「私カッコいい」イケてる自分→ダサすぎエンディング。
ジムに入会して1年が経った。
きっかけは、財布を忘れて家から5分の駅を2往復したら、翌日全身疲労を感じ、これはマズイぞ・・・とリアルに感じたから。
ヨガはもちろん、運動量激しめのボクササイズのクラスにも参加して、どハマり中。
と言いつつ、入会当初はかなりヤバかった。
ヤバイとは何かといと、ダサいのだ。
へなちょこパンチ、足が上がらないキック、動きが遅く、カッコがつかない。目の前の鏡で、自分の姿なんて、見られたものではない。
恥ずかしい、カッコ悪い・・・
それでも続けること1年。
前なら電車で痴漢にあったら逃げるしかないと思っていたけど、今ならパンチやキックくらいできるんじゃないか?という自信さえついた。
いや、その前に痴漢されないか・・・苦
とはいえ、今でもお世辞にもカッコいいとはいえないので、クラスで3列目くらいで、影を潜めて参加していた。
それが、参加して1年。
たまたま鏡の前しか空いていなくて、そこを陣取った。
私にしては、かなりのチャレンジ。
これまで人に隠れて、人の背中見てパンチキックしていたけど、
初めて鏡に映る自分を見て
「え、なんかカッコ良くない?」
なんて自分に酔ってしまったのだから、単純で、幸せ者だ。
「1年、続けてきてよかった」
いい汗かいて、サウナ入って、水風呂入って整って。「なんていい休日なんだーーーー!」と幸せに浸っていた。
のも束の間。
ロッカーに戻って、鍵を開けようと設定した番号にしても開かない!!4桁の数字を一つ一つずらしていく、という面倒なことにチャレンジしても開かない・・・!
さすがに無理、とフロントに電話するも「プープープー」と通話中。
「鍵番号の格闘⇄フロントに電話」何度も行ったりきたりすること15分。
お察しの通り、この時私は”全裸にタオル1枚”。
「カッコ悪っ!!」
最後は、通りかかったこれから帰る人に
「しゅみませ〜ん😢 」と、助けてもらいフロントスタッフを呼んできてもらいましたとさ。
「わたし、カッコいい!」の勘違いから、「カッコ悪・・・!」に変わり、そうなのよ、なぜだか私の人生って、カッコ良く終わらないんだよなぁ😂としみじみと感じた、ある日の休日でした。
ダサい自分も、自分。そろそろ受け入れよう。
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