ネガティブをポジティブに変換する方法♪
こんにちは!
私は、オーストラリアやドバイで、英語でコミュニケーションをする毎日を過ごしていて、「コミュニケーションにおいて、基本的にポジティブな伝え方が多い」と感じ、「これ、好きだなあ〜。しっくりくる〜」と思っていました。
例えば、プレゼントを渡す時、日本では「つまらないものですが」という謙遜の言葉を添えますが、海外では、' I hope you like it' (気に入ってくれるといいな)という自分の素直な気持ちを言葉にして添えます。
相手のためにプレゼントを選んでいるのですから、「つまらないもの」とは思ってないですよね、日本人も笑
でも、あえて言葉ではそう言う。
いい悪いでは決してなく、何を美とするか、文化の違い、国民性の違いの1つです。
そして、私は個人的には、謙遜せず、 ’I hope you like it!'の方が自然に感じるし、口から発して気持ちがいいです。
それはおそらく私のキャラクターにも関係していると思います。
あらゆる性格診断で、私は、「ポジティブ」「楽観主義」「未来志向」が入ります。笑
ということで、元々素質はあったと思いますが、長い海外生活でこれらの特徴はかなり強化されたと自覚しています。
さて。
そんな私なので、へこんだり落ち込んだり悩んだりということが基本的にあまりないのですが笑
先日、珍しくネガティブの沼に引き込まれ、へこんだことがあります。
その時、そもそもへこんだのが久しぶりすぎて、自分の「へこむ」気持ち、ネガティブな気持ちをどう取り扱って良いのかわからなくなり、この際だと、じっくり向き合ってみたのです。
すると、ネガ→ポジのコツが言語化できました!
今日は、そんな私の体験談のお話を書いてみます。
引き受けてはならない仕事
その案件は、知り合いを通じて私のところに来ました。
海外からの日本企業視察ツアーの通訳案件です。
最初、私はもちろんお断りをしました。
なぜなら、通訳は、英語ができればいいというものではないからです。
通訳という仕事は、言語能力の他にも様々なスキルが必要。
試しにChatGPTに通訳に必要なスキルを聞くと、こんな回答が返ってきます。
高度な言語能力:
通訳は、ただ言語を話せるだけでなく、その言語の高度な理解と表現力が求められます。微妙なニュアンスや専門用語を正確に訳す必要があります。
文化的理解:
言語は文化と深く結びついています。通訳は、異なる文化の背景を理解し、適切に対応できる能力が必要です。
専門知識:
通訳の仕事は多岐にわたります。医療、法律、ビジネスなど、特定の分野における専門知識が求められることが多いです。
即時の処理能力:
通訳は、話し手が話している間に即座に訳さなければなりません。このため、優れた記憶力と即時の理解力が必要です。
ストレス管理能力:
通訳の仕事は非常にストレスが多いことがあります。多くのプレッシャーの下で冷静に、正確に仕事をこなす能力が求められます。
練習と経験:
通訳は経験を積むことで上達します。実際の通訳の現場での経験が、スキルの向上に繋がります。
倫理とプロフェッショナリズム:
通訳は、クライアントのプライバシーを守り、中立であることが求められます。高い倫理観とプロフェッショナリズムが必要です。
しかし、先方は英語の通訳を手配できずにとても困っている様子だったので、私は散々悩んだ挙句、以下を確認して、引き受ける事にしました。
同時通訳ではない
事前に企業情報などもらえる
企業のプレゼンはおそらく企業側のスタッフが英語でする
私の役目は質疑応答時のサポートのみ
視察に来る方々はVIPではなく、経営を学ぶ学生さんたち
謎の「へこみ」
ところが、蓋を開けてみると、上記5点が全て逆。
事前に情報がほとんど渡されず、当日はごりごりのビジネス同時通訳を求められ、参加者の方々は、会社を経営しているVIPの方々・・
大きなホールで前に立つプレゼンターの横に立って、同時通訳を求められている・・・。
プレゼンが始まってからのことはもうあまり覚えていません。
プレゼンターの方はだいぶ早口で、スライドは文字多め、話す情報量もかなり多め、専門用語頻出のプレゼンの中で、最大限拾えるところを訳していった・・・はず。笑
そしてなんやかんやで解散後。
帰路につきながら、突然、なんともいえない気持ちに襲われた。
聞いてた話と違う💢とか、引き受けなかったらよかった・・とかとは全く違う。
やるせなさ?無力感?悔しさ?開き直り?
