コロナ時代における「寺葬」

新型コロナウィルス感染拡大の防止策として

様々な対策が叫ばれている。


わかりやすく「3密」などと言われているが

「3密」ってなんだっけ?

ってなる

密接?密封?密集?密会?密議?壇蜜?

 

そんな中

要点を捉えたキャッチフレーズが現れた。


コロナ感染拡大の禁止事項は
「シュウキンペイ(集・近・閉)」


ってめっちゃ覚えやすい。


習近平の事を褒めても貶してもいるわけではなく

覚えやすい
考えた人すごいわ


資本主義という宗教

僕らはいつしか、

資本主義という宗教に入信させられていた。

どういうことかというと

経済を発展させることが、幸福につながるのだ

というイデオロギーをすり込まれていた。

このイデオロギーのもと、必死で働いて

学校教育などで教えられ

自然とそういうアーラヤ(固定概念)になっていたのだろう。


けど経済の発展が、幸福に結びつくことはないということもわかっている

資本主義を宗教のようなものとして認識すると

少し生きやすくなるのかもしれない。

そして

この新型コロナウィルスが

資本主義は虚構に過ぎなかったたんだ

気づかせてくれたのかもしれない。

だから、経済を回す、回さないじゃない
じゃない他のアプローチから
安穏な生活とはなにかを考えてみたい。

※経済を回すことも必要だよ。けど経済を回すことが絶対じゃないかもよ。という理解でお願いしますね。


コロナ時代における「寺葬」


寺院運営をしている中でも
やはり、少なからず影響はある。

特に、考えなければいけないのは
コロナで亡くなった方の「遺族」のケアだ。

報道でもあるように、感染拡大を防ぐために
ご遺族はコロナでなくなった方とは面会することは難しい。

病院から、そのまま火葬場に向かい、火葬されて、収骨もできづに、骨壺に収められご遺族に渡される。


僕は葬送の儀式は
故人の仏様の世界に送るだけでなく遺族にとってのグリーフケアの場になり得ると思ってお勤めをしている。

なり得るというのは
葬送の儀=グリーフケアの場
になるのではなく

お勤め仕方
つまり導師の意識・あり方や
あるいは声かけや促し方によっては

グリーフケアの場になり得るということ

まだ、コロナ感染者の葬儀を務めたことはないが
近い将来その可能性もあると見越して
どのようなケアができるか考えていきたいと思う。

さて、もう一つの影響は

シュウキンペイ(集近閉)

が叫ばれてる中

①従来のように大人数で勤めること
②葬儀会館という換気の悪い空間
③通夜振る舞いや葬儀後の精進落としという食事の場



今まで、行っていたことが難しくなってくる。

逆に言うと

①→少人数で勤める
②→換気のよい場所で勤める
③→食事は極力なしにする


お察しだとは、思うが

今が寺葬=お寺で葬儀を行う、ベストタイミングなのだ。

大慶寺では客殿・本堂改修に伴い
寺葬を受け入れることにした。

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昨年は寺葬の割合は全体の3割くらい。
今後は加速していくと思う。


明日・明後日はコロナウィルスの感染防止が叫ばれるようになってから初めてお寺での通夜・葬儀。

万全な対策を持ってつとめたいと思う。

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