ミケランジェロ 「パレストリーナのピエタ」 1550-60年 アカデミア美術館
帰属とする研究者もいますが、晩年の作風や完璧な解剖学から、ミケランジェロの作品と広く認められられる作品です。
彼は若い頃から「ピエタ」(哀悼。イエスの死を身近な人間が悼む様子)を何点か制作しています。一番有名なのはヴァチカンの「ピエタ」で、イタリア旅行にいらした方なら必ずと言っていいほど目にする作品です。マリア様が若すぎるとの批評も出ながら、その美しさと完成度の高さ、他者が入り込む余地のない二人の存在感から絶賛される彫刻です。
ですがミケランジェロは次第に、のみの跡を残す