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法律に関心を持つということ

令和6年4月16日

4月14日から始まったTBS日曜劇場「アンチヒーロ」。ご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?
普段私はあまりテレビを見ないのですが、拝見したいものだけを選んで見るようにしています。
このドラマについては、ちょっと良さそうな感じがしたので見ることにしたのですが、冒頭からかなり引き込まれてしまいまして(笑)、ハマってしまいました。

司法もののドラマはこれまでも色々あったと思うのですが、「アンチヒーロー」はかなりストーリーでも魅せてくれる感覚があり、単なる司法の堅い話に終始しておらず、なんとなく事件に至る背景への想像力を磨いてくれそうな感じがしました。

私がこのような司法もののドラマに飛びついてしまうのには理由がありまして、学生時代に労働法や商法について学んでいたことも要因の一つだと思っています(学部は経済学部でしたが、法律について学ぶカリキュラムがありました)。放課後や授業のない時間帯に図書館で判例集(主に「ジュリスト」という雑誌を読んでいたのですが)を読んでいて、それがあまりにも興味深い内容だったんですね。おそらく、司法系ドラマの脚本を書く際は、この手の判例集を参考にすることもあるのではないかと思うのですが、その裁判の背景を想像しながら判例を読んでいると、さまざまな人間模様がありありと描かれているのです。私は「人間を知るために判例を読んでいた」とも言えるかもしれないです。

そして、法律を学んで何が良かったかと言いますと、そんなに私は法律の知識が身についているわけではないのですが「客観的視点」というものを手に入れることができたことが非常に大きな収穫だったと思います。要するに、物事を法律に照らし合わせて見ることになるので、感情論で判断することがだんだん減っていくんですよね。

つい、自分の身に起きた出来事というのは、自分の感情の思うままに反応してしまって「被害者意識」が肥大化して話があらぬ方向へ行ってしまうこともよくあることだと思います。しかし、法律に照らし合わせるとどうなるか、ということを丁寧に紐解いていくと、だんだん客観的事実に基づいた建設的な会話ができるようになってくるんですよね。

そこで皆様への提案なのですが、折角「アンチヒーロー」で法律の話が出てくるドラマを見るなら、自分の人生に近い法律を勉強してみてはいかがでしょうか?今は初心者向けのわかりやすい書籍が多く出ております。

・いじめなどの子ども間のトラブルについて
  →「こども六法」
・女性を取り巻くあらゆるトラブル(DVやストーカーなど)について
  →「おとめ六法」
・推し活、AIを使った作品制作、二次創作などのトラブルについて
  →「オタク六法」
・シニア世代に必要な法律をまとめたもの
  →「シニア六法」

など、色々な書籍が出ています。
もっと深掘りしたい方は、法律系書籍の出版社の「有斐閣(ゆうひかく)」さんのサイトをご覧になると良いかもしれないですね。

私も「アンチヒーロー」の第1話を拝見してから、また改めて色々と法律の勉強をしたくなってしまいました(笑。結構、単純に感化されやすいタイプです😂)。
偶然にも、朝の連続テレビ小説「虎に翼」も法律に関するドラマですね(女性初の弁護士さんの物語だそうですが)。なんとなく、こういう流れからも、今、法律を学ぶことの重要性を感じます。

法律ってお堅い感じがするかもしれないですけれど、知っておくと判断材料が増えますし、物事を感情的にならずに建設的に判断できるようになりますよ♪ちょっとした「心のお守り」のように受け止めていただければ宜しいかと存じます。

よろしかったらどうぞ。

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