見出し画像

一人称のカレーリレーの物語り

概要


こんにちは。
今、仲間と「ふじえだカレーリレー」という取り組みをしておりまして、コロナ禍において定期開催していきたいと思いまして、クラウドファンでイングに挑戦しています。

ちょうど公開して、1週間経ちました。おかげさまで多くの方にご支援をいただき、50%達成しました!

クラウドファンディングのページも175のシェアをいただいております。
本当に有り難い限りです。

クラウドファンディングは最初の5日が勝負とも言われており、出だしとしては好調な滑り出しです。

しかしながら、ここからなめらかになっていきますので(一般的には)、少し大場個人のカレーリレーの一人称の物語りを語っておきます。

公開日から少しづつ書きためた文ですのでよみずらいかも。

シェアいただければうれしいですし

支援をいただければもっと嬉しいです

その中でも【寄贈して応援】のカレー皿(名入り)が嬉しいですw


カレーリレーのはじまり


東日本震災の前だったから10年以上も前のことになる。当時は20代。僕も周りも結婚もしていなかった頃。

エネルギーが有り余り(時間を持て余し)、週に2回フットサル行く人もいれば、仕事終わりにパチンコ直行のひともいたり、携帯ゲームに夢中になってる人もいたり、なんだかもったいないなーと感じていて

自分の生活が「10」あるとしたら「1」を地域の為につかってみよーよ。ということで、藤縁という団体で活動をした。
今は、世帯を持つ人がほとんどで中々活動はできていないけど


そのメンバーの1人である寺ちゃん(清水建設)が「僕カレーが趣味だからみんなのためにカレーを作りたい」と言った。

この一言から「カレーリレー」が生まれたと言っても過言ではない。
よく考えればなんて自利利他円満な発言なんだ。

藤縁として、いろんなイベントをしていくなかで、この寺ちゃんのカレーがスタッフの「まかないカレー」として活躍した。素人とは思えない、クオリティでこれが僕がカレーを好きになったきっかけだ。


大久保キャンプ場でのOMIYARI FOR FUKUSHIMA×大久保フォルクローレフェスでも大活躍だった。よくよく考えれば、居酒屋の人たちや瀬戸谷との関わりもこの頃から始まっている。


僕はそれまで、カレーは家で食べるものとして、外食ではカレーはほとんど食べなかった。せっかく外食するなら家で食べれないものを注文しようという、なんともセコい考えだった。

この寺ちゃんがつくる色んなカレーを食べて「カレーってこんな種類あるんだ」と始めて気づかされた。

そんなこんなで「いろんなカレーが食べたいなー」なんて話していたら
慎也が「勝手丼みたいな感じでカレーでできねーか」と発案し、
「いいね!それっ!!!!」ってことでカレーリレーが始まった。

2015年だ。


ライスを別で買い、カレーのルー屋さん(正確にはカレーソースと言う)が出店する。


食べ比べが出来るのだ。


余り大々的には宣伝はしていなかったけど、かなり伝説的なイベントとなった。

画像1



カレーのあり方ー統合性と多様性ー


このようにカレーが身近になったからこそ、カレーについて考える事が増え、カレーという食べ物(味)はもちろんカレーのあり方(curry-being)の素晴らしさに気づいた。

というより「カレーのあり方」を受け止めている人間の文化的営みに感動をした。

インドで生まれたカレーは、様々な場所を経由し日本に伝来し、現在日本の国民食にもなっている。


しかし、インドのカレーと日本のカレーは、同じ「カレー」なんだけれども
ほぼ別物。


それだけではなく、日本のカレーに限らず、タイカレー、ネパールカレー、
スリランカカレー、などなど


いろんな土地に「カレー」は根付き、その土地特有の「カレー」が生まれ、それが受け入れられている。


同じ「カレー」という名前でも、色んな「カレー」がある

違うけど同じ、同じだけど違う

「ぼくらは一つ、けどひとつひとつ」(ミスチル)の境地だ。

まさしく「統合性(インテグリティ)と多様性(ダイバーシティ)」

そして、この「カレー」を「仏教」に置き換えた時に、とても親和性を感じる。


一括りに「仏教」といっても様々な。日本の仏教と東南アジアの仏教は違うしチベットの仏教もまた違う。

違うけども、同じ仏教なのである。


カレーのあり方と仏教のあり方は共通しているのだ。

画像2


.

