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田んぼ作り 2022 始動

不登校の子どもの居場所づくりの一環も兼ねて、休耕田をお借りして、無農薬の田んぼづくりを始めているグループに参加させてもらっています。

前から、農作業や自給自足に興味があった私は、田んぼ作りの話を小耳に挟み、それ面白そうですね!是非是非お越し下さい!ということで、2020年にガッツリと参画し、反動で2021年はサボり、今年2022年は、心入れ替えて、ある程度は参加しようと思っています。笑

二年前の田んぼ作り (2020年の風景)


0)苗づくり

種から苗を育てます。2020年は苗を農家さんから頂いていたと思うのですが、2021年からはメンバー自身でタネから苗を育てる試みを始めていて、私も今年はベランダで、苗を育てており、冒頭の写真はそれになります。

1)畦塗り(あぜぬり)・・・5月ころ

田んぼのふちや、田んぼと田んぼの境にある「畔(あぜ)」を修復いたします。畦道(あぜみち)の畔(あぜ)です。モグラやザリガニの穴やひび割れにより水が抜けてしまうため、土(泥)で補修します。

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2)代掻き(しろかき)

田んぼに水を貼って、1〜2週間すると、田んぼに水草が生えてきます。これをすくって、畦道の方へよける作業を行います。竹ぼうきで掃いていますが、うまく掃けているのか泥に埋まっているのかよく分からず、手ですくったほうが早かったのかもしれません。

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3)田植え(手で植えました)・・・5月下旬か6月上旬

苗を手に持ち、一箇所に1、2本ずつ植えて行きます。農家さんの考えによって植える本数は異なるようです。

苗を植える前に、縦横方向に目印の線を一応引きますが、時間の経過とともに目印が埋まって行き、横の列と合流することは良くあることです。田植えも稲刈りも手で行うため、多少、田植えの列が曲がっても、あんまり関係ありません。

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4)草取り

田植え後に数回、雑草取りを行いました。雑草をとるか、ぎゅーっと埋め込むか、どちらの方法でもOK。この雑草取りの時になって、田植えの時の縦横の目印が役に立ち、この位置に育っているのは雑草だね?稲かな?という判断材料になりました。(写真はありません)

5)実り・・・9月

実りまでの間、水量調整などを行いつつ(自分はやってません・・・)、稲がたわわに実ります。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

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6)稲刈り

共同作業で、稲刈りから、稲を干すところまでを、一気にやり切ります。

稲を刈る人:鎌を使って、黙々と稲を借ります。
稲を運ぶ人:刈った稲を、干場のちかくへ運びます。
稲を束ねる人:ある程度の稲を束ねて、タコ糸で結びます。
稲を干す人:結われた稲の穂先を2つに分けて、干す台にガサッとかけます。

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7)脱穀・・・10月

2〜3週間経ち、稲が干されてきたら、脱穀します。

一人が足で脱穀機をひたすら回し、もう一人が稲を脱穀機にかけます。
慣れてくると、一人で作業を行います。シートで脱穀されたお米を受け取るケースがあり、そこに脱穀れた籾(もみ)が溜まって行きます。

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脱穀機はこんな感じ。昔の足こぎミシンの要領で回します。たまに逆に回ります。

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8)篩(ふるい)

脱穀した籾(もみ)を、籾(もみ)と藁くず(わらくず)に分けます。ザルをふるいながら分けますが、一部、脱穀機で脱穀しきれていない籾を手でほどきます。

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9)唐箕(とうみ)

ふるわれた籾(もみ)を、こちらのマシンにかけて、手回しで作る風力を利用して、籾(もみ)、籾くず(中身入ってない)、藁クズなどに分けます。

籾(もみ)は一番重いため、すぐ下の受け皿に落ちます。
もみくずは少し軽いため、少し前の受け皿に落ちます。
藁くずは凄く軽いため、前方に吹き飛ばされます。

初めのうち、使い方がわかっていなかったため、全力で手回ししていたため、籾(もみ)含めて、前の方へ飛んで行ってました。笑

そういうこともあろうかと、ブルーシートが準備されており、ブルーシートに溜まっている籾(もみ)を集めて、再度、唐箕(とうみ)してリカバリ完了です。

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10)脱穀の全景

脱穀、篩(ふるい)、唐箕(とうみ)を同時にこなすべく、3箇所に別れて作業が行われました。

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11)収穫祭

収穫された籾(もみ)を、一部は精米するなどして、炊き出しが行われます。釜でお米を炊いたり、藁で家を作ったり、それぞれがそれぞれの時間を過ごします。

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田んぼづくりで学んだこと

会社で仕事をしていると、納期があり、いかに早く仕事を終わらせるかに意識が向きがちでしたが、こちらのグループの田んぼづくりに混ぜてもらい、「みんなで作業を分かち合い楽しむ」ことを教えてもらいました。

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誰一人、ガツガツしている人はおらず、始めてきた方に声をかけて、一緒に作業をしながら同じ時間を過ごす、ただそれだけなのですが、自分にとっては凄く過ごしやすく、心地よい時間でした。

作業そのものも楽しいですが、作業を通して役に立てている実感が高く、そのことが多幸感を高めているのだと思い、このグループが長く続き、仲間が増えている理由(秘訣)なんじゃないかなと思いました。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。
一日、一日が充実した日となりますように。



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