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女帝ルビー

ラピスを王様とするなら、

ルビーは女帝。
圧倒的な品格、高貴さと情熱、
そして香り立つような官能。


決してこびる事無く、女を武器にする事無く、
凛とした強さを放ち、その赤く妖艶なカリスマ性で
周りを魅了するのだ。


ただし、
非常に気高い彼女は他と同列にされるのを嫌う。


お雛様でもなんでもそうだが、
女帝というのは唯一無二の存在であり、
重臣や側近達と言えど、隣に立つ事は決して無く、
越権行為を嫌い、周りに気を使う事も無く、
ひとり、凛と輝く、
それが帝星ルビーの宿命。


その危険な魅力に魅せられ挑戦する物もあろう。
ただ、心身を鍛え、波長を究極にまで高めた物でなければ
彼女の隣に座することは無いだろう。

”中途半端”は彼女の辞書には無い。
彼女を纏いたければ、
王様・女帝になる覚悟が必要だ。

そして凛と生きる決意が求められる。
それほど彼女のフィルターは厳しいのだ。

その強すぎる力を恨めしくも思いながら、
夜空に輝く一等星、
蠍座のアンタレスのように、
今日も一人、
その真紅の光を放っている。

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