カレーと地域活動


カレーのあり方は仏教だけではなく、僕が藤枝の地で仲間と地域に関わる活動を始めたときの地域のあり方にも符合した。

藤枝市の良いところは、受け入れてくれることだ。

20代そこそこのワカモンが、色々活動するにあたり、いろんな大人達に出会う。他の地域の話しを聞くと、典型的な「出る杭は打たれる」のように、少し目立った事をすると大人達が叩きにかかる。
(もはやその大人は大人ではなく精神的には子どもなんだろうけども)

直接叩かないにしても、陰で色々言ったりする。同世代の他の地域からは良く聞いた話だ。

だけど、藤枝で恵まれてるなーと思うのは、諸先輩方が新たなアクションをするにあたり、気持ちよく協力してくれることだった。

秋原さん、石間さん、すっくん、小林さん、桜井さんをはじめ民間の人はもちろん、行政の人たちもだ。

それは駅前や山間部などエリアが違っても変わらない。挑戦する人を応援するという土壌があるのだとおもう。

画像3

そして、それを象徴しているのが駅前の飲食店の方達だと思う。

普通に考えれば同業他社でありライバルであるのにもかかわらず、他店舗と協力して地域の価値を高めていこうという想いだ。

今でこそエリアリノベーションとして当たり前になった考え方だけど、藤枝は昔から根付いている。

これ、すごいことだよね。

飲食店(居酒屋)というくくりでは一緒なんだけども、みんな個性的なお店だからお互いを受け入れて、認めて、協力して、共存していく。

カレーのあり方に通じない??笑


コロナ禍での「支援」


コロナ禍で多くの飲食店が危機的状況なのは言うまでもない。何故か大慶寺には、飲食店の方が相談に来た。

そこでは色んな雑談をするのだが、去年の今頃「#藤枝エール飯」のハッシュタグが生まれ、多くの方の協力により、拡散し認知されることとなった。誰かの支えになったのならば嬉しい。

https://www.facebook.com/yuiou.ohba/posts/2877296412363980

その後も焼津・静岡の仲間でも「YUIプロジェクト」として先払いのチケット「YUIチケット」を作ったりしながら、店舗の支援を重ねた。
(WEB決済までいけずにすみませんでした。。。。)

支援といっても、僕はなんかしっくりこない。
店舗の支援は、店舗の為なんだけど、僕自身の為でもある。

何故かというと
自分の大切な店(店舗)には存続して欲しいからだ。

だから支援ではない。
本来は「支援する」「支援される」の関係性ではないのだ。

けどね

「支援」に見えて「支援ではない」これは大前提なんだけど

去年様々な活動をしていくなかで気づいたことがある。


やっぱプライドってある!

店舗の方はなかなか「助けて」とはなかなか言えない。

つまり「支援される」という感覚を持ちたくないんだよね。

コロナ禍で相談に来て話すことは「なんとかお客さんに喜んでもらいたい」コロナだからこそ「お客さんに恩返しがしたい」と言っていた。

も、僕の心の中では「助けて!って言えばみんな助けようとするのに~」ともやもやしていた部分でもある。

「助けて」と言い合える社会はとても、良い社会だとは思うけども、言えない人もいる。

支援ではないけども、支援的なことをされることに負い目を感じてしまうのだと思う。

このあたりは「支援に見えない(感じさせない)支援」をデザインしなければいけないと思っていた。


ふじえだカレーリレー誕生

年明け魚時の石上さんが、大慶寺に来た。
都市圏での緊急事態宣言の影響が、藤枝に及んでいる。年末年始は苦労したとのこと、今後もまだまだ続く見込みだから何かアクションを起こさなければという話しであったと記憶している。

