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一次情報をリアルに取りに行け

youtubeやTwitter、noteにフェイスブック。

SNS全盛となった今、取れない情報はほとんどないといっても過言ではない。移動時間や当たり外れを考えると、つい自宅で手軽にリサーチしたくなる。

しかしだからこそ、一次情報の価値は相対的に上がっている。その価値を先日参加したセミナーにて実感した。

貪欲にインプットを取りにいく姿勢

私が参加したセミナーには、知り合いのトレーニング専門家も参加していた。彼はラグビートップリーグの1チームから、プロ野球チームへと移籍。有名球団のコンディショニング担当として活躍中だ。

タイミングは既に新人選手の合同自主トレが始まった時期。

「え、新人自主トレは?」と驚く私に、

「他のスタッフに任せて、選手の役に立つ情報がとれると思ったので足を運びました。」と笑ってみせた。

福岡から千葉へ。セミナー終了後にはすぐ福岡へ戻るため成田に直行だった。春季キャンプ前には、海外へもインプットを取りに行く予定だそう。

これらの費用はもちろん全て自費だ。

それでも
「選手に役立つことが一番。そのために必要な人材になるのが全てですから」
と言い切っていた。

風貌や語り口はちょっと独特。とっつきにくい雰囲気のこの人物。

語っていることを聞きとっている行動をみていると、本当に情熱と愛情を持って選手のことを考えているのがわかった。

彼の思考や行動は、なかなか理解されないだろう。

しかし、選手やチームのためにトレーナー業が役立てることが、全て労働集約型の貢献なわけではない。

お金や時間を割いてもっと選手に貢献できることはないか、という情報や環境づくりをインプットしているわけだ。

現場にべったり張り付いているのが「献身的なコーチ」ではない。

会社の社長や起業家であれば当たり前のこの思考や行動が、なかなかスポーツの世界では理解されないのが現状だ。

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一次情報にまさるインプットなし

もう1つわかること。それがインプットには一次情報が最適だということだ。

前述したように、オンラインや動画コンテンツでも有益な情報を得られる時代になった。効率性を否定している気はまったくない。

しかしSNSで発信する情報には、必ず何かしらの制約がついているものだ。

我々自身もそうだろう。Twitterで赤裸々に本音を語れば炎上するし、インスタグラムにアップする動画が「勤務規約に抵触しないか」など大人であれば、思いを巡らせてから更新する。

不特定多数が閲覧できるブログやnoteにしても、「ここまでは伝えきれないな」と情報を制限するのが通常だ。

だからこそ、可能な限りその場に足を運び、その人達に触れて、空気を感じる。できるだけライブの情報を五感で感じて吸収すること。

一次情報の価値は今後、ますます高まっていくはずだ。

アーティストや講師、情報提供者の熱や本音も垣間見れるのは、実際に対面するのが一番。

得られる情報も桁違いに多いのだから。

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