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キャッチャー的思考

  僕は現役時代キャッチャーをしていました。キャッチャーは特別なポジションだと思います。他のポジションと求められる能力が全然違います。求められる能力が違うので、思考法も違います。僕がこのことに気が付けたのは、高校の最後の大会中でした。その時思考法の転換が出来たことは、今でも活きています。今日はそんなキャッチャー的な思考法について書きたいと思います。

超ネガティブ思考

 僕はキャッチャーに一番必要な能力は危機管理能力だと思います。そのために、キャッチャーはとにかくネガティブ思考でないといけません。とにかくネガティブに考えて準備を出来ることが良いキャッチャーの条件だと思います。その代わり、投手はとにかく+思考で投げないといけません。この+思考と-思考の組み合わせこそがバッテリーであるということをどなたかの著書で読んだことがあります。つまり、キャッチャーはここに構えてもここには来ないと思って構えて、ピッチャーはあそこに絶対に投げてやるという気持ちで投げる。この思考の関係がバッテリーには大切だと思います。とにかくキャッチャーは最悪のことを想定し続けることが大切です。そうすることで、目の前で起こる結果はとてもポジティブになります。思考はとにかくネガティブに、起こる結果はポジティブにする。
これこそが本当の危機管理能力だと思います。

 臆病者 

 この思考法はキャッチャーには絶対必要ですが、監督や先生になっても大切だと思っています。選手や生徒の変化にいち早く気づくにはネガティブに最悪のことを考えて、観察することが大切だと思います。いじめの発見が遅れてしまう原因のひとつには、先生がネガティブに学校現場のことを見れていないことがあると思います。こうした人を管理する仕事にネガティブ思考はとても大切だと思います。良い意味での臆病者です。臆病者と聞くとネガティブなイメージが有るかもしれませんが、オリラジの中田さんや本田圭佑さんは自分のことを臆病者と表現されます。僕はいきすぎたネガティブ思考は実際に起こる結果をすべてポジティブにとらえられるので、究極のポジティブ思考だと思っています。

今一番強いのは「行動する臆病者」中田 敦彦
https://youtu.be/0t3n_eXDPFY

本田圭佑x錦織圭スペシャル対談シリーズ第三弾【結果】
https://youtu.be/ZWYEFlIh5eU

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