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温泉紹介:荒湯地獄

自分は東北地方に住んでいるため、東北の温泉をよく巡ります。

有名な温泉街もありますが、秘湯と呼ばれるところにも幅広く足を運んでいます。

ここでは、今まで巡った中で思い出に残っている温泉を紹介していきます。

今回は荒湯地獄。

荒湯地獄は鳴子温泉、鬼首にある野天温泉です。

完全なる野天温泉なので管理者などはいません。

行く際には車が必須です。携帯電話の電波は繋がりません。

夜に行くのは避けたほうがいいです。

というか、行っても何も見えない上にリスクが高いと思います。

絶対に避けましょう。

鳴子温泉の中でも有名な吹上温泉近くから発電所へ向けて車を走らせます。

道路も舗装されていないため、気をつけて運転しましょう。

道なりに運転して行くと荒湯地獄を指す看板が出てきますので、看板に従って車を走らせます。

駐車場はありませんが、道沿いに車を停められるちょっとしたスペースがあります。

そこに車を停めましょう。

というか、他に停められません。

温泉への入口はこんな感じです。

(入口と呼べるのでしょうか?)

そこから草をかき分けて進んで行くと、温泉が流れる川に行き着きます。

誰かが作ってくれた浴槽がいくつかあります。

もっとも、浴槽というよりは穴を掘ったり木で囲い、ビニールシートで覆ったようなものですが。。。

こんな感じです。

湯の色はやや濁っています。

湯の花が大量に浮いており、温泉成分はかなり強烈なことがわかります。

更衣室などもないため、自然と一体になっている感が凄まじいです。

野生に返った感じ。

お湯はかなり強い酸性。硫黄の香りもすごいです。

硫黄が強いといえば、近くにこんな看板があるくらいガスがすごい。

(すみません。ちょっと立ち入ってみました。荒涼とした景観、ガスの噴出音が圧巻でした)

普通の温泉旅館と比べると、ワイルドさが尋常じゃなかったです。

野天風呂に興味がある人にはかなりおすすめです。

なお、ここに向かうルートはもうひとつあるのですが、そちらは本当に未舗装の山道をひたすら走るだけであり、かつクラクションを鳴らさなければいけないくらいの見通しの悪さなので、おすすめできません。

帰りにそのルートを通ってしまい、痛い目を見ました。

温泉としては非常にいい温泉でした。

なかなかひとりでいくのはためらわれますが、また行ってみたいと思える温泉でした。

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