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心が動き出したという実感。

久しぶりのこちらのマガジンの更新。
更新していない期間に、新しいマガジンを始めた。

仕事の延長でありつつも、自分のやりたいこと。
とはいえ、2本記事をあげてから、次が書けていないけれど。笑
まあ、適当にやっていきます。これは、仕事ではないから。笑


ここ数日、元気です。
元気だって気づいたきっかけは、クリニックで先生から

「一皮むけた感覚ない?」

と聞かれてから。

一皮むけたな―とは思ってないんだけど(笑)、言われて気づいたのが、重たくのしかかっていたものが軽くなったな、という感覚。

気持ちの面でも、身体の感じ方としても、軽くなった。

そして、自分の”心が動き出した”、という実感があること。


5月にうつ病と診断されて、紆余曲折ありつつもフルタイムで働き続け、一時は症状が重くなって、あらゆることからリタイアしたい衝動にもかられた。

振り返って今思うのは、【休みが大事】ってこと。

当たり前すぎるけど、どうしても休むことができなかった。
先生にもさんざん言われていたのに、5月が遠い昔に思うほど、休養が必要なはずなのにいろんなことがあった。

仕事の量は確かに減らしてもらったんだけど、平日は働いているから物理的に身体を休める時間はなかった。
イタリアにも行ったけれど、気持ちのリフレッシュはできたけれどやっぱり身体は疲れていた。

夕方の時間が自由に使えるようになって、それを休養に充てるのではなく、コルクラボ合宿の運営チームに入ってしまったがために、結果的には仕事に近いストレス負荷をかけていたみたい。

手元のノートにつけている「気づきノート」を振り返ってみると、合宿の運営で手こずるのと並行して、仕事に対してのストレスが増していた。

その時の私は、何でイラついているのかも、何で落ち込んでいるのかもあんまりちゃんとわかっていなくって、自動的に「職場はダメ」「コルクラボはいい」と思い込んでいた。

何がダメなのか、何がいいのかも、具体的にはよくわかっていなくって、なんとなく自動的に思い込んで、なんとなく疲れをため込んで、なんとなく低空飛行を続けていた。

快方に向かう兆しもなくてただただ、気持ちは焦るばかり。
いろんなことがうまくいかなかった時、本当に絶望した。

でも、無事に合宿を終えることができた。

合宿そのものは大変さの方が大きくって、みんなが「楽しかった!」と感想をシェアする中、気持ちがちょっと焦って、また落ち込んだりしたけれど、身体的にも疲れていたからこそ、仕事以外の時間を物理的に休養に使えるようになった。

合宿本番を楽しむことができなかったのだけど、合宿を終えたことでようやく気持ち的にも身体的にも開放される時間を持つことができて、自分の感じていることに向き合うことができるようになった。

コルクラボだからいいのだ、という自動思考は一旦止めて、「果たして本当に良かったのか?」を冷静に考えて、自分が当時考えていたことを言葉にすることができた。

合宿本番を楽しめなかったこと、でも運営メンバーに対して恨みはなくって感謝の方が大きいこと、そして、何で楽しめなかったのかという原因を言語化して、コルクラボのメンバーに伝えたられたことで、自分の中で割と大きな成功体験を積むことができて、すっきりとしたものがあった。


すっきりとした気持ちを持って、仕事だけに淡々と向き合えばいいという時間を持ったことで、私は徐々に回復していったと思う。

年始に掲げたやりたいこと・やることリスト100が、8月は全然更新できなかったけれど、そこからいろんな「やりたい!」という気持ちが湧いてきた。

・オーベルジュに泊まる
・美術館に行く
・花火を見る
・浴衣を着る

全部、9月にやると決めて、9月中に達成した。

オーベルジュの美味しいごはんと、自然の中での時間と、美術館の絵画と、目の前で見た花火に、猛烈に心が動かされた。

美味しいものを食べて、笑みがこぼれたのはいつぶりだろう。

絵画を観て、感動するって感覚は何年ぶりだろう。

花火の美しさって、言葉にならないんだって実感したのはいつぶりだろう。

「すごい」と「やばい」って言葉しか出てこない、言葉足らずにしかならない状況を目の当たりにして、久しぶりに”心が動いた”って感じた。

この、実感を得てから、私は一気に元気になった気がする。
一皮むけたというよりも、第一関門を突破した、というような気分。

とはいえ、まだ完全復活ではないような気もする。
元気だと言いつつ、今日はゴールボールの国際大会を観に行く予定が、午前中はぱったりベッドから起き上がれなかった。

でも、「今日はそうゆう日だ」と思ってやり過ごすこともできたし、家にいながらにメルカリに出品して梱包したり、本を読んだりと、小さなやる気は沸いている。


全部が全部うまくいっているわけではないけれど、うまくいかない日の感情も、なんとなくわかるようになったのが大きいのかもしれない。

感動するというプラスのエネルギーを得られることはもちろん大きな収穫だけど、ネガティブな日の心の動きがわかるようになったのが、一番大きな収穫のような気がする。

「あれが嫌だったんだな」とか、「あそこで無理をしたんだな」とか「これだけスケジュール詰まってやり切れたなら、今日は疲れてても仕方ない」とか。

第一関門を突破したので、この先何個の関門があるのかわからないけれど、なんとなくいい方に行きそうな予感がしている。

そんな感じで、私はけっこう元気です。

今うつ病治療中の方、先生の言うこと聞いて休みましょう。笑

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