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暮れる2017年を振り返る 〜書きもの編〜

今年はたくさん書きものをした。連載はYahoo!ニュース個人だけだった去年から、多い時は同時に5つ書かせて頂いていた。

「どれくらい書く数を増やせるだろうか?」

手数を増やし続けたら、どうなるだろう。それは自分の関心事でもあったし、負荷を増やすことで能力が上がる可能性があると考えた。僕はいつも「必要は発明の母」を信じている。必要がなければ、必死に効率化を考えることはない。記事や発信の数が多いなんて本質的ではないので、正直どうでもいい。でも、今なら本一冊は丸3日あれば書ける。テーマを選ばせてくれるのならね。

「速く書く」にあたっては、夏にダイヤモンド社から出たこの本「10倍速く書ける 超スピード文章術」が良かった。

ステマ的になるのが嫌だから言うと、これを編集した編集者さんは知人だ。でも、それを差し引いても良かった。私が採用した方法、それは「頭の中で1人の読者を決め、一気に最後まで書いて一晩寝かし、後から削る」というもの。この方法は非常に「書く」という手段で伝えることの本質を捉えている。

ところで、この一年でいくつくらい記事などを書いただろう。数えると、120を超えていた。だいたい3日に1個のペースで記事を執筆していたことになる。僕は週末の土日を使ってだいたい2, 3本の記事を書いていたから、まあそれくらいかなと思う。

おととしから書かせてもらっているYahoo!ニュース個人では、今年35本の記事を書いた。そして去年よりギリギリ今年のほうがpvは伸びた。去年は47本書いていた。これだけ見ると、「書く量を増やしても、質を下げないようにする」とした年初の目標を「数字上では」達成したと思える。

そして今年は、pv以外の記事の「質」についても熟慮を要した。今年書いたいくつかの記事に対しては、内外から厳しい批判をいただいた。「批判のない仕事は、何もしていないことと同じである」と昔アメリカの偉い人が言ったそうだが、批判をきちんと受け止め今後に繋げたい。批判いただく内が華かもしれないし。今、ジャーナリズムについて一度専門的に学んでみたいと思っている。なかなかいい場所が見つからないのだが。


来年は古都に移住し、学生になる。今かなり長い業務時間が圧倒的に減り、勉強と研究に時間を費やしてもまだ余るだろう。だから来年も同じようなペースで書いていきたい。と同時に、発信する医者仲間を増やしていこう。

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