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銘匠光学 TTArtisan 23mm f/1.4C 使用レビュー

 出会いはカメラ購入の相談を受けた際、おすすめのピックアップしていたら見つけたご新規さん。
 本社は中国の2019年に設立された新しい会社で、ラインナップも幅広く値段も手頃なのが特徴です。

 今回購入したのは「TTArtisan 23mm f/1.4Cブラック×シルバー」。オールドレンズ用に使っているFUJI機にも、新しいレンズを揃えたくなって探していたのです。
 レンズの性能や描写よりも、まず…


 見た目がゼブラで可愛いんだな。


 カメラって基本首から下げたりして持ち歩くじゃないですか。重かったり、見た目が可愛くないと「持って行こう」という気持ちにならないのは致命的なので、素晴らしい。

■画角と価格
 画角は23mm、APS-Cだと35mm判換算で35㎜相当で、最短焦点距離も約0.2mと結構寄れる。大きな花の花弁なら画面いっぱいに描写できるし、一番身近な被写体のごはんも席から無理な姿勢を取ることなくシャッターを切れる距離感。
 因みにiPhone内蔵カメラの画角を調べたら、35mm換算で28mm相当とのこと。広いなぁ。

 f値は1.4、富士フィルム純正は10万円を超える価格帯の中、2万を切るお値段はそれだけで衝動買いに値する衝撃の安さ。

■描写
 FUJI機ではオールドレンズばかり使用していたせいもあって、ピントの固さと、初期値設定のままでも鮮やかすぎる描写にびっくりしました。
 レンズ収差等のレンズとしての良し悪しは、元々気にして利用することがないため、他のレンズと比較してお伝えするのが難しいですが、とりあえず「レンズ性能で気になる点はない」です。
 逆光の被写体になると、ぱりっと出る情緒のないゴーストと、あざとい広範囲フレアは演出として使うのが難しいなと感じました。
 特にゴーストは原色ものがはっきり出るので、意図しない限りは消して撮影したい所です。

■機器について
 他の方のレビューで見かけた、「着脱時の引っかかり感」はまったくなく、本体との設置面のねじの浮きもみられなかったです。
 個人の好みだと、絞りリング方式の動きはもっとカチカチしてていい。あくまで個人の好みですね!

 全体的にももっと使ってみようと思える安価レンズで大満足です。
 益々FUJI機でおでかけするのが楽しみになっちゃった、るーん!

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