タイトスカートもきっちりしたシャツもいらない。
ちょっと前から始めた亀スピードの部屋掃除。
服を捨てた。思い切り。
先日、クリニックでHSPと診断された。
疲れやすかったり慢性的に生きづらかったり。
これらが全部、HSPで説明がつくとなってちょっと気持ちが楽になった。
とはいえ、まだHSPと診断されたことで生きやすくなった実感はない。
少しずつ、受け入れながら快適に生きる方法を探していきたい。今はその段階。
私は、ぱっと見【HSPに見えない】らしい。
どういった人がHSPに見えないのかわからないけれど、前にこの投稿でも書いたように、私はいつも【強く】見えるらしいのだ。
先生には「見た目から変えるという手段もある」とアドバイスをもらった。髪型とか服装とか。
いかにもキャリアウーマンではない格好をする、というのが一つの手段らしい。
その日のうちに、#コルクラボ の友達に相談したら、髪型とかメイクとかにアドバイスをたくさんもらった。
髪は切ったばっかりだけど、次に美容院に行くときに持っていこうと思える写真ももらった。
今までだったら自分の見た目のこと、友達に聞くことなんてできなかったと思う。
この友達になら聞ける、と思える存在があることは本当に心強いなと思った。
あとは、服装。
服装は、だいぶ印象に影響しそう。
クローゼットが溢れ気味で、イタリアで買い込んできた服もたくさんあるので、ちょっとずついらない服を処分し始めた。
ちなみに、ちょっと脱線するけど服を捨てる罪悪感から解放されるために、【古着deワクチン】というものにも申し込んだ。
巨大な紙袋が発送伝票と一緒に届くので、部屋の片隅において、ちょっとよれた服とか、毛玉が見える服とか、使ってない鞄とか靴をバシバシ捨てたけど、一定程度捨てるとピタリと止まる。
いらない服はたくさん捨てたけど、掃除が終わったら私はどうなっていたいのだろう?
いらない服だけを処分していても、なりたい私にはなれないような気がした。
私はこのクローゼットにある服を、どうやって着こなすのだろう?
改めてクローゼットをみて、一つ一つの服をどんな時に着ているのか、イメージしてみた。
この服は友達と遊びに行くとき、この服は長野に遊びに行くとき、この服は仕事用…
仕事用の服を選ぶとき、やっぱり手が止まる。
意識して【強い】服を選んでいたわけではないけれど、無意識の中にも男性の多い職場で「舐められたくない」と思っていた自分に気付いた。
気の張る仕事の時は、かっちりしているアイテムを選んでいたと思う。
どこか、仕事中の私は「バリバリ感」を出していたのだ。
自分の働きやすい環境をイメージしてみた。
具体的なイメージはできないけれど、2020年が終わったらスポーツ界からは離れたいと思っている。
誰とも戦わずに、ゆるやかに変化を生み出す生き方がしたい。
イメージは、地方。
地域おこし協力隊のような形で、地域課題を解決する部分で自分のノウハウを生かせたらいいのかもしれない、と最近漠然と考えている。
改めてクローゼットをみつめ直す。
もう、強い服を着るのは、やめよう。
居心地の良くない場所に立ち向かうための服は捨てよう。
いかにもキャリアウーマンなアイテムを思い切って紙袋に入れた。
タイトスカートとか、パリッとしたシャツとか。
高かったブランドだしなぁ…とちょっとためらったけれど、自分がどんな場所で、どんな風に働きたいのか?とイメージすると、タイトスカートもパリッとしたシャツもいらないのだ。
オフィスのドレスコードで決まっていたわけでもないし、意識してこんな服を着なくていい。
ガサッと手放したことで気持ちがちょっとすっきりした。
仕事のキャラはある程度固定化してしまっていると思う。
服装を変えただけで変わらない部分の方が多いと思う。
それでも、私自身が【強く】いなくてはいけない、と思わなくなることで、ちょっと変わるものがあるかもしれない。
少なくとも、これから出会う人の印象は変わるかもしれない。
変わるとも変わらないともわからないけれど、できることからちょっと変えてみたいと思った。
変わるのは少し、怖い。
でも、このまま変わらないで苦しい未来はもっと怖い。
助けてくれる友達がいるからこそ、今はちょっと変わってみようと思える気がする。
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