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強いチームの指導者と選手の関係

もう、少し旬は過ぎた感じもありますが、野球の世界一を決めるWBCで、日本が勝ちました。
ダルビッシュ投手、大谷投手と締めたアメリカとの決勝戦は、鳥肌もんでしたが、僕が一番印象に残っている試合は、その一つ前の試合、準決勝のメキシコ戦です。


▼ 選手を信じて任せる指導者

この試合、1点負けてる状況で最終回を迎えます。
その最終回、無死一、二塁のチャンス。
この場面で打席が回ってきたのが、スワローズの村上選手でした。
村上選手はこの大会、本来の調子が出ておらず、この試合もそこまで3三振とまったく打てていませんでした。
代打も考えられたし、送りバントもあり、だったと思います。
SNS界隈では、代打だろ、バンドだろ、の書き込みがされていたし、実際村上選手も、

バントあるな

と頭に浮かんだそうです。
でも、栗山監督は

信じる、任せた

と、村上選手を打席に送り出します。
選手を信じて任せる。
そういう選択をしたんですね。


▼ 信じられ任せられた選手

栗山監督から、

お前を信じてる!任せた!

そう言われた村上選手は、その打席で見事に、サヨナラの二塁打を打つわけです。

考えてみると、と言うか、考えるまでもなく、村上選手って、スゲェ選手なんですよね、そもそも。
去年のセ・リーグの三冠王で、しかも王さんを抜く56本のホームランを打ってる選手なんですからね。

圧倒的な実力、圧倒的な実績があるからこそ、指導者に

信頼され、任された

そういうことなんだと思います。


▼ 強いチームの指導者と選手

栗山監督のやり方というのは、僕的には、これからの指導者像だろうなぁと感じています。
野球界って、どちらかと言うと、まだまだ古い体質が残っていて、

できなければ外す
ミスすれば怒鳴る

そういう指導者が、未だにいるのはいるし、特に学童野球界では、むしろそういう指導者が大勢を占めてるのかもしれません。

また、選手たち側にしても、例えば自分が試合に使ってもらえないとか、途中で代えられたことに対して

なんで自分を使わない?
なんで代えられないといけない?

みたいなことを言う選手っています。
また、そういう保護者さんも、います。

栗山監督は、

選手を信じて任せる

ことができる指導者です。
そして村上選手は、指導者から信じられ、任せられるくらいに

圧倒的な実力と実績

を備えた選手です。

強いチームの指導者と選手って、こういう関係なんだと思いました。


以上でーす。



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