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集まる意味

プラステラス2020のWEBサイトがリリースされた。


4月からの開催だが、コロナの影響が心配だ。

不特定多数ではなく予約制の少人数のプログラムなので、なるべく開催できるように準備を進め、開催時期の社会情勢を勘案しながら様々な判断をしようと思っている。


プラステラスフジヤマ

プラステラスとは

地域の歴史を見守ってきた伝統ある寺院を
「地域のテラス=人と人の縁を繋ぐ場」として見立て、
人材・アイデア・アクションを「プラス」し、
お寺×○○の体験プログラムを実施します。


お寺の持っている「資源」を地域の持続可能な発展のために「どう使うか」を地域の人達とともに『チャレンジする場』

と言い換えても良いかも知れません。
 
 
「資源」というのは「本堂や境内」といったハードも含まれるし、「お坊さん」といった人的なものも含まれるし、「智慧」といったソフトのものも含まれます。


ぼくはこのプロジェクトファシリテーターの役割をしています。

富士・富士宮エリアで開催できること自体もとても嬉しいことだが、
それ以上に嬉しいのは開催までのプロセスである。


お寺の世界

僕はお坊さんであり、お坊さんにはお坊さんの組織もある。
お坊さんの世界は旧態依然で(いい意味でも悪い意味でも)

年功序列、お寺の本寺・末寺や、お寺の大きい・小さいといったポジションパワーが無意識的に存在している。
 
定年がないので、20代~90代まで共存することになる。

だからこそ会合などで20代、30代が意見を言うなんてことはまずない。


何か活動を始めれば、叩かれる


そんな時期があった。
  

 
しかし、お陰様で、私の周りはだんだん変わって来た。 
 


お坊さんの世界に閉塞間が漂う1番の問題は
  
  
若手が自分の意見を言えない環境

挑戦する場がないこと
 
だ(1番と言いながら2つ言うな!) 
  
 
 
それが、ここ数年で変わって来た
 

BTS(ボーズトークセッション)という

年齢役職関係なく、意見を言える対話場をつくり

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プラステラスという、地域の方と共にチャレンジの場ができた。


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これはお坊さん業界のなかでは、ひとつのイノベーション。

 

オンラインでできること 


そしてプラステラスフジヤマは今回何が凄かったかというと、面と向かい合って会合をしたのは3回だけ。3回というのは、1番最初のキックオフの会議と2回のプログラムづくりのワークショップだ。


それ以降はオンラインを提案した。

使ったツールは
①LINE(メッセンジャー)

②SLACK(グループウェア)

③ZOOM(オンライン会議)

だ。運営メンバーもおそらく初めてだったと思うが、よく各自で調べて適応してきたと思う。

「まず調べる」という大切さ

ここで何が言いたいかというと、プラステラスの運営メンバーは知らない言葉をすぐ調べるというクセづけができている。

お坊さんの世界は、自分の知らない言葉横文字に対して毛嫌いをする傾向がある。自分たちは、一般の方が知らない仏教語をバンバン使うくせにだ。

私は知らないから私にわかる言葉で言い換えなさい

というような無言のプレッシャーを僕は感じる。
(無言じゃなく横文字使うなとは良く言われる)

お坊さんは、こちらが「知ろうとする、解ろうとする」というスタンスが少し足りないのかも知れない。こちらから情報を取りにいこうとしない。

だから僕はあえて横文字を使う場合がある。

一般的に使われ始めている言葉で、お坊さんも一般の方の話をする上で、知っておいた方がいいと思うからだ。わからなかったまずググろうよ。
知らないことは何でもすぐに調べられる時代になったからだ

解らなかったら調べる。
自分の意見をはっきり言う。
失敗してもチャレンジする。



こういう運営メンバーと共に事業が進められるのが何より嬉しい。


今回は、最初のキックオフのMTGとプロらグラムづくりのワークは皆と直接顔を合わせて話あい、それ以降はオンラインでできることを行った。

すべてオンライン化しろというのではなく。


ビジョン形成やアイデア出しなどは「場」が生み出す物なので、対面した方が良い。そして対話は直接合って行った方が、信頼関係をはぐくめると思っている。

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しかし、進捗の確認や摺り合わせのMTGなどはオンラインで済む。


そしてオンラインの会議が続くと、オフラインの対面MTGの価値が、より一層大切に感じられ、時間(いのち)を大切にするという感覚が研ぎ澄まされる気がするのである。

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