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【配信コラム】#EDDIEのかく語りき 第31回/#AppleTV最前線/ピックアップ映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』/8月の期待の新作/#あなたの好きなスカヨハ映画 特集

みなさん、こんにちは、こんばんは。

いやぁ毎日暑いですね〜。梅雨も明けて、これから本格的な夏というところ。夏生まれなのですが、もう暑さが苦手で早く涼しくなってほしいものです。

さて、前回配信では抹茶マラカスさんをゲストにお迎えして、「#あなたの好きな漫画実写映画」を特集しました。個人的にとても楽しい配信だったので、こちらにもアーカイブを残しておきます。ぜひお聴きくださいませ。

そして、前回配信から今回配信までの映画ネタでいえば、「映画を観ながらカレーを食べる会」に参加してきました。
第15回ということで、第1回が確か2021年8月頃だったと思うので、実にまる3年も続けている会で本当にすごいなと思わされます。
映画を観ながらカレーを食べる会でいただいたカレー(南インドのミールス)はこちらです。

あと、主催のタツヤ・マキオくんが「#EDDIEのかく語りき」のゲスト出演してくれた会のアーカイブはこちら。

千葉県某所で2〜3ヶ月に1回のペースで開催しているので、カレーや映画に関心のある方はぜひご参加ください。参加したい人は上記Xに記載しているタツヤ・マキオくんにDMで参加表明をしてくださいませ。次回は9月に開催予定の模様です。

#EDDIEのかく語りき 第31回トークテーマ

2024年7月21日(日)22時〜𝕏のスペースで配信した「#EDDIEのかく語りき」第31回目のトークテーマについてまとめていきます。
細かい話は配信の方で語っていますので、アーカイブを聴いていただけると幸いです。


①8月期待の新作映画

隔週第3日曜日の恒例である、「来月の注目新作映画」についてまとめていきます。
本コーナーはリスナー参加型で実施しており、まずは私が観ようと思っている次月の注目新作映画を紹介していきます。
その間にリスナーの方々にコメントをいただきながら、次月にどんな映画を観るかの参考になるような時間にできればと考えているコーナーです。
私の趣味嗜好だけでなく、リスナーさんからの注目映画を教えてもらうことで、「そんな映画があったんだ!」「それ面白そう!」とかの発見になれば嬉しいと考えて設けています。

【EDDIEの8月公開の注目新作映画】

●『ツイスターズ』/2024年8月1日公開

超巨大竜巻が多数発生したオクラホマを舞台に、知識も性格もバラバラな寄せ集めチームが竜巻に立ち向かう姿を描いたアクションアドベンチャー。

ニューヨークで自然災害を予測して被害を防ぐ仕事をしている気象学の天才ケイトは、故郷オクラホマで史上最大規模の巨大竜巻が連続発生していることを知る。彼女は竜巻に関して悲しい過去を抱えていたが、学生時代の友人ハビから必死に頼まれ、竜巻への対策のため故郷へ戻ることに。ケイトはハビや新たに出会ったストームチェイサー兼映像クリエイターのタイラーらとともに、前代未聞の計画で巨大竜巻に挑む。

「ザリガニの鳴くところ」のデイジー・エドガー=ジョーンズが気象学の天才ケイト、「トップガン マーヴェリック」のグレン・パウエルがストームチェイサーのタイラー、「トランスフォーマー ビースト覚醒」のアンソニー・ラモスがケイトの友人ハビを演じた。「ミナリ」のリー・アイザック・チョン監督がメガホンをとり、「レヴェナント 蘇えりし者」のマーク・L・スミスが脚本を担当。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
いまハリウッドで最も輝く俳優グレン・パウエル主演ということで、彼の活躍っぷりに期待。さらに巨大竜巻を題材にしたディザスタームービーなので、映画館で観てこその迫力の高さに圧倒されたい!

●『インサイド・ヘッド2』/2024年8月1日公開

人間が抱く「感情」たちの世界を舞台に描き、2016年・第88回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞したディズニー&ピクサーのアニメーション映画「インサイド・ヘッド」の続編。

少女ライリーを子どもの頃から見守ってきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情たちは、転校先の学校に慣れ新しい友人もできたライリーが幸せに暮らせるよう奮闘する日々を過ごしていた。そんなある日、高校入学を控え人生の転機に直面したライリーの頭の中で、謎の警報が鳴り響く。戸惑うヨロコビたちの前に現れたのは、最悪の未来を想像してしまう「シンパイ」、誰かを羨んでばかりいる「イイナー」、常に退屈&無気力な「ダリィ」、いつもモジモジして恥ずかしがっている「ハズカシ」という、大人になるための新しい感情たちだった。

前作に続いてメグ・レフォーブが脚本を手がけ、「モンスターズ・ユニバーシティ」のストーリースーパーバイザーを務めたケルシー・マンが監督を担当。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
次のアカデミー長編アニメーション賞の筆頭候補ではないでしょうか。子供が大人の階段を登るためには様々な感情と向き合うことが必要。その繊細な感情表現をディズニー&ピクサーの繊細な表現で魅せるのを楽しみたい。

●『Chime』/2024年8月2日公開

「CURE キュア」「回路」「ドッペルゲンガー」などのサスペンス、ホラー作品でも知られる黒沢清監督が手がけたオリジナルの中編作品。あるチャイムの音をきっかけに、料理教室で講師を務める主人公の日常に異変が起こるさまを描く。

