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ガソリン価格についてにわか勉強してみた

ガソリン代がべらぼうに高いです。
昨日だかのニュースでは、186円を超え、2週連続で過去最高値を更新したそうです。
これに対して、政府が補助金を出すってことが決まって(すでに補助金を出していて、その延長が決まった)、やったやったー🙌みたいな報道もされたりしてます。
ということで、ちょっといつもの、僕のにわか勉強で、ガソリンの値段について勉強してみました。


▼ 税金がスゲェ

まず、ガソリンって、購入する時に、けっこうな税金がかけられてるんですね。
ガソリンそのものの値段に、揮発油税というのがかかっていて、この揮発油税は大半が国に、一部が自治体に入る仕組みとなっています。
で、ここで見逃してはならないことがあって、それは、揮発油税には、特例税率というのが掛けられているってことです。
どういうことかと言うと、まずガソリン自体の値段があるわけです。
そこに、本則税率というのが掛けられて、それは約28円なんだそうです。(1リットルあたりです。)
さらにそれに、さっき言った特例税率というのが掛けられていて、それは約25円なんだそうです。
合計すると、1リットルあたり、約53円。
でもってこれに消費税10%がかかって来るってことになります。
ガソリン代って、税金がスゲェって思いました。


▼ トリガー条項

で、この特例税率なんですが、なんでこんなもんが掛けられてるの?って思いますよね。
なんでもこれは、道路財源の不足を補うために暫定的に掛けられていたものなんだそうですが、それが、暫定ではなくなり、特例税率と名を変えて、ずっと掛けられる税金となってしまったということです。

ただ、この特例税率には、トリガー条項というのがあって、トリガーだから引き金ということなんだけど、ガソリンの価格が一定以上になったら、特例税率はしばらく掛けませんよって制度があるんですね。
具体的には、1リットル160円以上が3ヶ月続いたら、このトリガー条項が発動されるという制度があります。

まさに今、超えてるやんけ‼️って思うのですが、このトリガー条項は、東日本大地震の時に、復興財源確保のため凍結されてるんです。
で、それ以降も凍結されたままなんだそうです。


▼ 特例税率か補助金か

ある試算によると、もしも、トリガー条項を発動させて特例税率を免除したとすると、政府の税収は

2.8兆円

の減収になっただろうということです。
一方で、これまでに補助金として、政府が支出してきた税金は

4.3兆円

なんだそうです。
そしてどちらをやっても、その価格抑制効果はほぼ同じなんだとか。

補助金に4.3兆円使う。
トリガー条項で2.8兆円減収。
その差は、1.5兆円。

どうなんだろうねと、思いますね。


以上でーす。

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