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この役立たずめ!と思ったら役に立ちそうになってきたオハナシ

さてさて。
今を去ること2ヶ月前の6月18日、がんの告知を受けたその日に
「とりあえず、先に手術の日を押さえましょう。7月25日でいいですか?」
と聞かれました。

いいも何も、とにかく早くやってほしいの一念!

この時点ではまだ乳がんのサブタイプ(サブタイプについては下記参照)が不明だったので、具体的な治療計画は確定していませんでした。

生来のんびり屋のくせにせっかちなところがあるので、帰宅してすぐにググった「前あきのパジャマ」。

薄手の長袖なら、3月に黄斑上膜手術で入院したときのものがあるけれど、多分、暑い。

手術後のことなど調べていたら、ボタンあきより、入院着のような、紐で結ぶほうが楽そう。

そしてポチったこれ。

ええやん!

おはだにやさしいダブルガーゼ。
入院着と同じような紐使い。

試着。

なんか…
暑い💧

紐を定位置で結ぶとポケットが
ドラえもんのポッケ位置に来る。

これ、作務衣の型紙と違うよね?
打ち合わせの概念どこいった?

いいけど(よくない)

とりあえず、これと長袖のパジャマでなんとかならん?(レンタルでも良かったんちがう?)

ダブルガーゼは縮む。
これはハンドメイド界隈では周知の事実。
まさかとは思うけど、このパジャマももしかして、とネットに入れて洗ってみたら…

案の定、若干縮みました。
そういうことも入れて、XLをポチったわけです(メイドインジャパン以外の商品に対する揺るぎない不信感/個人の感想です)

ま、しゃーない。

と、もうひとつ、これを。

手術後、体があまり動かせない時に腰が痛くなるから、腰に当てるクッションがあれば良い、とのこと。

たまたま通りかかったニトリで特売になっていた腰当クッション。

かさばるけど、ここの病院はカートがあるからなんとかなるやろ。


あとは細々したものを揃えて、と…。

入院準備を着々と進めていって臨んだ治療計画発表の6月24日。

「リンパと鎖骨に転移してますから、先に抗がん剤で目に見えないサイズのがん細胞を叩きましょう!手術はその後になります。来年早々になりますね」

あっ、はい。

めっちゃ切ってもらう気満々だったのに、出鼻をくじかれました。

そして帰宅。

入院準備グッズは保留。

パジャマは冬用のものをポチらないと。

はっ!

七分袖ダブルガーゼパジャマは自宅用?!

あっついねん!
夏に着るには暑いねん!
今年の夏、入院中に着なかったらいつ着んねん!

はぁ😔
☆寝てる時に地震が来ても困らないように、寝る時は外に出てもおかしくないようなTシャツ(トレーナー)とジャージを着てます。


そんなわけで、買って洗って試着したまま放置してました。


が!

ここに来て急展開!

「次のEC療法も初回は入院しますか?」

EC療法初回は9月下旬。

いけるやん、七分袖ダブルガーゼパジャマ!
というか、季節的にピッタリちゃう?

ありがとう、先生!
ありがとう、あの時ポチった私!

というわけで、日の目を見そうです。

というたったこれだけの事を長々と書いてしまうくらいには暇です。

お付き合い下さりありがとうございました!

おまけの解説
【乳がんのサブタイプと治療薬】

乳がんと診断されたら、次に血液検査でどのタイプか調べます。

血液中の女性ホルモンの受容体、HER2タンパクの有無を調べます。

乳がんの7割を占めるというルミナールタイプは、女性ホルモン(エストロゲン等)の刺激でがんが増殖するタイプ。
増殖率の低いタイプをルミナールA,高いタイプをルミナールBと呼びます。

がんの表面にHER2タンパクが多く発現し、その刺激でがんが増殖するタイプをHER2、
どちらの受容体も発現していないトリプルネガティブ、
と分類され、それぞれ使われる薬剤が異なります。

私はルミナールAなので本来は手術→ホルモン療法ですが、すでにリンパや鎖骨下に転移しているので、ルミナールBと同じように、抗がん剤治療となりました。

そういうことがあっての、手術→投薬から化学療法→手術という展開でした。


一ヶ月後、このパジャマを着て赤い悪魔と戦うのか、やってやんよ!!





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