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初任者必見!指導案の書き方講座⑥指導観をどう書く?

教材観=どんな力をつけるか
児童観=つけたい力に関する習得状況と、つけたい力との差
と述べてきました。今回は、いよいよ、指導観です。

「いよいよ」と書いたのは、教材観、児童観、指導観の中で、最も重要なのが、この「指導観」だからです。理由は簡単です。書いているのが「学習指導案」だからです。

「指導」案なのだから、「どのように指導するのですか?」というのが問われます。つまり、指導観というのは「教材観、児童観を踏まえた上での単元目標達成のための具体的な指導上の工夫点」ということです。

ですからまず、指導観というのは「オリジナルでなくて良い」ということです。こういうことを教えたいけれども、こういう実態なので、恐らく効果があると思う、本に載っていた、この指導とこの指導とこの指導を組み合わせて指導します、というのでいいのです。例えると、医者が患者の症状を見て、効きそうな薬を処方するのと同じです。わざわざ新しい薬を作る必要はないのです。

もちろん、新しい指導法を考えることも必要な時もあります。しかし、その時は注意が必要です。良く調べたら、その指導法は、もう昔にしている人がいました、ということもあります。それは、一生懸命開発した薬は、もう昔に開発されていましたというのと同じです。

だったらば、考えたのは一体何だったのでしょうか。ですから、教師は様々な指導法を知らなければいけません。たくさん知っていれば、より子どもに合う指導法で指導することができます。医者が、よりよい薬の処方ができるように。(続く)

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