料理教室で講師として働いている松岡卓司。ある日のレッスン中に、生徒のひとりである田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と不思議なことを言い出す。事務員のあいだでも田代は少し変わっていると言われているが、松岡は気にせず接していた。しかし別の日の教室で、田代は「自分の脳の半分は機械に入れ替えられていてる」と言い出し、それを証明するために驚きの行動に出る。これをきっかけに松岡の周囲で次々と異変が起こり始め……。

メディア配信プラットフォーム「Roadstead」のオリジナル作品第1弾として製作され、「Roadstead」で2024年4月12日からデジタル販売された。2024年8月から、東京のミニシアター「Stanger」の配給で劇場上映。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
6月にセルフリメイクの最新作『蛇の道』が公開されたばかりの黒沢清監督の中編映画。45分という尺でどれだけの人間の恐ろしさや悍ましさが表現されているか。黒沢清監督ならではの陰鬱さに期待。

●『ブルーピリオド』/2024年8月9日公開

「マンガ大賞2020」を受賞した山口つばさによる人気漫画を実写映画化し、空虚な毎日を送っていた男子高校生が情熱だけを武器に美術の世界に本気で挑む姿を描いた青春ドラマ。

高校生の矢口八虎は成績優秀で周囲からの人望も厚いが、空気を読んで生きる毎日に物足りなさを感じていた。苦手な美術の授業で「私の好きな風景」という課題を出された彼は、悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみる。絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、美術に興味を抱くようになり、またたく間にのめりこんでいく。そして、国内最難関の美術大学への受験を決意するが……。

眞栄田郷敦が矢口八虎役で主演を務め、同級生のユカちゃんこと鮎川龍二を高橋文哉、八虎のライバルとなる天才高校生・高橋世田介を板垣李光人、美術部の先輩・森まるを桜田ひよりが演じる。「サヨナラまでの30分」「東京喰種 トーキョーグール」の萩原健太郎が監督を務め、脚本を2021年に放送されたテレビアニメ版「ブルーピリオド」も手がけた吉田玲子が担当。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
持たざるものが天才に立ち向かうという熱さに期待値が高まる!人間の大半は天才ではない。だからこそ胸を熱くするストーリー展開を期待したい。

●『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』/2024年8月9日公開

アイドルグループ「櫻坂46」の藤吉夏鈴が映画初主演を務め、高校の新聞部を舞台に、社会の隅から大人たちの闇を暴いていく高校生たちの姿を描いた社会派エンタテインメント。「ももいろそらを」「恋は光」の小林啓一監督がメガホンをとった。

文学オタクな高校1年生の所結衣は、あこがれの若手作家・緑町このはが在籍しているという名門・櫻葉学園高校に入学するが、肝心のこのはが正体不明の存在だということを知る。入部を希望していた文芸部の部長から、入部の条件としてこのはの正体を突き止めてほしいと頼まれ、情報を持っているという新聞部に潜入することに。個性的な部員たちに振り回されながらも新聞部の新米記者として活動するうちに、新聞や記者の仕事の魅力にひかれていく結衣。やがて学園に隠された闇が次第に見えてきたことで、結衣は決断を迫られる。

主人公のトロッ子こと所結衣を藤吉が演じ、髙石あかり、久間田琳加、中井友望ら注目の若手俳優たちが新聞部の文芸部の部員役で共演。日本大学藝術学部映画学科に在籍していた原案者の宮川彰太郎が、高校生のときに考えたアイデアを、大学の授業の課題であったオリジナル映画の企画書にして提出し、それが同学部の非常勤講師を務めていた「アルプススタンドのはしの方」などの企画プロデューサーとして知られる直井卓俊の目に留まり、映画化実現に至った。宮川の原案をもとに、「辻占恋慕」「さよならエリュマントス」の大野大輔が脚本を手がけた。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
青春映画を撮らせたら右に出る者はいない小林啓一監督の最新作。個人的に推しでもある髙石あかりを小林啓一が撮るとどうなるか。メディア志望だった自分としては新聞部を舞台にした作品というのにも興味津々。

●『インスティゲイターズ ~強盗ふたりとセラピスト~』/2024年8月9日配信開始(AppleTV+)

自暴自棄になっているローリー(マット・デイモン)と前科のあるコピー(ケイシー・アフレック)は、強盗を実行するために手を結ぶ。しかし、強盗は失敗。二人はローリーのセラピスト(ホン・チャウ)を巻き込み、警察や官僚、犯罪組織のボスの追っ手を振り払い、出し抜こうとする。
『AIR/エア』などのマット・デイモンと『マンチェスター・バイ・ザ・シー』などのケイシー・アフレックが強盗コンビを演じるアクション。自暴自棄になっている男性と前科のある男性が手を組み強盗を試みるも失敗し、警察や官僚、犯罪組織に追われる身となる。共演はホン・チャウ、マイケル・スタールバーグなど。プロデューサーにデイモンやベン・アフレックなどが名を連ね、監督をデイモン主演の『ボーン・アイデンティティー』などのダグ・リーマンが務める。

シネマトゥデイより

【見どころ/期待するところ】
マット・デイモン&ベン・アフレックコンビにハズレなし!?重厚なスパイ映画を撮ったダグ・リーマンがこのちょっと笑えそうな設定の作品を撮ったらどうなるのか…気になって仕方がない。

●『フォールガイ』/2024年8月16日公開

「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビッド・リーチ監督が、ライアン・ゴズリングとタッグを組んで描いた痛快アクション。1980年代に放送されたテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を映画としてリメイクし、危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの戦いを、自身もスタントマン出身のリーチ監督がリアルかつ斬新なアクションで活写する。

