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2304_クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ

 前売り券は即完売、当日券も開館1時間前には並ばないと入れない程の盛況さ。
 その状況を知らずに夕方にのほほんと現地まで行ってしまったリベンジで、遂に行ってきました「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ」展!
 当日券目当てに9時前から行列に並び、13時くらいのチケットになりますとアナウンスされ、10時の開館から更にチケット買うのに1時間ほどかかりました。長かった…長かったよぅ。

 展示は当然服を中心にされていましたが、中は完全に「テーマパーク」の趣。区画毎に世界観がきっちりと演出され、それぞれに「美」が圧倒してきます。
 鏡を使った演出が特に素晴らしくて、服の隅々まで見られるように凝らされた床面設置や、どこまでも星が続くような奥行きを錯覚させる使い方。迷い甲斐がある…という世界観にどっぷり浸れる空間でした。


 途中、写真家の高木由利子さんの長時間露光モノクローム写真で実物の服飾から乖離させられて、トワル(試作品)の部屋へと続くセンスの良さ…惚れ惚れしましたね。

 衣食住と表されるような、生活にかかせない「衣」でありながらも、「ブランド」として確立された美的は、誇り高く、刺激的で、芸術品だった。
 ドレスを「儚い建築」と残したディオールを浴びることができて、大元である私の身体も、心も、気高く胸を張ってありたいと思えました。
 伝統を守りつつ、新しさを常に取り込もうとする、その精神も大事にしながら。

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基本情報
会期: 2022年12月21日(水)- 2023年5月28日(日)
休館日: 月曜日(1月2日、1月9日は開館)、12月28日-1月1日、1月10日
開館時間: 10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
※5/13(土), 14(日), 20(土) , 21(日) , 27(土) , 28(日)は20:00まで臨時夜間開館を実施します。
会場: 東京都現代美術館 企画展示室 1F/B2F
観覧料: 一般 2,000 円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上 1,300円 /中高生以下無料

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