資本主義の奴隷

昨日DAISOで
小さな目覚まし時計を買った
今日は
冬の風の吹き荒れる
港の倉庫で

フィリピンや中国からやってきて
山のように積まれた
お菓子の入った箱
台車の上のダンボールに詰め
ベルトコンベアに載せている

それらはトラックに積まれ
日本の果てのDAISOにまで
運ばれてゆくだろう

作業は半永久的に続く
まわる
ハムスターのようにぐるぐる周っている

一体なんのためにこんなことをしているのか
せわしくうごく僕たちは
資本主義の神に仕える
奴隷・あるいは神官のようで

ピラミッドを建てた人たちも
あるいはこんな気持ちだったかもしれないと
うっとりと思うのです

お昼休みにカップラーメンを
食べるのが楽しみで
今日も働きます

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