「役割を果たす」ただそれだけのこと
新年早々に起きた羽田空港での航空機事故。
日航機の乗客乗員は全員無事でしたけど、海保の方は5人の犠牲者が出ました。
この事故について、警視庁が捜査本部を立ち上げて、業務上過失致死などで捜査を始めたというニュースが報じられています。
そしてこれに関して、
今の時点で犯人探し?
とか
業務上過失致死とかやめよう
とか
批判的な声が上がっています。
今日はこのことについて、僕の考えることを書いてみようと思います。
▼ 役割は果たす
結論から言うと、警視庁からしてみれば
役割は果たします
ということなんだと思います。
5人もの方々が亡くなりました。
5人も、です。
5人もの人の命が亡くなった事案に対して、警察として
あぁ、そうですか
あとはじゃ、原因究明してね
って、そんなこと絶対にありえないです。
警察は、そこに
犯罪があると思料するときは捜査するものとする
とされています。
飛行機がぶつかって5人が亡くなった。
この事実に対して
犯罪があると思料する
ということは、ごく自然なことであり、だとすれば
捜査するものとする
なわけです。
警視庁としては、役割は果たします、というだけのことなんだと思います。
▼ 犯人探しではない
それと、もうひとつ思うことは、警視庁の捜査だって、決して
犯人探し
ではないということです。
犯罪としては、いわゆる過失犯、と言われる犯罪なわけなんだけど、それって、やっぱりまずは
なんでそうなったの?
ということを解き明かそうとしなきゃいけないし、それこそが最も明らかにしないといけない要素なんですよね。
ということは、捜査としてもいちばんやらなきゃいけないことは、原因究明、なわけです。
その上で、どんな過失があったのか?を特定して、だったら、どこに責任があるのか?を当てはめていく。
結果的には、犯人を特定する、ということになってしまうわけだけど、そこはやっぱり、人が亡くなってる、ということを鑑みれば、どこかが、誰かが、責任を負わないといけないんじゃないですかね。
そんなわけで、あくまで僕の個人的な考えですが
今の時点で犯人探し?
とか、そういう警視庁の捜査に批判的な言葉は、僕は、少し的外れなんじゃないかなって気がしています。
原因を明らかにして、然るべき人に責任を追及する。
それが警察に求められる役割なんだと思うし、警視庁はそれをただ、果たしているだけ、なんだと思います。
以上でーす。
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