大怪我を負い一線から退いていたスタントマンのコルトは、復帰作となるハリウッド映画の撮影現場で、監督を務める元恋人ジョディと再会する。そんな中、長年にわたりコルトがスタントダブルを請け負ってきた因縁の主演俳優トム・ライダーが失踪。ジョディとの復縁と一流スタントマンとしてのキャリア復活を狙うコルトはトムの行方を追うが、思わぬ事件に巻き込まれてしまう。

主人公コルトの元恋人ジョディを「クワイエット・プレイス」シリーズのエミリー・ブラント、失踪した主演俳優トム・ライダーを「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソンが演じた。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
デビッド・リーチ監督の最新作ということでアクション描写に期待。彼自身がスタント出身ということもあり、スタントダブルを主役に据えた物語はかなり深みが出るはず。監督作に自ら出演するリーチ監督の登場にも注目。

●『ザ・ユニオン』/2024年8月16日配信開始(Netflix)

「ザ・ユニオン/The Union(原題)」建設作業員として働いていた普通の男が、高校時代の恋人に誘われスパイ活動に足を踏み入れる!普通の男からスパイに転身した男を描く。マーク・ウォルバーグxハル・ベリー共演のアクションコメディ。

マイク(マーク・ウォールバーグ)は、故郷のニュージャージー州で建設作業員として働き普通の生活を送っていた。
ある日、マイクがバーにいると高校時代に恋人だったロクサンヌ(ハル・ベリー)が現れる。2人は酒を交わしながら高校時代の懐かしい話をして夜を楽しんだ。そして公園に行き、いい雰囲気に・・・と思っていたのはマイクだけ。
マイクは何者かに注射を打たれて気を失い、目を覚ました時にはロンドンにいた。ロクサンヌからの誘いを受けたマイクは、その日からスパイ活動をやり遂げるための厳しい訓練を行うことになる。
訓練を終え、無事にスパイとなったマイク演じるマーク・ウォールバーグが鍛えぬいた技でハイスピードのカーチェイスに挑む!

Dramasnotoより

【見どころ/期待するところ】
マーク・ウォルバーグxハル・ベリーのタッグはあったようでなかった!?高校の同級生に久しぶりに会ったと思ったらいつの間にかロンドンにいてスパイを目指しているっていうぶっ飛んだ内容にコメディ要素も期待したい。

●『心平、』/2024年8月17日公開

2014年の福島を舞台に、立ち入りを制限された地域に足を踏み入れた青年とその家族の葛藤を描いた人間ドラマ。

福島の小さな村に住む心平は兼業農家の父を手伝いながら暮らしていたが、3年前の原発事故によって農業ができなくなってから職を転々とし、現在は無職だった。父・一平は心平に軽度の知的障害があることに向き合えず、小遣いを与えるだけで心平の将来については諦めていた。心平の妹いちごはそんな父と兄のために家事をする毎日にうんざりしている。ある日、一平といちごは近所の住民から、心平が避難中の家々で空き巣を繰り返していると聞かされる。家を出たまま帰ってこない心平を追ってある場所にたどり着いた一平といちごは、そこで思いがけない光景を目にする。

「SR サイタマノラッパー」シリーズの奥野瑛太が主人公・心平、テレビドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」の芦原優愛が妹・いちご、「なん・なんだ」の下元史朗が父・一平を演じた。監督は「ダラダラ」の山城達郎。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
個人的に推しの俳優・奥野瑛太主演作品ということで注目。定職に就けない社会的弱者であり知的障害を持ったキャラクターと家族の関わり方、原発事故というテーマ性もはらみ、どのような物語に仕上がっているのか。

●『ラストマイル』/2024年8月23日公開

テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。

流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたるが……。

主人公・舟渡エレナを満島ひかり、梨本孔を岡田将生が演じ、事件に巻き込まれる関係者役で阿部サダヲとディーン・フジオカ、捜査を担当する刑事役で「アンナチュラル」の大倉孝二と「MIU404」の酒向芳が出演。さらに「アンナチュラル」から三澄ミコト役の石原さとみ、中堂系役の井浦新、久部六郎役の窪田正孝ら、「MIU404」から伊吹藍役の綾野剛、志摩一未役の星野源らが再結集する。主題歌も「アンナチュラル」「MIU404」に続き米津玄師が担当した。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
野木亜紀子脚本というだけでも楽しみなのに、ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』とのシェアードユニバースというのだから豪華な俳優陣の共演に期待が高まるばかり。

●『モンキーマン』/2024年8月23日公開

闇のファイトクラブに猿のマスクを被って出場しているキッドには、母親を殺された過去があった。トラウマに苦しみ抗う彼は、ある日、すべてを奪った仇のアジトに潜入する方法を見つける。母親と自分の人生を滅茶苦茶にされた彼は、その怒りの力を復讐に使う。

『ジョン・ウィック』シリーズの製作スタッフと、プロデューサーのジョーダン・ピールがタッグを組んだアクション。架空のインドの都市を舞台に、母親を殺された男性が、闇のファイトクラブで殴られ屋をしながら、復讐に人生をかける。監督・主演は、『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテル。共演はシャールト・コプリー、ピトバシュら。

映画ナタリーより

【見どころ/期待するところ】
『ジョン・ウィック』シリーズの製作スタッフとジョーダン・ピールという掛け合わせが吉と出るか凶と出るか。いや、絶対に面白いに違いない。バイオレンスとホラーのぶっ飛んだ描写に期待。

