soarと出会ったことで自分の「物語」を紡げるようになった #soar応援
こちらの記事には、ウェブメディアsoarの3周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。
「自分のことが好きじゃない。」
高校生の頃、特にこのように思っていました。
目がくりっとしていてモデルさんに似ている友だちが羨ましい。私もあんな風になれたらいいのに。
これは病気になる前から、物心ついた頃からずっと思っていたことです。
難病の持病のこと、今までの私のことを書かせてもらったsoarコラムはこちら↓
自分のことを好きになりたくて頑張っていてたあの頃
一重で小さい目、低身長で体重も重いしスタイルも悪い。勉強も運動もできないしノリもよくない。
周りの友だちや街ですれ違う人と自分を無意識に比べてしまい、落ち込むことばかりの日々。
「自分のことが好きではないからこそ、誰かに好きになってもらえれば自分のことを好きになれるのかも。」
無意識にそう思っていて、世間で言われている「かわいい」に少しでも近づけるよう、Youtubeで動画を見てメイクを練習したり、雑誌を買って「ウケ」のいい流行りの服を研究したり。
自分にできることは様々に試していきました。けれど、どれだけ頑張ってもなぜかちっとも自分のことが好きになれませんでした。
可能性が広がりはじめた瞬間
「自分はなんてだめなんだろう、もっと頑張らなくては。でもどうしたらいいんだろう。」
そう思っていたときに、ちょうどsoarで出ていたNaoさんの記事に出会います。
そこで私は初めて、自分のなかで抱いていた「かわいい」「幸せ」はステレオタイプであるのかもしれない、私自身とは別物なのかも、ということに気がついたのです。
でも、それをそのまま直に受け止めきれていない私がいたのも本当で。
20年近くもステレオタイプを信じて生きてきたので、今までの努力もあった分、「ありのままの私」を受け入れることには勇気が必要でした。
そのようなこともあり、私は少しして、イベントでNaoさんにお会いした際にその気持ちをそのままNaoさんに話してみたのです。
「そのままで十分かわいいよ!素敵だよ!」
Naoさんは優しく話を聞いてくれて、そのように言ってくれました。
「私は私でいいんだ、これからは私の好きなものを大切にして好きなことをたくさんして生きていこう。」
それから少しずつそう思うことができました。
わたしだけの「物語」に出会ったこと
soarでは病気や障害、困りごとを伝えるだけではなく、その人がどのように生きてきたのかという「物語」を届けています。
私はsoarに出会ったことで、私自身が回復してきていることを実感するようになりました。
soarでいろいろな人の「物語」に出会うことで勇気をもらい、私も自分の物語を紡いでいっていいんだ、と思うことができるようになったのです。
今までは自分の好きなものを横に置いていたので、最初は自分が好きなものがあまりわかりませんでした。でも、私も「物語」を紡いでいっていいんだ、ということが分かってから、少しずつ好きなものを大切にできるようになりました。
正解も不正解もない、わたしだけの「物語」。
誰もが自分の「物語」を紡いでいき、自分の可能性を活かして生きていけるような未来。
soarが広がっていくことで、そのような未来がきっと描けると、私は信じています。
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Photo by 馬場加奈子
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