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パリパラリンピック観戦記~おにぎり隊編

こんにちは、まえゆかです。

毎日5分、継続中。
久々のパラリンピックnote更新します。

パリパラリンピック観戦記を書いてました。

感動の決勝戦編を終えましたが、雑談的なお話を。

おにぎり隊を編成

車いすラグビーの日本代表のInstagramをご覧になっている方は、ストーリーズでたびたびおにぎりが登場したのを目にしたことでしょう。

新婚旅行に出発する数日前、理事長から「おむすび」というタイトルだけで1件の記事が送られてきた。

その記事自体は既に公開終了になっていたのだけれど、関連する記事はこちら。

私が受け取った記事は、フェンシング日本代表の金メダルの裏に、おにぎりの差し入れがあったという記事の物。

おむすび権兵衛のパリ支店の方が、フェンシングの代表チームの方とお知り合いで個人的にお渡ししていたものというエピソードだった。

ラグビーの日本代表にもあったらいいんじゃない?

鶴の一声で、手配に動き出した。

この時は月曜日。私はその週の日曜日から新婚旅行に旅立つ。

時間はあまりなかった。

とりあえずつながりはないので、おむすび権兵衛さんのHPでお問い合わせ。

金メダルにかける熱い想いを延々と書いたのに、フォーム上だと400文字しか書き込めないからエラーになりw
今回は、寄付してくれって話ではなくて、普通のお取引ではあるのだけれど、急な依頼でもあるので何としてでもYESの回答をもらいたくって!
400文字のフォームに入る最大限の熱量を詰め込みました。

返答を待っている間に事務局や代表マネージャーなどにもヒアリング。
そもそもパラリンピックの裏側がどうなってるのか知らないので、どこで渡せるのかとか、そもそもニーズがあるとかを確認。

ちょっと事務局側で調整していただく部分も発生しましたが、総じてみなさんとっても喜んでくれました!

マネージャーに聞いてみると、Oisixからもお米を大量に送っていたけれど、炊飯器を持ち込んで、毎日スタッフが10合のおにぎりを握る予定だったらしい。
毎日10合って・・・3日目くらいには腱鞘炎になっちゃいそうですよね;;

手配できたら喜ばれそうだとわかったので、とにかく無事にお届けできるよう急ピッチで準備を進めました。

パリと日本とイギリスで

パリ法人の方からご連絡をいただき、おにぎりの手配はできそうということに。
ただ、フェンシングの時は社員の方が個人で対応されていた部分が多いようで、同じような形は難しそう…
特に、会場周りはセキュリティが厳しく、お店から配達してもらうのはできず・・・

今回は、
1)前日までにメニューを確定して発注
2)指定の時間に連盟関係者がお店へピックアップしに行く&現地精算
3)会場でチームに引き渡す
こんな流れで実施することに。

とはいえ、私はパリ入りが8月31日。
しかも、その日の車いすラグビーの観戦はできないので、私以外の誰かが運搬をしないといけない…

ドーピングの懸念もあるので、運搬も誰でもOKというわけにもいかず、信頼できる運搬してくれる人を急ピッチで探しました。

幸いにも、連盟から私費で観戦に来ている方は複数いらっしゃり、その中でも個人的に(一方的に)信頼を置いているTOのお二人にご協力をお願いすると快諾してくださいました。

このお二人がいなかったら、おにぎり隊は実現していません。
当日まで、いろいろと決まってない部分も多くって、臨機応変に動いてくださったこのお二方こそ、真のおにぎり隊の戦士。
感謝してもしきれません。。

最終日だけおにぎり隊

私は最終日のみ、おにぎり飛行隊を仰せつかりました。

予選初日~準決勝までのおにぎり隊をしてくださったTOのお二人から、運搬用の大きいショップバックを3つ預かり、試合の3時間前くらいにおむすび権兵衛のパリ・ロワイヤル店へ。

試合前の補食としてのおむすびと、試合後のリカバリーとしてのおむすびのお弁当として、おむすび30点とお弁当22点。

結構な量なので、夫にも手伝ってもらいました。

両肩でおにぎりを運ぶ夫

なかなかヘビーな重さ…
しかも、会場まで直通で行ける駅まで徒歩15分ほど。。
会場近くの駅からも結構な距離を歩きました。。

これを4日間もお二人にお手伝いいただいたと思うと本当に頭が上がりません💦💦

大汗かきながらの運搬になりましたが、日々、Instagramで選手のおにぎりをほおばる姿を見ていたので、最終日の今日も無事に届けねば!と思いながら会場に向かいました。

喜んでもらえることに関われるのってシンプルに嬉しかったですね。
しかも、決勝戦の前ですし。

想いも乗せて

決勝戦前で、熱い思いもたぎっていたので、チームスタッフの到着時間までの時間で箱にメッセージを書き書き。

お弁当に書いたメッセージ

試合会場では、自分用に買ったおむすび食べて、一緒に願掛け。

具がたっぷりのおにぎり

これがまた・・・びっくりするくらいに美味しかった!!

円安だったので、日本円では1個600円くらいの高級おむすびだということはおいといて、手のひら一杯の大きなおむすびとたっぷりの具材のおにぎりに一瞬で心を奪われました。

ここは・・・日本??

一つ一つの米粒がプリっとつややかで薫り高く、日本で買うおにぎりよりもおいしいのでは?!とびっくりしちゃうくらいのおいしさ。
海苔の香りも日本を懐かしく思い出しちゃう。

いや~~パリで食べたもので一番おいしかったかもしれない。

大げさかもしれないけれど、めちゃめちゃ美味しいおむすびでした。
私たちの懐事情だとそんなに高いフレンチにも行けず、5日間を通して一番おいしいご飯だった気がします。

パリでわざわざおむすび権兵衛に行く日本人は少ないかもしれませんが、パリの方々で連日大行列なのも納得のおいしさ。

このおいしさは、選手の力になったでしょう。

金メダルという最高の結果を取った瞬間。

おにぎりのおかげじゃない? 
手配した私たちのおかげで金メダル獲っちゃったんじゃない??

直接は選手に言わないけれど、勝手に最大限の自己満足。

「私が金メダルの影の立役者だぞw」って思えるタスクに携われたことが幸運でした。

ただ観戦するだけじゃなくって、もう一ページ分、思い出が厚くなった気がします。

連盟や選手のストリーズでおにぎりが出てくると思わずスクショ。

Xに出てたかえちゃんもかわいいので永久保存。


たいていはね、「こんなことしたらいいんじゃない」ってふられたタスクは面倒だなって思っちゃうんですけど。笑
今回は、関わらせてくれてありがとう!って思えるくらいにやりがいがありました。
それもこれも、日本代表が金メダルを獲ってくれたからなんですけど。

そんなこともしてたんだよって思い出の1ページのシェアでした。

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