●『箱男』/2024年8月23日公開

作家・安部公房が1973年に発表した同名長編小説を、「狂い咲きサンダーロード」「蜜のあわれ」などの鬼才・石井岳龍監督が映画化。

ダンボールを頭からすっぽりと被った姿で都市をさまよい、覗き窓から世界を覗いて妄想をノートに記述する「箱男」。それは人間が望む最終形態であり、すべてから完全に解き放たれた存在だった。カメラマンの“わたし”は街で見かけた箱男に心を奪われ、自らもダンボールを被って箱男として生きることに。そんな彼に、数々の試練と危険が襲いかかる。

1997年に映画の製作が決定したもののクランクイン直前に撮影が頓挫してしまった幻の企画が、27年の時を経て実現に至った。27年前の企画でも主演予定だった永瀬正敏が“わたし”を演じ、“わたし”をつけ狙って箱男の存在を乗っ取ろうとするニセ医者役で浅野忠信、箱男を完全犯罪に利用しようともくろむ軍医役で佐藤浩市、“わたし”を誘惑する謎の女・葉子役で白本彩奈が共演。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
27年も温めてやっと実現したという企画に、永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市という渋い3人で織りなす化学反応に期待。箱男に憧れて箱男になる男っていう設定からぶっ飛んでて好き。

●『きみの色』/2024年8月30日公開

「映画 聲の形」「平家物語」などの山田尚子監督が、思春期の少女たちが向き合う自立と葛藤、恋模様を、絵画のような美しい映像でつづったオリジナルアニメーション映画。

長崎市内のミッションスクールに通うトツ子は、人の感情が「色」として見える。彼女は友人や家族の色を暗くしないために気を遣い、その場を取り繕うような嘘をついてしまう。そんなある日、トツ子は街の古書店で出会った美しい色を放つ少女きみと、音楽好きの少年ルイと3人でバンドを組むことに。それぞれ悩みを抱える3人は音楽によって心を通わせていき、いつしか友情とほのかな恋のような感情が芽生え始める。

トツ子、きみ、ルイの声は、それぞれ鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖と注目の若手俳優たちが担当。3人を導くシスター日吉子役を新垣結衣が務めた。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズの吉田玲子が脚本、「チェンソーマン」の牛尾憲輔が音楽、「平家物語」「犬王」のサイエンスSARUがアニメーション制作を手がけた。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
アニメをあまり観ない自分でも『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』にはかなり心を震わされた。さらに音楽を題材にしているというのもあり、音楽青春映画に間違いはないを唱える自分としては期待せざるを得ない。

●『愛に乱暴』/2024年8月30日公開

「悪人」「怒り」などで知られる作家・吉田修一の同名小説を江口のりこ主演で映画化し、愛のいびつな衝動と暴走を緊迫感あふれるタッチで描いたヒューマンサスペンス。

初瀬桃子は夫・真守とともに、真守の実家の敷地内に建つ離れで暮らしている。桃子は義母・照子から受ける微量のストレスや夫の無関心を振り払うかのように、石鹸教室の講師やセンスある装い、手の込んだ献立といった“丁寧な暮らし”に勤しんで日々を充実させていた。そんな中、近隣のゴミ捨て場で不審火が相次いだり、愛猫が行方不明になったり、匿名の人物による不気味な不倫アカウントが表示されるようになったりと、桃子の日常が少しずつ乱れはじめる。

徐々に平穏を失っていく主人公・桃子を江口が演じ、夫・真守を小泉孝太郎、真守の母・照子を風吹ジュン、真守の不倫相手・奈央を馬場ふみかが演じた。監督は「おじいちゃん、死んじゃったって。」「さんかく窓の外側は夜」の森ガキ侑大。

映画.comより

【見どころ/期待するところ】
小説の実写化常連の吉田修一原作。しかも主人公の鬱屈とした日々にストレスを抱える主婦役に江口のりこは期待しないわけがない。思いっきり陰鬱でおどろおどろしい人間の汚いところ満載な内容に期待したい。

②AppleTV最前線

今回のAppleTV最前線では、現在配信中のドラマと近日配信予定のドラマをご紹介します。

■ドラマ『レディ・イン・ザ・レイク』

1966年、少女の失踪事件がボルチモアの街を襲ったとき、2人の女性の人生が死の危険をはらみながら交錯していく。
ローラ・リップマンの2019年の小説を原作に映像化。1966年にボルチモアで発生した少女失踪事件をめぐる、ふたりの女性の運命的な衝突を描きます。
主演はナタリー・ポートマンとモーゼス・イングラムです。イラン・ノエル、ブレット・ゲルマン、バイロン・バウアーズ、ノア・ジュープ、ジョサイア・クロス、マイキー・マディソン、プルイット・テイラー・ヴィンスが共演。アルマ・ハレルが製作・監督です。
主演のナタリー・ポートマンと原作者のローラ・リップマンは、製作総指揮にも名を連ねています。

■ドラマ『Me:ボクの物語』

12歳のベン・バサーニは、出会った人に変身できる力を手に入れる。新しい学校、新しい家族、そして不思議な力に囲まれて、ベンは自分が何者なのか、どうなりたいのかを考え始めるSFヒューマンドラマ。
主人公のベンをLucian-River Chauhan(「静かなる侵蝕」)が演じます。
ほか、共演はアビゲイル・ピニョフスキ(「メッセージ」)、ディルシャッド・ヴァザリア(「リベンジ」「Second Chance」)、Amanda Reid、Jessy Yates、カイル・ハワード、シャリフ・アトキンスなど。製作はバリー・L・レヴィ、監督はマイケル・ドースです。