いずれにしても、ネガティブな気持ちであることは間違いない。
そして「あれ。私、へこんでるわ。」と自覚しました。
困ったのはここから。
なぜへこんでいるのか自分でわからない。
英語のプロだからこそ、通訳、特にビジネス同時通訳なんて、専用の鍛錬を積まなければ絶対できないし、自分ができるとも思っていなかったはず。
聞いてた話と全然違ったし、なんなら私が文句を言ってもいいくらいの気もする。
でも、私の中にうずまく謎の「へこみ」。
なんとも言えないもやもやもやもやした気持ち・・・沈む気持ち・・・
とりあえず旦那くんに「なんでだろう、なんだろうこれ??」と散々言いたいことを言って、疲れ切っていたので寝ました。笑
そして翌朝。
まだもやもや・・多分へこみは解消できていない・・・
モヤモヤの正体とは・・?
さて、みなさんならこんな時どうしますか?
なぜへこんでいるのか突き詰めて考える?
お笑い見て気持ち切り替える?
お酒飲んで忘れる?
私は、このネガティブシチュエーションの中にポジティブを探してみよう!と思いました。
そして、「昨日のシチュエーションでラッキーだったこと」を10個書き出して、もとい、絞り出してみました。
例えば・・・
プレゼン後の内覧ツアー担当者は英語ペラペラで私はなんとただついて回って参加者と交流できた
視察ツアーは終始和やかな雰囲気で、参加者の皆さんはとても優しかった
クレームは一切発生していない
参加者と仲良くなって、海外企業とのご縁もできた!
関係者としていらっしゃっていた、ある有名芸術家の個人事務所の社長さんや、TV局のディレクターさんなど、新しい人脈を得られた
などなど。
すると突然、昨日たまたま寝る前に見たドラマで主人公が言っていた、こんな言葉が浮かんできたのです。
「私たちは1人じゃない、だから、自分だけで完璧である必要はない。」
その瞬間。
明確に、ポジティブ転換が起きました。
「よく考えてみたら、こんなにたくさんのラッキーが重なって、こんなにたくさんの方々が連携し合って、協力し合って、ツアーはちゃんと成立していたのだ!」
「私はついている。」
そこから、私の自問自答が始まりました。
以下、私の自問自答。
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歯を磨きながら、鏡に映るもう1人の私に問いかける。
「それで?そのツアー自体は成功したの?」
成功した。
成功していた。
私がその場しのぎの通訳だったとしても、運営スタッフ、企業含めみな英語コミュニケーションが多少できる方が多く、視察ツアー自体は大成功。
参加者への価値提供はしっかりできていた。
じゃあいーじゃん。
みんなでうまく乗り切ったならそれでいいじゃない。
私が完璧である必要なんてないでしょ?
それはただ「私はできる✨」て、自己満足したいだけ。
みんなに、できる人、と思われたかった、承認欲求。
この案件全体の目的は、視察に来た参加者の方々が有意義な体験を持ち帰ること。
私が通訳をうまくできること、じゃない。
捉え方を変えたら、ラッキーすぎる現場だったとも言える。
ものごとは、捉え方次第。
昨日のできごとは、今、私の中で、「へこむ出来事」から、「私って引き寄せ力すごいな!!やっぱり私ってついてる〜!と、思った出来事」に変わった。笑
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そして改めて再確認して学んだこともあります。
自信のない要素が含まれている仕事は、自分が自信を持って対応できる状態を作れるかどうかで判断。
作れない要素が残るなら、どんなに相手が困っていても、引き受けない。
当たり前のことだけど、改めて再確認。自分の中でのルールを明確化できました。
まとめ
自分にとってネガティブなことが起きたら・・・
まずはネガティブな気持ちやへこんでいる自分を受け止める
→ その出来事や自分を客観視できる
次に、そのネガティブシチュエーションから目をそらすのではなく、その中から、10個の「ラッキー」や「感謝」を探す。
→ ポジティブ変換の要素をたくさん発見できる
ネガティブシチュエーションの中の10個のポジティブ探し。
ぜひお試しあれ〜。
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