【ご報告:NPO法人の代表を辞任しました】
任意団体としては2013年1月1日、法人になってからは2015年8月17日からの間、NPO法人bond placeの代表をしてきましたが、この度、辞任して理事として関わることにしました。
新代表は、理事だった井上 晶夫 さんに交代します。
この決断まで長い間悩んだのですが、僕自身、そして、僕の家族、また、bond placeがこれからも成長する過程に必要な変化だと受け止め決意しました。
今回の決断には大きく3つの視点があったと考えています。
一つ目は、団体との距離感
二つ目は、自分のキャリアとプライベート
三つ目は、生態系としての団体の新陳代謝
■団体との距離感
ここ数年は、山梨学院大学での仕事が増え、また、家族と関わる時間の重要性も高まり、団体と距離がありました。先日、ふとワークショップのなかで、設立当初を思い返す機会があり、当時のbond placeと、いまのbond placeとでは、僕の立ち位置が変わっていることに気づきました。そんな中で、新しい立ち位置からの関わりにシフトする時期なのではないかと考えました。
■自分のキャリアとプライベート
山梨学院大学で教鞭をとらせていただいて、学生たちと学びの時間を共にした6年は、僕にとってとても満ち足りたものでした。しかし、40代が間近に迫り、“自分の可能性をもっと広げてみたい”、“新しいことにチャレンジしてみたい”という気持ちが生まれてきました。
また、まだ子供が小さく、家族との時間も大切にしていきたいなか、新しい働き方を模索したいという現実的な課題にも向き合う必要を感じました。
■生態系としての団体の新陳代謝
bond placeは、僕の意図を離れて自己組織化し、独自に動いているところが多く、そういった中、僕が代表という肩書を外すことで新陳代謝が加速され、新たな可能性が開かれるように感じました。
代替わりは、どこの組織でも大きな問題として現れるもので、そこに挑んでみたいという関心もあります。僕自身もポジションを変えることで、bond placeの新たな可能性を描けるのではないかと考えています。
新卒入社から3年で会社を辞め、明日をも知れない状況から任意団体を立ち上げて10年が経ちました。その間、ほんとうにさまざまな方に関わっていただき、僕自身、この団体があったからこそ生きてくることができました。
この場を借りて、まずは、bond placeに関わってくれたすべてのみなさんに感謝の気持ちを述べたいと思います。本当にありがとうございました!
代表理事の看板は掛け替えますが、僕自身はbond placeに理事として在籍していますので、引き続きよろしくお願いします。
来年の4月からはなんも決まってないことばかりです。大学で受け持つ授業もかなり少なくなります。
これからどうしようかなーって感じです笑
とはいえ新しいステージへのチャレンジはすでにはじまっていることも気づいています。余白をつくればそこに新しい何かが流れ込んでくる。そんなことがすでに起こりつつあります。
何かおもろい話があったら教えてもらえたらありがたしです。
今後も、bond placeならびに、てっちゃんこと小笠原祐司をよろしくお願いします。
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【新代表挨拶】
このたび、“てっちゃん”こと小笠原祐司の後任として、NPO法人bond placeの代表理事に就任した井上晶夫です。
“てっちゃん”のように、僕は“いのっち”や“いのうえさん”なんてニックネームで呼ばれています。どうぞよろしくお願いします!
てっちゃんはbond placeを辞めるわけではなく、理事として在籍し、関わるアプローチがこれまでと異なることになりますが、新しい立ち位置から、団体の新しい可能性を模索していく予定となっています。
さて、僕もbond placeとの関わりは長く、任意団体として活動がスタートして割と早い段階でジョインしました。
bond placeが掲げている、
ビジョン:一人ひとりが自分のやりたいことができ、輝ける社会を目指す
ミッション:人と人がつながり、学びあうことのできる場づくりを実践する
バリュー:依頼主が抱える社会的な課題を丁寧に聞き、その本質を問い直す
には、僕も完全に同意していて、特に個人として、「“学び“とつながり”のある場をつくる」ことを大切にしたいと考えています。
これまでbond placeに関わり、とても強く感じるのは、bond placeのメンバーみんなが素晴らしく、また関わってくださるみなさんも温かい人たちばかりだということです。
私の強みは、そんな一人ひとりに尊敬の念を抱き、心から応援したい気持ちで関わっていけることだと思っています。
一人ひとりのやりたいことが実現していくように。
人と人がつながり、学びあうことで希望が広がっていくように。
エールを送りながら、みなさんと関わっていきたいと思っています。
これから、どうぞよろしくお願いします!