【近日配信の新作】

■ドラマ『タイム・バンディット』/2024年7月24日配信開始

テリー・ギリアム監督によるによる1981年の映画「バンデットQ」(原題 Time Bandits)を、テレビドラマ化。
11歳のケヴィンは落ちぶれた窃盗団と時空を超えたイチかバチかの冒険に出かけ、歴史への情熱が試される。
ジェマイン・クレメント、イアン・モリス、タイカ・ワイティティが製作総指揮を務めます。
主演は「フレンズ」「ザ・カムバック」のリサ・クドロー。ほか、共演はKal-El Tuck、Tadhg Murphy、ロジャー・ジーン・ンセンギユムワ、ルーン・タムティ、シャーリン・イー、レイチェル・ハウス、キエラ・トンプソン、ジェームス・ドライデン、フェリシティ・ウォード、フランチェスカ・ミルズ、Imaan Hadchiti。プロデューサーのワイティティとクレメントはゲスト出演もしています。

■ドラマ『ウーマン・イン・ブルー』/2024年7月31日配信開始

Apple TV+で新作ドラマシリーズ「ウーマン・イン・ブルー」が、7月31日(水)から配信開始されます。メキシコ初の女性警官の実話を基にした、スペイン語のクライムドラマです。
1971年、4人の女性が超保守的な規範に反抗し、メキシコ初の女性警察に加わるが、それは連続殺人犯からマスコミの目をそらすために作られた組織だったことが判明する。犠牲者が増え続ける中、犯人に裁きを受けさせるため、彼女たちはある取引をする。
バルバラ・モーリが主演、Amorita Rasgado、ヒメナ・サリニャーナ、Natalia Téllezが同僚の女性警官を演じます。ほか、共演にミゲル・ロダルテ、レオナルド・スバラーリャ、クリスチャン・タッパン、Horacio García Rojasなど。

③EDDIEのピックアップ映画/映画『マイ・スパイ2 永遠の都へ行く』『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』

◆『マイ・スパイ2 永遠の都へ行く』

期待に応えて、「マイ・スパイ」のダイナミックなコンビが帰ってくる。CIAのベテラン工作員JJ(デイヴ・バウティスタ)と、その義娘であり弟子でもあるソフィ(クロエ・コールマン)は、高校の合唱団のツアーでイタリアへと出向くが、バチカンを狙う極悪非道な核爆発計画に巻き込まれ、世界を救うべく再びタッグを組む。

Amazonプライムビデオ作品紹介より

「おかえり」とは言っても、もともと1作目がヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品ということで、観てない人も多いだろうし、認知していない人もたくさんいるであろう作品の続編です。
日本でも密かにAmazonプライムでAmazonオリジナル映画として配信が開始されました。

しかし、1作目が大好きだった僕としては「待望の続編」でもあるし、まさか続編をやってくれるとも思わなかったので、配信当日までにわかに信じられなかったというのが正直な気持ちです。
大人と子供のバディムービーから、続編はその子供が16歳になり大人の階段を登り始めているので、1作目とは全く方向性が異なる作品です。
とはいえ、前作同様にピーター・シーガル監督がメガホンを取っているので、作風は同じ雰囲気。いやぁこの人はデイヴ・バウティスタの魅力がよく分かってらっしゃる
バウティスタは元WWEのレスラーということで屈強な体格を誇るキャラクターとしてオファーされることが多いですが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズにもあるように、コメディアンとしての見せ方が最も輝きます。強くて逞しくて、それでいてちょっとアホな感じがよく似合います。

今作では、12歳児ながら大人顔負けの知能を誇ったソフィーというキャラを演じたクロエ・コールマンが高校生になっており、前作のネタバレにもなってしまうのですが、バウティスタ演じるJJとは家族になっています。
この血の繋がりのない父と娘という設定で、思春期真っ只中な少女という2人の煮え切らない関係性が2人にとっての壁として立ちはだかっています。

CIAスパイとは思えぬ頓珍漢な単細胞男で、現在は家庭を持ったことで分析官として裏方の仕事に徹しているJJ。しかし、過保護な彼は娘が高校の合唱団のツアーでイタリアに行くことになり、引率を自ら引き受けることに。
図々しい彼の行動にこれまた嫌気がさしてしまうソフィーでしたが、あまりにも壮大な事件に巻き込まれていくことで、2人が再びバディとして輝くという内容です。

血の繋がりのない親子を題材にした作品は近年多いですが、元は仲良しだった2人がもう一度絆を深め合っていく模様がこの映画の見どころ。くわえて、今回配信オンリーになったのが勿体無いぐらいアクションの見せ場も満載です。バウティスタがイタリアの街をバイクで走り回るのはめちゃくちゃ見応えがありました!

