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#097 お接待のこころ 2020年9月24日

 
 

お四国八十八ヶ所霊場巡礼 独りお遍路1,200km通し打ち 5日目。

徳島駅前のビジネスホテルから十八番恩山寺、十九番立江寺を打ち、二十番鶴林寺手前の宿まで9時間45分で26.5kmを歩く。(総行動時間43時間05分、総移動距離110.5km)

今日の宿は、徳島県に田舎を持つリブラン社員さんのご紹介で知る。ちょうど隣の宿にしようと思っていたので、立地的には完璧。こうして社員さんに関心を持っていただき、応援頂けるのが嬉しい。

今日は立江寺を打った後、2度目のお接待を受けた。やはり背後から追い掛けてくれた女性。同様にどちらから来たかと質問され、「東京都板橋区」と答えると、「私の娘は高円寺に住んでるんです。」と嬉しそう。

有り難く受け取ると、手を合わせ僕を拝み、「頑張って下さい。」と一言頂戴した。昨日と同距離を歩いたにも関わらず、疲れが少ないのは2度のお接待のおかげだと思う。

お四国の遍路に纏わるお接待文化。

これを知るには、何やら文献を探して読むのも良いが、かなりしんどいと思うので、一冊お勧め本を。

この本は高田馬場でイタリアンレストランを営むマスターから、僕がお遍路に行くことを知らずに紹介してくれた。

その本は2019年10月に文藝春秋から出された天童荒太さんの「巡礼の家」という、道後温泉を舞台にした物語り。

僕がその本を取り寄せた動機は「巡礼」という言葉に惹かれたからではなく、単純に「天童荒太が新作を出してたか!見逃した!」というだけのこと。

僕は天童さんの「悼む人」を読み、とても感動し、一気に彼のファンになったわけで。。

巡礼の家のあらすじなど語るのは野暮なのでやめますが、「お接待のこころ」を素敵な物語りの中に綴じ込んでいると僕は感じました。もしご興味がありましたら、2冊同時にどうぞ 笑

さて、明日は登山になる。

二十番鶴林寺、二十一番太龍寺を打ち、二十二番平等寺隣の遍路宿を取ろうと思ってる。

鶴林寺へは最短コース3kmで標高500mまで登る。太龍寺に向かうには2kmで460m下り、7kmで480m登る。平等寺までは11kmの下りとなる。つまり、登って降りて登って降りる23kmコースとなる。

焼山寺越えよりも難易度は低いと思われるが、問題は雨予報になってること。時間降水量7mm程度が今日の深夜から明日お昼頃まで降るとされている。

ここ最近、この地域の天気予報は目まぐるしく変わるので、今後も注視しておこうと思っています。予報通り雨が長く強く降るようなら、明日はお休みにしようかなぁと。

登山は写真左側手前から3つ目くらい。(だと思う)
宿オヤジ情報追記。

そんな大した雨やあらへん。

最短距離目指さず、別ルートで行ったらえーやん。という下戸さんの力強いお言葉が。

さあ、悩みが一個増えた 笑

とりあえず、いま考えても始まらん。

起きて状況を見てだな。