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漆黒の宝玉オニキス

世の中に黒い石は数多くあるが、
オニキスはその代表格。

呪術的なアイテムとして、
お守りとして、
そしてアクセサリーのアクセントとして広く世に出回っていて
その高い波動や効果の割にはけっして高価なものではなく、
非常に身近な石、
それがオニキス。

漆黒のその肢体は
車のスモークガラスのように何が入っているかを
全く見せないけれど、それはオニキスが非常に優しく、
キレ者の石だから。

相当に疲弊して、身中にとんでもなくダークなものを受けていても、
邪気を代わりに受けていて割れそうになったりしても、
そういった”ネガティブな状態”を持ち主に披露することはない。


なんなら石自身が疲弊して曇っていることすら
おくびにすら出さない。

忍びのような石だ。

中身を全く見せないというのは
オニキスという石の矜持であり、
プライドの表れのようなもの。

”この淀み、みせてなるものか!”

なんて言っているようにも見えてしまう。

ほほ笑みも慈しみも憎しみも優しさも
怒りも悲しみも妬みも人間界のありとあらゆる感情を
その漆黒のボディの中に封印し、
ツカエビトを守る、
本当の意味での”黒子”たる存在、

それが黒の宝玉、
オニキス。


負をシャットアウトするブラックバリア、
そして黒という色が持つ物事を保守・安定させる力、
均衡を保つ力は、
比類なき安定感と
守られている感覚をあたえるだろう。

その力に支えられ、
人は心身の安定を得、
気持ちを落ち着け、
明日に希望をつなぎ、将来を夢見ることができるのかもしれない。

確固たる信念、初志貫徹の折れないパワー、
最後までやり抜く力を人は
黒の使者、オニキスより得る。

ただ、そんな彼はいつもポーカーフェイス。

人々を成功に導いた後も
その漆黒の仮面の外側からは
真の表情がわかることはない。

たとえその仮面の裏ではガッツポーズをとっていたとしても…。



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