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2017年11月 硝子細工の如く公演日記

2017 11月の日記

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11月某日

『硝子細工の如く』夜公演のみの日。本番前に舞台上で初日を踏まえての確認と修正。
「やっぱりあそこ声張らないでいこう」などA先生から細やかなディレクション。気が引き締まる。
溜口さんが、あるコントでつけているロングヘアーのカツラについて
「あゆみたいな気持ちで……」
と言っていて、何年ぶりかに黒あゆ、白あゆを思い出した。もう思い出すことないと思っていた黒あゆ白あゆを。

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11月某日

昼公演と夜公演。
昨晩ちょっと喉がやばいかな? と思ったので午前中に耳鼻科へ。
昼は劇団せきしろチームが観てくれた。緊張。
「わたし今回めっちゃ緊張するんですよ」といったら、高佐さんは「僕は今回まったく緊張していないんですよ」とのこと。のびのびとした高佐さんは、木の役の追求を始めた。
徳橋みのりちゃんが「高佐さんがマジーさんにしか見えない」と言い出す。「きっと本来ああいう人なんですよ」と。


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本番。
ひとつひとつコントを終えて舞台袖にはけると、A先生が見てくれていて
「お見事!」
と声をかけてくださる。

嬉しくて感動すらしてしまうのだが次の出番があるため、噛みしめる間もなく楽屋へ駆け込む。お見事なのはA先生の書いたものであって、私などはただそれをやっておるだけなのです。

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11月某日

クレアシオンで身体と脳味噌をほぐしたあと、劇団せきしろを観に今日も中野へ。開演時間を間違えてしまったので、せっかくだから、と大好きなジャズ喫茶ロンパーチッチに出向く。bitobitojapanでもお薦めさせてもらっている、本当に好きな大事なお店です。
劇団せきしろ、再演希望。面白かった。みんな楽しそうでした。いい空気。アフタートークでも「なるほど~」と思うことたくさん。

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11月某日

『硝子細工の如く』千秋楽。
チームワーク! という1日だった。
このまま旅公演に出たいくらいの一座感が生まれていたので、終わるのが名残惜しい。


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佐久間さんが楽屋でずっと鼻歌を歌っていて、だんだん「マツケンサンバ~」から「溜口サンバ~」「徳橋サンバ~」と替え歌が派生していくのに、「山脇サンバ~」がなかったので、千秋楽だしと思ってとうとう「わたしのサンバは無いのですか」と聞いてしまった。
すると佐久間さんは「山脇さんはこっちの感じがするんですよね~」とエンディングのシャイダーの方を歌ってくれたが、歌詞のないところに「やっまっわっきさん!」とのせていた。もはや替え歌ではない。

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楽屋での全体打ち上げのあと、A先生が「一軒いくか?」といってくれて、キャストだけで飲みに。A先生のもとに集まれて良かったです。
居酒屋のお座敷も旅気分になる、なんだか旅っぽい座組だった。
A先生のコントをやったあと、登場人物が今もパラレルワールドで生きてるような気持ちになる。すごい財産ををもらってるのだと思います。

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*追記*2020/11/14
このとき、打ち上げで「もしCDを出すなら誰にプロデュースしてもらいたいか」という話をして楽しみました。徳ちゃんはハロプロが大好きだから「つんくさん」って言っていたような。私は「小西康陽、岡村靖幸……?」なんて、いかにもこの世代な。今なら絶対にSUGA! Agust D!

「硝子細工の如く」で、溜口さんと2人でやった女優と明るい俳優のコント、自分にはチャレンジで、すごく楽しかったな〜。徳ちゃんと一緒にやったドラキュラのも、毎回タイムが一定で「ヒュー!」って嬉しかったり。魔法少女ピピも大好きな作品だからまたやれて嬉しかったし、左近はもう稽古からずーっと笑っていたので本番まじめにやるのがおかしくてたまらなかった。懐かしいなあ!記録映像残ってるのかな、ふりかえりたいな。

日記が好きなので書き続けているわけですが、読んで、面白がっていただけたら、それほど嬉しいことはありません。いつもありがとうございます。