会議でもなくワークショップでもなくコンサルでもなく雑談なのだが、そこで色々アイデアが出て大慶寺で昔行っていた「カレーリレー」の話しになった。

前述のように藤枝の飲食店の皆様(特に駅周辺)はお互いが協力しあう緩やかなネットワークがある。カレーリレーを実施することは可能ではないかと話しになり、早速数店舗に声かけをしてくれた。

よく考えれば飲食店とカレーリレーはとても相性がよい。店舗営業しながら仕込みができる。お店の特徴も出すことが出来る。ご飯の準備がないから出店のハードルも少ない。

他の地域ではできないかもしれないけど、藤枝ならできる。

そこから実施までには、オンライン上でいろんな意見がでた。あーでもないこーでもない、色んな人を巻き込まなきゃなどなど。「やってみなくちゃわからないよね」ということで早速、「プレ開催」ということで、実際やってみることになった。

合意形成をしながら色んな人を巻き込むことも大切だけど、意思決定がどんどん遅くなるし、先ずやってみて、反応をみてから、声かけしていこうという事になった。このスピード感がとてもよかった。

この「ふじえだカレーリレー」がみんなに求められてるかはわからない。だからやってみて、求められてないとわかれば、辞めれば良いし、受け入れられたら継続していけばよい。

そんなこんなで手探りでSNSを中心とした告知だけで「プレ開催」を実施した。お客さん反応も上々で、店舗の売り上げもまずまずであった。

けど課題があったそれは『見せ方』だ。

画像4

「ふじえだカレーリレー」のクラウドファンディング


ここで実行委員長の北川剛大さんの腕の見せ所。本職はデザイナーであり、藤枝駅前のリノベーションの事業をしているが実行委員長として参画してくれることになった。

この「ふじえだカレーリレー」は、間違いなく一種の店舗支援の側面もある。しかし、これも前述のように「支援に見えない(感じさせない)支援」をデザインする必要がある。

店舗支援のためにふじえだカレーリレーに来てください
ではなくて
藤枝カレーリレーが定着すれば、結果店舗支援にもなる

だからこそ、店舗支援のクラファンではなくて「ふじえだカレーリレー」を定着させたいというクラファンにした。

ちょっとややこしいし、微妙な感じなんだけど、

「うちの店舗困ってるから助けて」
は言いにくいけど
「ふじえだカレーリレーって企画はじめたんだけど、応援して~」
は言いやすい

ってこと。

でクラファンのリターンも「支援」という形を薄めて、
【寄贈して応援】や【購入して応援】としたのだ。


おかげさまで開始一週間もたたない間に50%に達成した。

「ふじえだカレーリレー」は「考えるより行動」を大事にして、とりあえずスタートしたもの。

コロナ禍でできること、藤枝だからできること、継続してできること

をやり始めています。

ただ、これが周りから受け入れられてるか、求められてるかはわかりません。

だからこそクラウドファンディングです。

とりあえずは当初の目標の1ヶ月継続してやってみます。

「クラウドファンディング目標が達成」=「求められている」

クラウドファンディングの目標が達成されなくても失敗だとは思っておらず「ふじえだカレーリレーは、そこまで求められてない」という事が証明されただけで、また新たな一手を考えて実施したいと思います。

クラウドファンディングの目標が達成されれば、コロナ禍が収まったあとも、不定期でも継続してやっていきたいなと思ってますので、「ふじえだカレーリレー」に続いていって欲しいと言う方は是非是非ご支援をお願いします。


最後に

「支援したいけどリターンに迷う」という方は「【寄贈して応援】のカレー皿(名入れ)」にしていただけると嬉しいです。

というのも大場が建替でカレー皿を買っているので大場の負担が減ります。同じようにチラシに関しては実行委員長が自腹で建替してるので、是非是非ご支援の程よろしくお願いします(切実)



大慶寺公式LINE イベントや各種行事の案内 気軽な相談なども可能です https://lin.ee/vbqP4MN