『マイ・スパイ』1作目はU-NEXTで見放題配信中ですので、1作目を鑑賞後にぜひ続編もご覧ください。

◆『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』

スカーレット・ヨハンソンとチャニング・テイタムが共演し、人類初の月面着陸にまつわる噂をモチーフに、奇想天外な極秘プロジェクトの行方をユーモラスに描いたドラマ。

1969年、アメリカ。人類初の月面着陸を目指す国家的プロジェクト「アポロ計画」の開始から8年が過ぎ、失敗続きのNASAに対して国民の関心は薄れつつあった。ニクソン大統領の側近モーは悲惨な状況を打開するべく、PRマーケティングのプロフェッショナルであるケリーをNASAに雇用させる。ケリーは月面着陸に携わるスタッフにそっくりな役者たちをメディアに登場させて偽のイメージ戦略を仕掛けていくが、NASAの発射責任者コールはそんな彼女のやり方に反発する。ケリーのPR作戦によって月面着陸が全世界の注目を集めるなか、「月面着陸のフェイク映像を撮影する」という前代未聞の極秘ミッションがケリーに告げられる。

ケリーをヨハンソン、コールをテイタムが演じ、物語の鍵を握る政府関係者モー役でウッディ・ハレルソンが共演。「Love, サイモン 17歳の告白」のグレッグ・バーランティが監督を務めた。

映画.comより

Appleオリジナル映画が劇場公開されることが増えてきました。
昨年は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に始まり、『ナポレオン』、そして作品自体は個人的にはイマイチでしたが『アーガイル』などです。

さらに粋なのは公開日ですよね。アメリカでの公開日は7月12日だったので、日本より1週間早いですが、日本公開は7月19日で、実はアポロ11号が月面着陸を成功させたのが1969年7月20日で、今年が50周年だったんですね。
まさに世界最大級の企業Appleと世界一有名な宇宙局NASAがタッグを組んだ大掛かりな周年記念イベント。作品の内容もNASAをPRすることにあるので、この機会に盛大に今一度NASAをPRしようという想いが伝わってきます。

作品自体は往年の80年〜90年台のハリウッド映画にあった懐かしい雰囲気をまとったラブロマンスであり、ヒューマンコメディ。
作中何度笑ったことか。爆笑を誘われるシーンも多かったですが、これまで筋肉おとぼけキャラなイメージが強かったチャニング・テイタムが最後まで実直で真面目なキャラを貫いたことに良い意味で意外性を感じました。
そして、コメディエンヌとして力を発揮したのがスカーレット・ヨハンソンです。彼女は『ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー』や『ドン・ジョン』といったコメディ作品にも出演しているので、実は結構人を笑わせる才能があるのかなと思っています。しかもMCU作品でブラックウィドウ役としてもお馴染みの彼女ですが、MCU作品はシリアスとコメディのバランスが良い作品が多く、笑わせられるシーンも多いので、スカーレット・ヨハンソンは押しと引きのバランスを心得ているのかもしれません。

だから実直で真面目なチャニング・テイタムと水と油のような正反対のキャラ設定で、お互いずっと真面目に罵り合っているズレがまるで漫才のように感じられて面白いというね。ふざけ切って笑わせにきているというよりも、真面目にキャラクターに会話をさせながらそのズレで笑わせにきているある意味正統派漫才と言えるかもしれません。

果たしてNASAの月面着陸は現実だったのか。それが脅かされるようなフェイクの見せ方。史実をネタに揺さぶりをかける脚本が実にお見事でした。

ちなみに、冒頭で話したようにAppleオリジナル映画の劇場公開も増えてきましたが、今後もブラッド・ピットが主演する『ウルフズ』(9月20日劇場公開予定)、同じくブラピ主演の『F1』(2025年劇場公開予定)と話題作が控えています。
これからもAppleTV+非公式アンバサダーとして頑張って広報活動をしてまいります。

④「#あなたの好きなスカヨハ映画」特集

さて、今回のメイン企画「#あなたの好きなスカヨハ映画」特集です。
まずは俳優スカーレット・ヨハンソンについて簡単にご紹介しましょう。

■スカーレット・ヨハンソン/Scarlett Johansson/本名:スカーレット・ヨハンソン
誕生日:1984年11月22日
出身地:アメリカ/ニューヨーク
<プロフィール紹介>
8歳の頃から舞台に立ち、10歳のとき「ノース ちいさな旅人」(94)で映画デビュー。初主演作「のら猫の日記」(96)や「モンタナの風に抱かれて」(98)などで頭角を現す。第61回ゴールデングローブ賞では「ロスト・イン・トランスレーション」(03)でミュージカル/コメディ部門、「真珠の耳飾りの少女」(03)で同ドラマ部門の主演女優賞にダブルノミネート。「アイアンマン2」(10)でマーベル映画に初出演以降、「アベンジャーズ」シリーズを中心にブラック・ウィドウ役を演じ、「LUCY ルーシー」(14)や「ゴースト・イン・ザ・シェル」(17)などのアクション映画にも主演した。スター女優の地位を確立して以降も作品の規模やジャンルを問わず演技力を発揮し、ノア・バームバック監督作「マリッジ・ストーリー」(19)でアカデミー主演女優賞、タイカ・ワイティティ監督の「ジョジョ・ラビット」(19)で同助演女優賞にダブルノミネートされた。

映画.comより

【映画賞受賞・ノミネート歴/スカーレット・ヨハンソン】
<アカデミー賞>
■第92回 アカデミー賞(2020年)
ノミネート 主演女優賞 マリッジ・ストーリー
ノミネート 助演女優賞 ジョジョ・ラビット
<ゴールデングローブ賞>
■第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)
ノミネート 最優秀主演女優賞(ドラマ) マリッジ・ストーリー
■第63回 ゴールデングローブ賞(2006年)
ノミネート 最優秀助演女優賞 マッチポイント
■第62回 ゴールデングローブ賞(2005年)
ノミネート 最優秀主演女優賞(ドラマ) ママの遺したラヴソング
■第61回 ゴールデングローブ賞(2004年)
ノミネート 最優秀主演女優賞(ドラマ) 真珠の耳飾りの少女
ノミネート 最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ロスト・イン・トランスレーション

映画.comより抜粋

今回、Xで「#あなたの好きなスカヨハ映画」というタグを作って募集をしたところ、合計100票の投稿をいただきました。みなさんありがとうございました!
そこで、1作品これぞというスカヨハ映画を選出いただいた作品には2点、複数の好きなスカヨハ映画を選出いただいた作品にはそれぞれに1点とポイントを割り振ってランキングを作ってみました。
では、ランキングを発表していきます!

