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【AIイラスト】StableDiffusionやNovel AIを自分の創作に生かそうとしてみた

ゆいのあき

環境構築をして、いろいろ出力してみて、promptについて少し知識を入れてきました。過去の記事はこちらから。

自分の中の現在の結論として、「"それっぽい"完成形のイラストをお願いしたければNovel AIに毎月10ドル払えばいい」かなと思ってます。この記事を見ていただいている方には今更説明いらないかもしれないですが、それくらい質が高いイラストが生成されます。
例えば、自分が手癖で描くイラストの特徴は「小柄な女の子」「赤みが買った茶髪」「ショートカット」「パーカー」「スカート」みたいな感じが多いのですが、これを少し前回の記事で学んだプロンプト風に変更してNovel AIに突っ込んでみます。

  • ＜全体のフォーマット＞(((masterpiece))), (((best quality))), ((ultra-detailed)), (illustration),triangular composition

  • ＜主題＞One petite girl

  • ＜主題の補足＞short hair,Reddish brown hair,Girl wearing a hoodie,Girl wearing a skirt

  • ＜作者＞

  • ＜全体の補足＞overexposure

  • ＜フレーバー＞ribbons

これを入力するとこんな感じのイラスト作成してくれます。選別なしの出力された4枚です。

シンプルにかわいいなーと思います。1枚出力するのに5ポイント、毎月10ドルで1000ポイント/月で毎月200枚。実際1枚描くのに2時間-10時間とかはかかると思いますしすごい時短です。しっかり影もハイライトも色トレも諸々ちゃんとされてて、1枚作るのに5秒くらい。このニュアンスの絵そもそも自分描けない気もしますしすごい武器です。やったー！
ただ、今回はかわいいイラストを手に入れるのではなく、あくまで自分で描きたい(描いたという気持ちを持ちたい)のでアシストしてほしいという記事です。ぱっと思いつくのは以下のようなポイントでしょうか。

  • 雰囲気とかある程度決まってるけど、アングルとかデザインとかが浮かばないときにアイデアが欲しい(いま写真とかpintarestとか漁ってる)

  • 書きたいポーズは決まってるのでデッサン人形的ポーズを出力してほしい(地味に3D人形いじったり、pintarestとかで資料探すの大変)

  • 背景を書いてほしい(シンプルに苦手)

  • カラーラフまで描くのでニュアンスを残しつつ完成までもっていってほしい(MV制作とかでたくさん枚数ほしいときにこういったことしたくなる)

  • ファンタジーの小物のデザインが欲しい(発想がなかなか出てこないので)

それぞれができるのか試していきたいと思います。

雰囲気とかある程度決まってるけど、アングルとかデザインとかが浮かばないときにアイデアが欲しい

がっつり利用

はい！こんな感じ。手を動かしていたのは1時間半くらいでしょうか。

元イラスト。こっちのほうが好きという方もそれなりにいそう

タイムラプスも置いておきます。
シンプルに氷のエフェクト自体の書き方の勉強にもなりますね。また、普段そもそもこういったがっつりファンタジーを書かないこともあり、引き出しがないので、とっても助かります。

デザインラフとして利用する

「なんか天使が飛んでるような絵を描きたいんだよなー。森の中でふわふわ飛んでて、光に包まれてて…」
すごいざっくりとしたイメージはあるものの、絵に落とし込むとなると、引き出しが自分の中にないのでいろいろポーズ写真集とか、今あるイラストを探したりとかしながら自分の中のイメージを固めていって書く…となります。イメージがどんどんと膨らんでいって楽しいですが、結構時間かかりますよね。
プロンプトを起こしていってみます

  • ＜全体のフォーマット＞(((masterpiece))), (((best quality))), ((ultra-detailed)), (illustration),triangular composition

  • ＜主題＞Angel in the forest

  • ＜主題の補足＞Slightly flying, feathers on back, wings spread, short cut, blonde hair

  • ＜全体の補足＞overexposure

  • ＜フレーバー＞ribbons

16枚一気に生成して、出力している間に少しpropmt変更して…といったことを行ってイメージに近づけていきます。

こんな感じでデザインアイデアとしてはすぐ使えそうですね。

AIでレタッチをしてみる。

さて、ラフだけ書いて仕上げてもらうということはできるのでしょうか。

このラフ絵をそのままi2iに突っ込んで6枚生成してその中から選んでみました。

なるほどなるほどとなりますね。少しpromptでもサポートしてあげましょう。先日見つけたイラストからpromptを生成してくれるサービスを使ってみます。


a drawing of a girl in a blue dress, concept art by Nagasawa Rosetsu, featured on pixiv, rayonism, flat shading, concept art, official art

得られたこのpromptをそのまま入力して再び6枚生成してみます。

blue dressと入っているので素直ですね。コンセプトアートとも入っていますし、なんとなくデザインラフからまたラフができた気がします(なんかロゴっぽいのも見えない…？)。
単語でpromptを次のように作成し6枚作成。
Short cut, red hair, shy smile, blue cape, skirt, boots, sword in hand

あら、かわいい。ローカルに構築したStable Diffusionではなく、素直にNovel AIにぶち込んでみます。

顔と手修正したらもう使えるよね…？

promptだけで生成するとこのような系統のイラストが作成されたので、しっかりと認識してくれている模様。
なんとなく大まかなデザインラフを書いて、食べさせて形整えてもらって、そのうえでこだわりたい部分は修正して…とすると結構いい感じに利用できそうです。

こんどはもっと大胆に、上の絵と「Blue hair, wizard」と入れて出力。

素直にすごいが？自分では到底かけない完成品が出てくる。いや、素直にすごいな。どっかのキャラにいそう。

「Blue hair, wizard」だけだとこのような絵が出てくるので、なんかしらは読み取ってくれていそう。
興味本位ですが、こういった絵と「Brown hair, smile」とか入れるとどうなるのでしょうか。


化け物もいくつか生まれてるけど、いや、素直にすごいね。構図とポーズ、なんとなくの衣装はくみ取ってくれるので、構図はラフで指定、そこから仕上げはお任せみたいな用途でもしっかり使えそう。

写真の挿絵として使う

写真に挿絵を入れるだけで何か雰囲気出ますよね。

例えばこんな感じ。さっとこういったのが書けるのは本当にいいなぁと思いました。
ちゃんと書くとすると、写真を背景として、棒人間ででもラフを書いて出力したらもっといい雰囲気になりそう。

まとめ

今回はこのくらいで。もう少し試してみたいことも出てきたのでまた次回つらつらとまとめていきたいと思います！


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