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一社)andon設立~協働を促進するために~

【ご報告】
本日4月8日はお釈迦様の誕生日です。

そして2020年4月8日
一般社団法人andon(あんどん)

を設立しました。


▷法灯継承

ご存じの方もいらっしゃいますが、大慶寺住職を引き継ぎました。
住職交代の事を、難しい言葉で「法灯継承」と呼びます。

「法灯」とは、苦しみや悲しみの多い世の中を闇にたとえ、仏さまの教え(法)を、それを照らす灯にたとえた仏教用語。

その法灯がたえることなく継承することが法灯継承です。

例えば、ろうそくの火。ろうそくがどんどんどんどん短くなっても、その明かりは別のろうそくに引き継ぐことができる。このように仏教ではお釈迦様の教え・智慧を今日までたえることなく継承してきたわけです。

今回、大慶寺の住職になり、先代から大慶寺の法灯を継承した。

この法灯をどうしていくのか。

この大慶寺で灯し続けるのか。

もちろんイエスだが、今の時代はそれだけではいけない。と思っている。


その法灯を持ち出し可能な「行灯」に移し、どんどん社会に出て行き、様々な人や組織と協力しながら、人々の与楽抜苦をし、よりよく生きることに貢献していくことが大切だと考える。


▷宗教法人という法人格の限界

しかしここで一つ、課題があった。
これはまちづくりの現場で感じていたことである。 

これからのお寺は、お寺だけで何かをするのではなく、
様々な主体と協同していく必要がある。 

だけど、その時に「宗教法人」大慶寺ではなかなかパートナーシップを組みずらいのだ。 

それこそ先日企画した「介護カフェ」も、地域包括センターと協力して企画したものだが会場は「大慶寺」と記載することはできても大慶寺と協働の事業とは明記できないのである。

市役所としてははいち宗教法人とパートナーシップを組むというのは難しいことなのだ。これもなんとなくわかる。

これは市役所だけでなく、他の企業や団体でもそうだ。もちろんこれは建前なので、「大場さんとは一緒にやりたいからなんとかいい方法を探します。」と言ってくれたりする。

つまり宗教法人という法人格では、活動のフィールドが限定されてしまうというのが現在の制度だ。

だったら、他の組織を協働するための受け皿として別の法人格を作ろうと思ったのが今回一般社団法人andonを作った経緯だ。

宗教法人大慶寺であれ一般社団法人andonであれ、僕のお坊さんとしてのあり方は変わらない。

縁ある人の与楽抜苦をし、よりよく生きるに貢献するということだ。 
ただそのフィールドが大慶寺という具体的なお寺か、それ以外の場所かの違いだ。  

僕は僕であることに変わりはない


▷andonに込めた想い



andonという言葉にはいくつかの意味が込められている

もちろん日本ぽい響きもありますし
「あ」ではじまり「ん」で終わるという所も気に入っている。

それだけではなく以下の3つを大切にしたいと思う

 
【行灯】
・留まることなく、移動ができる。
・自身が輝きながら周りを照らす。
=自利利他円満

【and on】
絶えず、繋がり、続ける
=縁、精進

【&恩】
おかげさまの循環を目指す
=知恩報恩 


これに加えて
妻とピアノ教室もやっているので
【&音】という意味合いも隠れています。笑


僕自身のあり方は変わらないけども
受け皿の法人格が変わったので
これからいろいろ協働していきましょ~!!!

お誘いお願いいたします。

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