#220 いま僕は確かに生きてる! 2020年10月30日


お四国八十八ヶ所霊場巡礼 独りお遍路1,200km通し打ち 41日目。  
高低差1,400m、32.6kmを歩いた。
23kmポストの66番雲辺寺頂上で脚がダメならロープウェイで下ることも視野に入れ、可能なら67番大興寺まで辿り着きたい。そんなプランだった。
お遍路で八十八ヶ所通し打ちを可能とする要件は「怪我をしてはならない」ということ。
怪我は限界を超えた時に訪れる。
だから旅に出る前に、最初の1-2週間は平地25〜30km、山越え20〜25kmに収めることを決めた。
しかし、能力は継続により向上する。
過去の自分が決めた自分の限界を外し、現時点の能力に応じた限界点を見出すのは難しいが、それは「やってみる」ということで分かる。
自分の決めた限界に縛られると、人は成長しないどころか、感動のない人生になる。
高低差1,400mで32.6kmを歩き終え、足の筋肉が痛み出すが、筋や関節への影響はない。明日調整すれば何とかなるだろう。
それにしても、自分の新たな限界で耐えながら見る景色は、平凡な風景でも美しく輝いている。
いま僕は確かに生きてる!
そう思える。
人の感性は自らの限界を超えることで研ぎ澄まされていく。
四国中央市の宿から、65番三角寺、66番雲辺寺、67番大興寺を打ち32.6kmを歩く。行動時間は10時間15分。(総行動時間326時間07分、総移動距離1,018.7km)
写真は刈取り後の田んぼ。

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