同率9位で3作品ありましたので、9位の3作品から順にご紹介していきます。

■同率9位『LUCY ルーシー』/7点

スカーレット・ヨハンソンとリュック・ベッソン監督が初タッグを組んだサイキックアクション。ごく普通の生活を送っていた女性ルーシーは、台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまう。マフィアは、人間の体内にある物質を埋め込み、その人間を海外に送り出すことで物質の密輸を行おうとしていたが、ルーシーの体の中でその物質が漏れ出すアクシデントが発生。その影響により、普通の人間なら全体の10%しか機能していないと言われる脳の機能が、徐々に覚醒していく。脳の覚醒率が上がるに従い、超人的な力が解放されていくルーシーは、自分と同じような人間を二度と生み出さないためにも、マフィアの計画を阻止するために動き始める。

映画.comより

■同率9位『ブーリン家の姉妹』/7点

16世紀イングランド。新興貴族のブーリン家は、世継ぎに恵まれない国王ヘンリー8世に長女アンを差し出す。彼女が世継ぎの男児を産めば、一族は富と名声が得られる。しかし、王が目をかけたのはアンの妹メアリーで……。後に英国黄金時代を築くエリザベス1世の母となるアン・ブーリンと、その妹メアリーの王の寵愛を巡る確執を描く歴史劇。姉にナタリー・ポートマン、妹にスカーレット・ヨハンソンと若手トップ女優が競演。脚本は「クィーン」のピーター・モーガン。

映画.comより

■同率9位『ブラック・ウィドウ』/7点

「アベンジャーズ」シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の各作品で活躍した、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウが単独で主役を務めた作品で、孤高の暗殺者だったブラック・ウィドウがなぜアベンジャーズになったのか、知られざる物語が明らかにされる。物語の時代設定は「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」の間で、ブラック・ウィドウがアベンジャーズから離れていた時期に起こった出来事を描く。ブラック・ウィドウの前に突如現れた、“妹”エレーナ。姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織「レッドルーム」の秘密を知ったことで命を狙われる。唯一の味方は、かつて組織が作り出した“偽りの家族”だけだった。しかし、その家族の再会によってレッドルームの恐るべき陰謀が動き出す。エレーナ役は「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたフローレンス・ピュー。監督は、「ベルリン・シンドローム」のケイト・ショートランド。2021年7月8日から劇場公開され、7月9日からDisney+でも配信(追加料金が必要なプレミアアクセスで公開)。

映画.comより

■8位『her 世界でひとつの彼女』/8点

「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」の奇才スパイク・ジョーンズ監督が、「かいじゅうたちのいるところ」以来4年ぶりに手がけた長編作品。近未来のロサンゼルスを舞台に、携帯電話の音声アシスタントに恋心を抱いた男を描いたラブストーリー。他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターのセオドアは、長年連れ添った妻と別れ、傷心の日々を送っていた。そんな時、コンピューターや携帯電話から発せられる人工知能OS「サマンサ」の個性的で魅力的な声にひかれ、次第に“彼女”と過ごす時間に幸せを感じるようになる。主人公セオドア役は「ザ・マスター」のホアキン・フェニックス。サマンサの声をスカーレット・ヨハンソンが担当した。ジョーンズ監督が長編では初めて単独で脚本も手がけ、第86回アカデミー賞で脚本賞を受賞。

映画.comより

■同率6位『アイランド』/9点

「アルマゲドン」「パール・ハーバー」のマイケル・ベイ監督が初めて大物プロデューサージェリー・ブラッカイマーと離れて監督するSFサスペンス。大気汚染から守られた清潔な都市で暮らす人々のあこがれは、日々行われる抽選で選ばれて、最後の楽園<アイランド>に行くこと。だが、主人公リンカーンは、その都市がクローン製造工場であり、アイランド行きの当選者は臓器を摘出されることを知り、都市を脱出しようとするのだが。

映画.comより

■同率6位『真珠の耳飾りの少女』/9点

17世紀のオランダを舞台に、画家フェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」が描かれた背景に物語を構築し、それをモデルとなった少女の目を通して描く。監督ピーター・ウェーバーは英国のTV出身で本作が初監督作。撮影は「髪結いの亭主」から「歓楽通り」までパトリス・ルコント監督作を担当してきたエドゥアルド・セラ。美術は「数に溺れて」などのピーター・グリーナウェイ監督作品の常連ベン・ヴァン・オズが担当。

映画.comより

■5位『マリッジ・ストーリー』/13点

「イカとクジラ」「ヤング・アダルト・ニューヨーク」のノア・バームバック監督が、スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーを主演に迎えて描いたNetflixオリジナル映画。女優のニコールと夫で舞台演出家のチャーリーが結婚生活に葛藤を抱え、離婚に向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ。結婚生活がうまくいかなくなり、円満な協議離婚を望んでいた2人だったが、それまで溜め込んでいた積年の怒りがあらわになり、弁護士をたてて争うことになってしまう。第92回アカデミー賞では作品賞のほか主演男優、主演女優、脚本など計6部門でノミネートされ、ニコールを助ける女性弁護士ノラを演じたローラ・ダーンが助演女優賞を受賞した。そのほかの共演にアラン・アルダ、レイ・リオッタら。Netflixで2019年12月6日から配信。日本では配信に先立つ11月29日から、一部劇場にて公開。

