手紙

音楽、聴きました。

音楽的なことは全く分からないのですが、なぜか住んでるところからなるべく離れたくて、そのまま遠くへ行きたかった頃を思い出しました。年上の彼の車に乗って2時間近くかけて行った映画館の駐車場さえ、特別で新鮮に見えた頃。この記憶はあなたの音楽を聴くまで忘れていました。あの頃はたくさん音楽を聴いていました。人の言葉よりもギターの音の方が心にスッと入ってきました。音楽だけが頼りでした。前にも言ったけれど、忘れていた記憶を思い出せるなんて嬉しいです。苦しくて仕方なくて、でも確かに生きていたような思い出。この曲達も暗がりをしっかり生きている生命力を感じます。それは紛れもない光です。一曲目が大好きです。何度も繰り返し聴いています。太宰治の小説と同じ題名ですね。他の曲もこれから聴き込みます。

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