記事一覧
【短編小説】マイホーム
私のキーホルダーにはもう三十年ほど使用していない鍵があります。
なぜ使わないのに大切に持っているかというと、私にとって一生忘れられない鍵だからです。
それは私の生涯で、最初で最後のマイホームの鍵なのです。
私は29の時、中学の同級生と結婚しました。翌年に長男が生まれ、その2年後には長女を授かりました。決して裕福ではありませんでしたが、子供にも恵まれ、順風満帆の家族生活だったと思います。
【随筆】杉並第二小学校新旧校舎で感涙
2月初旬、一通のメールが届きました。
母校である杉並第二小学校の同窓会事務局からでした。
何年か前の同窓会に参加し、メールを登録していました。
2024年3月2日(土)に新校舎の内覧会と、旧校舎取り壊しに伴うペイントイベントを行うと書かれていました。
私は杉並第二小学校が大好きで、卒業から40年以上たった今でもその頃のことがまるで昨日のことのように思い出されます。それだけ幸せな小学校時代
【短編小説】サイレン
……ウーーーーー ウーーーーー……
『善福寺川の、水位が、上昇して、おります。危険ですので、外出を控え、川には、近付かないように、して、ください』
サイレンの長さに合わせたような、やけに間延びした放送が流れる。とても急を要する状況には思えない。一応窓を開けて外の様子を見ると、柿の葉の濃い緑色が横殴りの雨に打たれて左右に揺れている。
これで今日は水撒きをしないで済む。
空梅雨の終わりを告げる雨
【短編小説】右から左
「祐輔、聞こえるか?」
気付くと電子音は消え、秀一の声が響いている。
「ヘッドホンをはずして出てきていいぞ」
言われるままにヘッドホンをフックに掛け、扉を押して外に出る。この装置、以前もどこかで体験した気がしたが、改めて外側から見て思い出した。聴力検査だ。音が聞こえた時に押すボタンがないだけで、ヘッドホンも、扉の重さも、全体の大きさもそっくりだ。
ゆっくりと部屋の中を見回す。2024年
久保田早紀さん「オレンジエアメールスペシャル」のこととか。
ここ数日の出来事を一気に。
2/6(火)にYaYaさんに皆さんの演奏を聴きに行き、
宮田君が久保田早紀さんの「異邦人」をカバーしていたのをきっかけに、清志郎さんとアルバムの話になり、それで思い出したのが久保田早紀さん4枚目のアルバム「エアメール・スペシャル」。
僕が人生で初めて購入したアルバムが「異邦人」が入っているデビューアルバム「夢語り」で、それに続いて「天界」「サウダーテ」と購入しました
久しぶりに真昼の月夜の太陽さんで演奏しました。
ずっと更新していませんでしたが、名前も本名に戻し、気持ちも新たに更新していきたいと思います。
これからもよろしくお願い致します。
もう先月のことですが、1月30日(火)に約一年半ぶりぐらいに真昼の月夜の太陽さんに出演してきました。
久しぶりにグランドピアノを弾くので不安もありましたが、とても感触が良かったです。
この日感じたことは、お店によって、そこにしかない音があるということです。
自分
虹色百貨店の空色の仲間たち-はじめに
はじめまして。ゆいろ空と申します。noteの記念すべき第一回目の投稿です。先ずは私が人生で初めて就職した、とある百貨店について、事実に基づいた物語を書いていきたいと思います。出てくる個人名、団体名は架空のものです。
もし、新卒で入社した会社がこの虹色百貨店でなかったら…。今頃路頭に迷っていたかもしれません。それほど素晴らしい会社でした。少しでもその魅力を皆さまにお伝えできればと思います。
で