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2015年2月の記事一覧

ポストフロップライン(5)

ベットサイジングベットサイジングは最も複雑なコンセプトの内の1つで、一般論を話す事さえ困難です。あなたのレンジ/ハンド、対戦相手、ボードテクスチャー、自分自身のイメージ、ゲームの流れ、直近のテーブルヒストリーなど、非常に多くの要素があなたの決定に影響を与えます。

何よりもまず、それがどんな場合であっても、ベットサイズを一定にする事だけはするべきでありません。フロップ、ターンと様々なベットサイズを

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ポストフロップライン(4)

ベッティング戦略の要点様々なボードテクスチャーに対して、常に深い解析を行うことはできません。しかし、大まかな目安に従うことはできます。

あなたはウェットでドローヘヴィなボードにおいて、スタティックボードでそうする時ほどCBを高い頻度で打つべきではありません。たくさんの、いくらかヒットしていて継続できそうなハンドにコールされやすいので、ブラフをするメリットがより少ないのです。よって、ベットをする場

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ポストフロップライン(3)

AK9r、A92r、A72r、J66r、KKQrあるいはストレートボードやモノトーンボードといった、非常にスタティックなボードにおいては、通常高い頻度のCBが要求されます。妥当なCB率は75~85%くらいでしょう。こういったボードはウェイアヘッド/ウェイビハインドな状況になり、後のストリートでエクイティを変化させるカードがより少ないのです。ボード上のナッツに対して充分なエクイティを持つハンドはほと

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ポストフロップライン(2)

それぞれのボードテクスチャーに対するベッティング戦略

堅実なポストフロップゲームプランには、あなたにとって良く、相手にとって悪いボードにおいてベット頻度を増やす事が要求されます。強いハンドと同様に、ドローあるいはいくつかのマージナルなハンドでもベットをしていきます。そうするためにも、様々なボードテクスチャーの特徴を理解していないといけません。そして、最も利益的なポストフロップラインを明確にするた

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ポストフロップライン(1)

全般的な考え方いつベットし、いつチェックするかを理解している事は、ポーカープレーヤーにとって最も大切な武器の一つです。アクションには常にチェック、コール、フォールド、レイズと選択肢があり、その選択は相手のアクション次第でもあります。レンジを構成するそれぞれのハンドにとって適切なオプションを選ぶ事を意識していきましょう。レンジの一部はフォールドしますし、またコールする部分、ベットやレイズをする部分も

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ボードテクスチャー(6)

ダイナミックボード

スタティックボードとは対照的に、ダイナミックボードは、ターンやリバーでのエクイティ変化が頻繁に起こります。メイドハンドはこれらのボードでバリューを失い、ドローは非常に強いハンドになります。強いラップとフラッシュドローの組み合わせは、トップセットにさえフェイバリットになり得るのです。フロップストレート、それがたとえナッツストレートであったとしても、リドローのないものは非常に脆弱

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ボードテクスチャー(5)

ペアボード

フロップは約18%の確率でペアボードになります。この特殊なタイプのボードに対してどのようにアプローチするべきか注意深く考慮するには充分な確率で現れます。何年か前までは、ペアボードをプレイする事は難しくありませんでした。ブラフを試みるプレーヤーは少なく、ほとんどのプレーヤーは、ただオーバーフル(あり得る中で最も強いフルハウス)のみでクリエイティブなプレイをして、トリップスや、あるいはア

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ボードテクスチャー(4)

ボードカテゴリースタティックボード

スタティックボードには様々なバリエーションがあります。ヘヴィ/ドライ、ライト/ドライ、ペアボード、モノトーンボードとあり、これらはしばしば「ロックダウンボード」と呼ばれます。スタティックボードは主な特徴を共有しています。フロップでのナッツが逆転されることが少なく、ターンでエクイティを大きく変えるカードがほとんどないと言う事です。全てのスタティックボードは、当然

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ボードテクスチャー(3)

ランク

スーテッドネスとコネクテッドネスに加えて、もうひとつ考慮すべき要素があります。それが「ランク」です。ボードにはハイカードとローカードどちらがありますか?と言うことです。ランクを考慮に入れる主な理由は2つあります。まず、ハイカードボードは、ターンでのエクイティの変化は比較的少ないです。仮にAK7というボードがあったとすると、大きなエクイティ変化はありません。AKxxでツーペアを作った時のよ

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ボードテクスチャー(2)

どのようにボードテクスチャーを評価するのかドライボード、ウェットボードというコンセプトについてはすでに知っているでしょう。ドライボードはストレートやフラッシュドローがほとんど、あるいは全くないボードで、ウェットボードはその逆です。ウェットネス(どの程度ウェットか)は、ボードにどの程度ストレートやフラッシュドローがあり得るかの尺度で、考慮すべき2つの側面があります。スーテッドネス(フラッシュドロー)

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第5章 ポストフロップ戦略 ボードテクスチャー(1)

ボードテクスチャー異なる様々なボードテクスチャーを深く理解する事は、より強いPLOプレーヤーになるための鍵の1つです。そこには多くの考慮すべき要素があります。基本的に、ゲームがフロップから始まりなおすPLOにおいて、根本的な部分なのです。NLHEではプリフロップでのハンドの強さが大抵のフロップでそのまま残りますが、PLOではエクイティが大きく変わります。

簡単な例から始めていきましょう。あなたに

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4ベットレンジ(3)

Aハイランダウン

Aハイランダウンでの4ベットが明らかに良いムーブになるのは、ルースなレンジに対してする時だけです。極めてタイトなレンジには多くのAAxxが含まれていて、あなたのAをドミネートし、ダングラーにしてしまうのです。ルースなレンジに対しては、それでもかなり利益的で、エクイティアドバンテージがあるのみならず、4ベットコールレンジの多くの部分をドミネートするポテンシャルをもっています。下の

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4ベットレンジ(2)

AAxx

AAは4ベットするハンドカテゴリーの中で最も重要なものです。単純に、AAだけは保証されたエクイティアドバンテージをもっているからです。マルチウェイではその限りではありませんが、4ベットポットはほぼマルチウェイにはなりません。それでは、それぞれのレンジに対するエクイティを見て、AAのクオリティを評価していきましょう。

表を見て分かる通り、これらの中で最も悪いAA72rでさえ、非常にタイ

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4ベットレンジ(1)

昨今のPLOにおけるアグレッシブさのレベルを考えた時、4ベットと言う行為はますます重要なパートになってきています。数年前、人々はただAAxxだけで4ベットし、その他全てのハンドで3ベットにコール(もしくはフォールド)していました。しかし、4ベットをアグレッシブに行うことでSPRを下げて、フォールドエクイティを増やすという事は、とりわけディープスタックの場合に、あなたを周りにとって恐ろしいプレーヤー

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