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息子からの ままへ だいすきだよ はお返事だったことに気づいたあさ。


まいにち積み重なる、ままへだいすきだよ。
うれしいきもちは勿論。
この子がくれる分、返せているかな、と泣きそうになる気持ちも半分くらい。

でも今朝、洗濯物のズボンのポケットチェックをしていたら、
出てきた折り畳まれた細長い青い紙。
広げてみると、ちいさく。
「ままへ すきだよ」

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くすりと笑ったあと、また泣きそうになった。
でも今朝のは、なんでいじらしく可愛いのだろうという、素直に嬉しい気持ちで。

なんだろうこの青い紙は。
何かを切った切れ端かな?
彼なら顔を描いてヘビにでもしそうなのに。
ちいさく、じょうずに、書き慣れた文字の羅列をここにも刻んだのね。

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こんな小さな彼の生活隅々にまで、
わたしへの、だいすきだよ、が埋め尽くしているのか。
わたしもすきだよ、はるちゃん。
堪らなくなって、一考する。

ふと思う。
これは、彼からの単なるお手紙ではなく、
お返事なのではないかと。
私が日々彼を思って生活しているすべてに対する、
replyなのではないかな、と。
いや、answerなのかな。
どうでもいい、とにかく、私が感動したのは、
わたしからの愛情は伝わっていたのだな、ということ。

報われた、と思った。
毎日せかせか、怒ることもあり、優しくできるときもあり、時には八つ当たりすることもあり。
ごめんねはるちゃん、と泣き出したくなる日だってある。
だけど、ちゃんと伝わっているのね、きっと。
うまく表現できなくても、手紙の返事を出せなくても。
心の底から、あなたが生まれてからずーっと、絶え間なくあなたを愛していることを。

これはわたしにとってとても幸せな気づき。
これからも彼から返されるたくさんの愛情こもったお手紙は、
ありがとう、と微笑んで、何かの箱にでも詰めておこう。
今までこっそり捨ててしまっていたものについては、
心の中でこっそり謝ろう。
余裕ができたら、時たまお返事を書こう。
それ以外は今まで通り、たくさんギュッてして美味しいご飯を作って髪の毛を乾かしてお世話をしよう。

はぁ、いい気づきだった。

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