プロとアマチュアの二極化が激しくなるコロナショック下の複業市場

コロナ環境下で人材紹介領域は大きなダメージを受けています。有効求人倍率の発表も本日ありました(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200428/k10012408221000.html)が、この数値は無料のハローワークの数値です。有料の職業紹介事業を営む各種エージェントの影響は著名エージェント各氏が報告している通り、遥かに激震がエージェント業を襲っています。

特に若手の紹介営業を育成中だった同業者においては、第二新卒や若手営業の採用がメインの稼ぎどころのため推定で昨対30-40%程度の実質求人数になっている印象です。(実際求人があっても採用されない。応募者が増えて採用バーが上がるなど)

一方で当社のダブルキャリア・プロのようなハイキャリアによる企業支援サービスや顧問業、アドバイザリー業に関しては引き合いが増えているようです。ハイポジションのCxOの採用も継続して強い悪影響はでていない印象です。

これは、経営者の心理としては理解できるところが多分にあります。景気の後退局面ではかなり筋肉質な経営が求められます。成果に厳しくなり、費用対効果をしっかりと判断していきます。好景気の時は多少ミスをしてもスピード重視なのと他で稼げばいいという意識が働く部分が、一気に成果主義に振り戻されるわけです。

当社においてはこの時期にシェアを一気に伸ばそうとする企業様のマーケティング、大規模なファイナンスのご相談、人事での組織改革を今のうちにやってしまいたいというご相談が増えています。いずれもどうせやるなら実績のあるハイキャリアの方にお願いして、間違いのない成果(この人がやってダメなら仕方ない)を求めてオーダーいただく意思決定をいただいております。

自分が複業のサービスを立ち上げている一方で、逆説的にプロフェッショナルになるまでは1社でキャリアをしっかり積んだほうが良いと伝えてきたことは間違いではないと今確信しています。今後も本当のプロフェッショナルはいかなる状況下でも成果にコミットした仕事の相談が入ります。プロにとっては不況期のほうがアマチュアとの差が歴然と出せるのでさらにポジションを上げることができます。

今、この不況期を機会と捉えるならば自社の仕事に集中してこの環境下でいかに大きな成果を出すことに貢献ができるのかを実証してください。そしてその成果をもとにプロフェッショナルとしての称号を手に入れる。それがウィズコロナ、アフターコロナでのキャリア躍進の糧になります。

これを機会に、不景気の環境下でも事業をドライブさせられるプロフェッショナルが大量に育ち、一気にHEROが増えることを期待しております。

当社ダブルキャリア・プロは多くのHEROと一緒に働くことをいつも楽しく、楽しみにしております。

HERO ROCKS THE WORLD



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