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2408_機械より精密で繊細な「日本の切り絵 7人のミューズ展」

 観覧車ハンター活動の浜名湖パルパルの朝日撮影を終え、はままつフラワーパークは生憎の雨で早々に撤退したので、まだ時間はある浜松滞在。
 バスの途中にもあり、調べたらとても興味のある企画展をやっているとのことで、途中下車で行ってきました!

 浜松市美術館を訪れるのは実は初めてだったんです。事前のWEBサイトチェックでカフェ併設がないのを確認しつつも、お腹が空いたので飲食店が近くにないか周りをぐるぐる…。な、何にもない!と、いうことで事前にお腹を満たして訪れることを推奨します。

 2階建てのシンプルな作りの浜松市美術館。7名の切り絵作家さんが楽しめる「日本の切り絵 7人のミューズ展」。切り絵は中国発祥で、各国で独自の進化を遂げて表現されているんですって。全体的な感想は…「これが人の手で切られたってまじ!?」というほど細かなで繊細な作品の数々!切り絵と一口に言っても、モチーフや色の有無、立体であったり、紙の素材のこだわりまで、作家さんでそれぞれ異なり感嘆の声がでっぱなしになりました。
 動物モチーフの作品でも、どんな濃淡を出すか、濃淡の中身をどんなデザインで切り出すかのデザインの奥行きがすごかったです。直線、曲線、波打つような連なり、円の連続、雫や花を感じさせる幾何学。普段現物では感じることのできないイメージとの融合が切り絵では自然に表現されていました。その上、描かれているモチーフは命を感じさせる圧まで感じます。
 一枚の作品を作るのにどのくらいの時間がかかるんだろうか、と邪推をしながら「没頭」しているからこその引き付け力なんだなと時間の使い方として羨ましくもありました。
 
 物販では各作家さんのオリジナル作品からTシャツ、文具、アクセサリーに至るまで幅広く取り揃えられていて、かなり迷いました。
 Tシャツがめちゃくちゃ欲しかった。紙製でできたピアスもかわいいものが多い!耳をいろんなところにひっかける私は泣く泣く断念し、作品がすごく印象に残った松原真紀さんの蜘蛛のマスクケースと、アメンボのトートバッグを購入。久々に買いたいものが多く悩んだ物販でした。嬉しい。

 この作品展、ほぼ写真禁止なので実物を現地でご堪能くださいませ。
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https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/tenrankai/7ninnnomyuzu.html
開催日
2024年06月22日(土)~2024年09月15日(日)
時 間
午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)

【休館日】
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)※8月無休
会 場
浜松市美術館
料 金
一般:1,200円(960円)
大学生・専門学校生・高校生:800円(640円)
70歳以上:600円
中学生以下:無料 

※前売券・20名以上の団体:()内の料金(一人あたり)
※中・高・大・専門学校生、70歳以上の方は、身分証を
 ご提示ください。
※障害者手帳等をお持ちの方及びその介護者1名無料です。
※割引の併用不可

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