大学野球のすすめ①

  僕は小学生の時から甲子園をゴールに野球をやってきました。それが、昨日書いたようなきっかけがあり、大学野球をすることになりました。
今思えば、大学野球をやって本当に良かったと思います。今日は、僕の経験から考える、大学野球のすすめについて書きたいと思います。
春季大会が無くなりモチベーションが下がっている高校生3年生や、入部がまだなので大学で野球をやるか迷っている大学一回生に是非読んでいただきたいと思います。

僕が考える大学野球をやるべき理由


・野球の本質を理解できる
・野球は何歳からでも、逆転できるスポーツである
・人生の軸が見つかる

の三つです。
今日はこのうちの二つについて書こうと思います。

野球の本質を理解できる

 野球の本質って何?これって本当に難しい問いだと思います。ある人は、「間」と言ったり、ある人は「確率」と言ったり、様々な考え方があります。僕はこれまでに野球の本質についても書いてきましたが、正直まだ分からないことがたくさんあります。まだまだ、日々勉強中です。プロ野球選手でも、この問いに答えられる選手は少ないと思います。
ましてや、高校生が理解できるとは思いません。
 でも、せっかく高校まで野球を続けたのなら、自分なりの「野球とはこういうスポーツである」というものを見つけるべきだと思います。これには、本当に価値があると思います。本質を知る力があれば、将来仕事でも活かせると思います。
 例えば「営業の本質とは?」を分かっていれば営業の仕事はとても簡単になると思います。
 大学野球は自分なりの野球の本質を見つけられる場所だと思います。その際に、高校野球での経験から仮説を立てて、大学野球でいろいろな野球人の価値観に触れながら実証していくことが大切だと思います。

野球は何歳からでも、逆転できるスポーツである

 高校野球で活躍した選手が高卒一年目から活躍するケースはとても少ないと思います。逆に高校の時、無名だった選手が3年目、4年目で一気に活躍するというケースもあります。これらのことから、僕は、野球は20歳を超えてからくらいが本番だと思っています。これには、フィジカル面の影響も大きいと思います。しかし、それ以上に野球の技術には理論がありふれているので、自分の身体に合ったフォームに出会えるまでに、時間がかかることも大きいと思います。
 なので、色々な野球の理論を知り、それを試す必要があります。それを高校生の間でやりきることは出来ないと思います。
 僕自身も陥ってしまったことですが、これ以上何を練習すれば良いのか分からないというくらい、自分の練習時間に自信を持っていました。実際、高校野球の時の練習時間は大学野球の練習時間の2倍以上はやっていました。でも、現役選手を終えた今、思うことは高校の時の自分がまだまだ浅はかだったということです。
野球は、それほど浅いスポーツではありません。
でも、その深さ故に、何歳になっても逆転できるスポーツだと思います。

 僕が語る大学野球は明治神宮野球場からほど遠い話です。でも、その環境だからこそ見える大学野球の本質もあります。今日の話が、大学で野球をやろうか迷っている人や、目の前の野球に絶望感や不安を抱えている高校生の「勇気」になればうれしいです。

明日は三つ目の「人生の軸が見つかる」ということについて書きたいと思います。

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