映画.comより

■4位『マッチポイント』/15点

「アニー・ホール」「マンハッタン」のウッディ・アレンがニューヨークを離れ、イギリスで作り上げたラブ・サスペンス。ロンドンの上流社会を舞台に、元プロテニス・プレイヤーの野心家クリスが、成り上がり、そして転落していく様を、結婚や仕事の成功など人生における様々な決断を通して辛辣に描く。主演クリスには「M:i:III」のジョナサン・リース・マイヤーズ。クリスの運命を狂わせるノラにはスカーレット・ヨハンソン。第78回アカデミー賞で脚本賞ノミネート。

映画.comより

■3位『ゴーストワールド』/19点

ダニエル・クロウズのカルトコミックを原作に、疎外感を抱えて生きる少女2人の日常をポップかつユーモラスに描いた青春ドラマ。

幼なじみで親友のイーニドとレベッカは高校を卒業したものの、進学も就職もせずに気ままな毎日を過ごしている。そんなある日、2人は悪戯心から、新聞の出会い広告欄に載っていた中年男シーモアを呼び出して尾行する。イーニドは冴えないシーモアになぜか興味を抱き、彼の趣味であるブルースのレコード収集を通して親交を深めていく。一方、レベッカはカフェで働き始め、イーニドとレベッカは次第にすれ違うようになっていく。

「アメリカン・ビューティー」のソーラ・バーチがイーニド、「のら猫の日記」「モンタナの風に抱かれて」などで子役として活躍してきたスカーレット・ヨハンソンがレベッカを演じ、冴えない男シーモアを「ファーゴ」のスティーブ・ブシェーミが好演。「クラム」のテリー・ツワイゴフが監督を務め、原作者クロウズと共同で脚色も担当。

映画.comより

■2位『ロスト・イン・トランスレーション』/23点

長編映画デビュー作「ヴァージン・スーサイズ」で高く評価されたソフィア・コッポラ監督の長編第2作。異国の街・東京で出会ったアメリカ人男女の心の交流を繊細に描き、2004年・第76回アカデミー脚本賞をはじめ数々の映画賞に輝いた。

ウィスキーのCM撮影のため来日したハリウッドスターの中年男性ボブ。倦怠期の結婚生活から逃れる口実と2万ドルの出演料のためになんとなく引き受けたものの、言葉が通じない中で疎外感を募らせていく。一方、若い女性シャーロットは写真家の夫に同行して東京へやって来たが、夫は仕事で忙しく、ホテルの部屋でひとり孤独な日々を過ごしていた。滞在先のホテルで偶然知り合ったボブとシャーロットは急速に親しくなり、ネオンきらめく東京の街へと繰り出していく。

ビル・マーレイがボブ、スカーレット・ヨハンソンがシャーロットを演じた。林文浩、藤井隆、ダイアモンド☆ユカイら日本の芸能人、タレントも出演。

映画.comより

👑1位『ジョジョ・ラビット』/26点

「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督が第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を、ユーモアを交えて描き、第44回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞した人間ドラマ。第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョは、空想上の友だちであるアドルフの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。主人公のジョジョ役をローマン・グリフィン・デイビス、母親役をスカーレット・ヨハンソン、教官のクレツェンドルフ大尉役をサム・ロックウェルがそれぞれ演じ、俳優でもあるワイティティ監督が、ジョジョの空想の友だちであるアドルフ・ヒトラーに扮した。第92回アカデミー賞では作品賞ほか6部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。

映画.comより

最後に各作品ごとの得点をまとめておきます。

①ジョジョ・ラビット(26点)
②ロスト・イン・トランスレーション(23点)
③ゴーストワールド(19点)
④マッチポイント(15点)
⑤マリッジ・ストーリー(13点)
⑥真珠の耳飾りの少女(9点)
⑥アイランド(9点)
⑧her 世界でひとつの彼女(8点)
⑨ブラック・ウィドウ(7点)
⑨ブーリン家の姉妹(7点)
⑨LUCY ルーシー(7点)

私がクマにキレた理由(わけ)(6点)
幸せへのキセキ(6点)
スパイダー パニック!(6点)
アンダー・ザ・スキン 種の捕食(5点)
それでも恋するバルセロナ(4点)
モンタナの風に抱かれて(4点)
SING シング(4点)
ブラック・ダリア(4点)
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(4点)
ゴースト・イン・ザ・シェル(3点)
アステロイド・シティ(2点)
ヒッチコック(2点)
アイアンマン2(2点)
シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2点)
キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2点)
ホーム・アローン3(2点)
ザ・スピリット(2点)
タロットカード殺人事件(2点)
ドン・ジョン(2点)
アベンジャーズ(1点)
アベンジャーズ エンドゲーム(1点)
のら猫の日記(1点)
バーバー(1点)

全100投票/1作品のみ2点、複数作品各作品に1点で集計

◆まとめ

配信コラムは以上です。

それにしてもスカーレット・ヨハンソンの出演作品は良作が多いですね。
個人的には作品選びがとても上手な俳優という印象。いわゆる駄作と呼べるようなものがほとんどないのは30年を超えるキャリアにおいて驚異的と言えます。
今回公開されたばかりの『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』も数年後に投票を行ったらベスト10に入るぐらいの魅力が満載。
まだ観ていない方には是非とも観ていただきたい逸品です。

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