七夕賞出走馬情報

レース傾向

過去10年の七夕賞における前走クラス別成績を見ると、重賞に出走していた馬が8勝2着7回3着3回と結果を残しています。一方、前走がオープン以下だった馬は2勝2着3回3着7回となっているので前走重賞組に分がありそうです。ただ、前走がオープン以下だった馬の七夕賞での単勝回収率は238%、複勝回収率は270%と高期待値をマークしているのは覚えておいて損はないデータと言えます。

 続いては前走の着順別の成績です。七夕賞は波乱傾向が強いという印象を抱く方も多いと思います。その要因のひとつが前走の着順です。過去10年の七夕賞において、前走6着以下の馬が6勝2着4回3着4回と良績を残しています。前走で上位争いに絡んでいる馬に人気は集まりやすいと思いますが、そのような馬よりも前走で掲示板にすら載れず、人気を集めにくい馬が変わり身を見せる事が波乱傾向を強めています。

 (1)年齢 4歳【2・1・1・13】(連対率17.6%)、5歳【4・4・3・32】(同18.6%)、6歳【3・4・5・40】(同13.5%)、7歳以上【1・1・1・37】(同5.0%)。連対数は5、6歳の順だが、連対率なら少数精鋭の4歳も互角。7歳以上は数字が落ちる。

 (2)前走 2勝以上は鳴尾記念【2・1・1・15】とエプソムC【2・0・1・15】だけでまずは主力ローテ。他では中山金杯、AJC杯、京都記念、安田記念、米子S、都大路Sが各1勝。特筆すべきは休養明けの馬が好走していること。一方で優勝した10頭は全てオープン(重賞含む)を前走で使っていた。3勝クラスを勝ったばかりの“上がり馬”は苦戦傾向。人気になりそうなバトルボーンやテーオーソラネルは昇級初戦。前走着順別では1着は【0・1・3・8】と優勝なし。2着が【2・1・2・9】で好走している。6~9着は【3・0・2・38】、10着以下は【3・4・2・47】。惨敗組の巻き返しが目立つ。

 (3)ハンデ 優勝馬が出ているのは57キロ【6・2・0・16】、54キロ【2・0・1・22】、56キロ【1・1・0・22】、57.5キロ【1・0・0・3】。58キロは【0・2・1・4】と未勝利も馬券圏内には来る。今年から負担重量がおおむね1キロ増になったのでハンデは参考程度かもしれないが、54キロを除けば、勝ち馬は“重めのゾーン”から出ている。

傾向(過去10年)
 恒例のハンデ重賞。枠連7-7で決まったのは86年のみ。グレード制が導入された84年以降、7枠馬は最多の8勝(2位は2枠の6勝)を挙げているが、近10年は〈0・1・0・19〉と振るわない。

人気      
1番人気〈2・1・1・6〉

2番人気〈2・1・1・6〉

3番人気〈3・0・0・7〉

4番人気〈0・1・0・9〉

5番人気〈1・2・0・7〉

 上位人気馬の信頼度はひと息。

所属      
関東馬〈5・5・5・60〉
関西馬〈5・5・5・62〉
東西互角。

ステップ    
2勝ク〈0・0・1・1〉

準OP〈0・0・2・7〉

OP競走〈2・3・4・24〉

国内重賞〈8・6・3・89〉

海外重賞〈0・1・0・0〉

 勝ち馬8頭が芝1800~2200メートルからの参戦で、同7頭が中2~7週のローテだった。

前走内容    
前走V馬はゼロ。勝ち馬8頭が1秒以内の敗戦。また、同8頭が8番人気以内だった。

重賞実績    
勝ち馬7頭にVがあった。

決め手     
逃 げ〈1・1・0・8〉
先 行〈7・3・4・22〉
差 し〈2・6・5・46〉
追 込〈0・0・1・46〉

 勝ち馬8頭が前走の4角を7番手以内で通過するか、メンバー2位以内の上がりをマークしていた。

2019年以降の3着以内馬12頭中10頭は、出走数が21戦以内
キャリア22戦以上の馬はあまり上位に食い込めていない

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