僕がFacebookで転職希望者を紹介する理由

僕のFacebookのエントリーは一定頻度で面談した方をご紹介するコーナーになっています。これに関しては書き方・やり方についてご指摘を受けることも多々あります。ただ、僕が個人の方のキャリア形成の役に立つ!という生業のスタンスからすると譲れないところでもあります。

個人側に立つと割り切る

人材紹介業というと企業目線なので自己認識的にはキャリアコンサルタントとか個人の側に振り切って最近は仕事をしております。企業さんの側に立つ場合は人事コンサルタントとか採用コンサルタントとか、とにかく企業さんから固定フィーをもらっている場合に限り、企業側の立場で「ゴリッ」とやりますがそれ以外は個人の方に全力で味方をしています。

これには理由はシンプルで僕のご紹介する人は大半が僕と個人的なつながりがあるか、つながりのある方のご紹介です。この関係で企業さんの味方をすると長期での人間関係に支障をきたします

一般的に紹介会社から企業の人事が受け取る情報はプラスの情報が多くなります。これは少しでも多くの人数を決定することを義務付けられている本業人材紹介会社にとっては大事なことで、少しでも多くの面接を組むことが結果として決定に結び付くのでビジネスとして当然です。人事としても大手人材紹介会社には候補者の推薦数を求めている背景もあります。

フィルターとして村山

僕のスタンスでやっている場合は、僕という個人がフィルターにもなっています。僕のFacebookでつながっている人が見てメッセージをいただけるので、テキストとしての個人の情報に加えてこれまでの村山との関係性や村山の人間性を加味して暗黙知含みで興味を持つ流れです。

そうなるとポジティブ情報以上に大事なのがネガティブ情報になります。ポジティブ情報はどこの紹介会社からも来るので逆に言えば履歴書・職務経歴書をみていただければわかります。僕があえてネガティブな情報を載せている以上、後日そこを理由に不通過にはしないでくださいね、そこは気にしませんよね?ということを確認しています。

スキルマッチング以上に社風と個人の性質のマッチングが僕の強みであるので、結果として僕の言葉でいうネガティブ情報を先につぶしておけば企業様にとっても質の高い採用活動に繋がるわけです。

大手人材紹介会社ではやらない。やってはいけない

大手人材紹介会社はコンプライアンス、ブランディングその他の理由により全員のスタンスを統一する必要もありますし、前述の理由もあり、個人の方の合格率を最大化することに価値があります。僕は長期間での関係値を個人として候補者の方と作ることが前提です。僕個人との相性も含めてネガティブな点は面談でも指摘させていただいて企業様伝えるしFacebookでも書くこともお話しして転職活動のサポートをします。

Facebookでは僕とビジネスでつながっている人も個人的に繋がっている人も多いのでこの方法がとても有効に機能していると思います。基本個人の方とは長期間でお付き合いしながらキャリアの壁打ち相手にしていただければと思います。

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