。
2月にイタリア行きを決め、準備期間が5か月あったことと、うつ病になって任される仕事の量が減ったことで比較的スムーズに休みに入れたと思う。
「イタリアでは絶対にメール見ません」
と強気に言って出たこともあり、職場から連絡も特になく、のびのびと旅行を満喫できた。
帰国した翌日から仕事に戻り、体力的にちょっとしんどい面もあったけれど、ある意味ゼロからのスタートになった。
8日間空けての再スタートなので、任される仕事は新規のものが多い。
上司と面談し、任せたい仕事として挙げられたものを受けて、正直私はちょっとウッとなったのだ。
・新規事業Aの専門家との契約書の作成
・新規事業Aの運用マニュアル作成
・新規事業Bのコンセプト説明資料作成
・新規事業Bの予算書作成(約2億円くらいの規模感)
・新規事業B実施にあたっての利用者向けのアンケート作成
前なら楽勝!と思っていたと思うのだけど、約6日間で終わるのか、それぞのタスクが割と大きめで、頭のCPUが限られているからか、抱えきれるのか…と不安になった。
コルクラボの合宿の総務もしているのだけど、ちょっとずつ参加者リストを作って、予算書もちょこちょこ修正して…というのは楽勝なのだけど、長いスパンの物事を考えたり、見通しがもてないものはあんまり得意じゃない。
というか、把握しにくくて不安になるのだ。
合宿のコンテンツがなかなか決まらなくて、決まらないから予算も決まらなくて、全体像がずっとボヤッとしていると、小さな一歩一歩も歩みが定まらず、いつも転ぶ不安を抱えることになる。
ドーンと構えて「大丈夫」、と思えないタイプで、勝手に負のスパイラルにハマってしまう。
コツコツやるための情報がないと、不安になってしまうのだ、ということにも今回気づいた。
今回の仕事のタスクは、どーんと託されたからこそ、抱えきれない気持ちになって、急に不安になってしまった。
やる前から、よく高さはわからないけれど、なんとなく高い山の存在が不安になる、という感じかなぁ。
不安で全力を尽くせなくなる。
ちなみに、ジムに通っているんだけど、軽い重量で30回よりも重い重量で10回の方が頑張れるタイプ。
もちろん効果は違うと思うけど、30回といわれると未知すぎてパワーが全然でなくなるのだ…
今回の仕事も同じなのかもしれないと思った。
私の目の前に、高く高く山がそびえてしまって、急に見通しが立たなくなって不安がMAXに。
不安だと職場で言えたらいいのかもしれないけれど、そこが言えない厄介なタイプで、自分で何とかしようと思った結果、徹底的にタスクを細かくする、という方法を編み出した。
ストレングスファインダーで【達成欲】がトップ5の私はTO DOリストをこなすのが大好き。
「新規事業Aの専門家との契約書の作成」は、こんな感じに細分化した。
・契約書のひな形になるものを探す
・契約書の下書きをする
・わからない用語を調べる
・上司に契約書下書き内容を確認してもらう
・契約先の専門家に確認を取る
・指摘された事項を修正する
・上司に再度確認してもらう
・契約先の専門家に再確認する ※ここまで終わった
・契約書を決裁に回す
一つ一つのタスクを小さくして、手に取れる範囲にすることが私にとってはすごく大事で、小さな一歩を積み重ねて、「私は今日、前進した」と思えることと「ゴールまであと何歩」がわかることが、自分の不安を減らすということに気付いた。
思い返せば、診断された5月はもっともっと業務が忙しくって、TO DOリストがうまく書けなかったのだ。
書いても書いても真っ黒で、毎日「終わらない・・」と思って過ごしていたから、こなしてもこなしても安心はできなかったし、進んでいても【遅れている】ような気がしたし、ゴールが3年後…と思って無理だと思ってしまった。
あと3年も頑張れない。
それが受診したきっかけだったかもしれない。
私にとって、【30回】というのはちょっと長い距離の気がして頑張れないのだけれど、10回を3回、ならできる。
同じことのようだけど、ちょっと自分の気持ちは変わった。
ちなみに、不安だったタスクのうち残っているのは1つだけ。
私、今日も頑張った!そして、あとちょっと!!
人によって、頑張れるタイプは違うと思うのだけど、自分のタイプに気付けたら、ちょっと負担は減るのかもしれない。
うつ病になった、ということは何かが合っていなかったということだと、最近思う。
自分がダメだったと思ってもただ落ち込むだけだから、「合わなかっただけだ」と思って合わないやり方を変えていく。
変えきれないなら職場を変える、ただそれだけのことなんだと思うようになった。
今は職場を変えることはあんまり考えていないけど、いずれ訪れることだし(期限付きの仕事なので)、その時のためにも自分の「働きやすい方法」というのをもっと見つけられたなと思う。
みんなはドーン派?コツコツ派?
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